健康診断を終え、、ヒルメシを食いに御徒町までやって来ました。
8月、、御徒町らーめん横丁に「桂花ラーメン」が開店したと聞きまして、、、
訪問のチャンスを狙っていたんです。
「桂花」は「こむらさき」「味千」と並ぶ、熊本ラーメンの始祖的な老舗です。
新宿や渋谷など、都内にも支店はありますけれど、、、
やっと、ワタクシの日常の行動圏内に進出してくれました。
九州豚骨は福岡県の久留米が発祥で、それが博多に伝わったと言われます。
それとは別に、久留米から熊本に伝わったのが、熊本ラーメン。
博多豚骨と比べると、、、
スープに鶏ガラも使う事、スープを日ごとに使い切るので豚骨臭が無い事、
ニンニクやマー油をドッサリ使う事、、、そして博多ラーメンより麺が太い事。。
そのあたりが違うんですって。
で、、コチラのメニューを拝見。
定番の「桂花ラーメン」、一番人気の「太肉麺」、辛そうな「赤桂花ラーメン」、、、
そして真っ白スープの「阿蘇ラーメン」なんてあたりが目につきますね。
残念ながら、、、味噌ラーメンはありません。。。
実は、「阿蘇ラーメン」というメニューが気になっていたんです。
阿蘇山は、九州を旅するライダーの聖地みたいな位置づけで、
ワタクシも何度も訪れ、酒を酌み交わし、、思い出の地なんです。
で、、その阿蘇ラーメンの特徴は、、、、
スープそのものを楽しむ為に、あえてマー油を封印した、塩豚骨なんです。
でも、、その白いスープが、この日は仇になりました。
だって。。。。バリウムを飲んだ後ですので、、、キモチ的に、ちょっと。。
なので、、「桂花ラーメン」900円にしました。
具材はチャーシュー、ネギ、メンマ、茎ワカメ、茹で玉子。
スープ面に漂うマー油が、独特の存在感を示しているんですよ。ごくり。
卓上のイヂクリグッズは、コショウと辣香(ラーシャン)。
ラーシャンとは、桂花独自の唐辛子で、、、、
ニンニクやゴマが調合されているんですって。
それはそれでンマそうではありますけれど、、、
おろしニンニクも、ドッサリと入れたい気分です。
「にんにくあります。声掛けてください」
とあるので、、、スタッフにお願いすると、、、、
こんな感じで出てきました。
良識をもって、タップリ入れさせて頂きましょう。
イマドキのニンニクは、以前に比べて圧倒的に臭いませんですよね。
このニンニクも、そのタグイです。
なので、安心してブチ込みました。
スープは豚骨醤油。マー油独特の香ばしさが、食欲をソソリまくりですよ。
そんなスープが、硬茹でのストレート麺に、良く馴染むんです。
麺は、博多豚骨のソレを一回り太くしたような感じのやつでして、
味わいは博多と同じながら、食感が、やたらめったらタノモしいんです。
目を剥いて麺をススり、具材をカヂり、ドンブリを抱えてスープをムサボり、、、、
「このラーメン、とっちゃうまかくて感激したばい!」
などと叫ぶしかありませんでした。(イメージです。叫んでいません)
あ、、父方祖母が熊本出身です。。
かつて、佐賀県出身の店主が営む家系ラーメンの店に出向いた際、
佐賀ラーメンって、どんなラーメンなのかを聞いた事があったんです。
そしたら、その店主は、、、
「佐賀ラーメンの特徴かぁ。まあ、博多ラーメンの美味いヤツだな」
などと仰せになり、、周囲一同、、みなズッコケました。
「博多や久留米のラーメンは臭っせぇだろう? 佐賀じゃそういうのはムリだ」
「久留米と似たようなもんだけど、佐賀のはニオイが全くしないなぁ」
「佐賀のラーメンはスープもキレイだよぉ」
「久留米と似たようなもんだけど、佐賀のはニオイが全くしないなぁ」
「佐賀のラーメンはスープもキレイだよぉ」
などと続いたのですが、、、
熊本ラーメンもソレに近いように思えます。
以前、浦安の分田上という店で、
「昭和30年代の熊本ラーメンを再現した」というラーメンを食べました。
それも臭く無かったですね。
クセが無いのにノペっとせず、フトコロの深さすら感じる一杯でした。
熊本ラーメン、、、、恐るべしですね。
さて。。
桂花ラーメンがココに入ったという事は、、出ていく店があった訳です。
それは、担々香麺 紅棗(アカナツメ)御徒町店。
キケンな辛さの「担々香麺」が印象歴でした。
その前は「魚と豚と黒三兵 御徒町」、そのまた前は「チラナイサクラ」、、
次々と店が変わっている場所なんですよ。
御徒町らーめん横丁の5店舗の中では、鬼門の場所なのでしょうか。。
あ、、隣の「わ蔵」の場所も3店目でしたっけ。
その「わ蔵」は、博多とんこつをアピールする店ですので、、、、
熊本と博多の食べ比べも楽しいかもしれませんですね。
【御徒町らーめん横丁 かつて存在した店】
店舗情報:
この記事へのコメント
narayama2008
九州のラーメンと聞くと博多の豚骨ラーメンが思い浮かびますが、熊本ラーメンは博多の豚骨とはまた違うのですね。ぜひ食べてみたいですね(^^)
おぎひま
いわゆる九州豚骨は久留米が発祥ですね。
創始者は、隠す事なく製法を弟子たちに教えた為、
九州全体に広まったと言われています。
弟子たちは、それぞれに独自色を加えたものと思われます。
ゆけむり
でもよく読んだら塩豚骨ではなくノーマルの熊本ラーメンにされたようですね(^_^;)
実は本場の熊本ラーメンは食べた事ありませんが、秦野のなんつっ亭は食べた事あります
ダメですかね?
おぎひま
阿蘇は、またの機会にします。
なにしろ、、バリウム直後でしたから、、、、
白い液体は、ちょっと。。。
なんつッ亭も、かつて御徒町らーめん横丁に出店していました。
ネオ熊本ラーメンという感じで、ワタクシは好きでした。
創業者の古谷さんは、情熱ある人でしたけれど、、、
カンバンごと「せい家」売り渡してしまいましたので、
今は無関係。。
それ以降、なんつッ亭のラーメンは食べていません。
味が変わっていない事を願うばかりです。
山ちゃん
いや~あっ、バリウムの後は豚骨醤油のラーメンでお釣りの清算でしたか。次々と入れ替わるラーメン屋さんが多い事に驚きです。
おぎひま
ラーメン屋は、やたらサイクルが早いです。
とある店主によりますと、
「何も考えずに開店する店が多すぎる」
そうで、すぎに立ち行かなくなるそうです。
商売ってタイヘンですね。。。