青海でのシゴトを終え、新橋まで戻ってきたのが16時過ぎ。。
これから昼メシです。。新橋駅前ビルあたりでササっと食べるのが簡単ですが、、
この日は駅前ビルやニュー新橋ビルを素通りし、、、柳通りに来てみました。
だって、、味噌ラーメンの気分でしたので。
この道沿いに、確か味噌ラーメン専門店っぽい店があったのを、
なんとなく覚えていたからです。。
ココです。ココ！
屋号は「北海道らーめん みそ熊」。それの新橋店ですね。
10数年ぐらい前から都内を中心にアチコチ展開し、
今は20店舗を越える北海道ラーメンの新興勢力です。
北海道からの進出店、、、ではなく、、、
創業者は東京出身で、、「ムジャキフーズ」からの独立なのだとか。
豊洲のビバホームに入っている「味噌樽」も同じですね。
一般的に、北海道のメジャーなラーメンは、、、
「札幌味噌」、「函館塩」、「旭川醤油」と言われますよね。
この店は、キッチリと その3種を揃えていました。。
なかなかヌカリはありません。
ホンモノ以上にホンモノへのコダワリを感じます。
教科書チックと言いますか、、、いわゆるステレオタイプってやつですね。
「北海道らーめんの特徴」として、、、3種のラーメンの解説がなされていました。
まさに教科書ですね。
函館：
・豚骨、鶏ガラの透明な塩味スープ
・やわらかめの中太シトレート麺を使用
札幌
・北海道札幌市発祥のラーメン
・白味噌スープに、多加水熟成ちぢれ麺を使用
旭川
・豚骨と魚介のWスープ
・スープとよくからむ低加水麺を使用
いかがでしょう。オベンキョーになりましたでしょうか。
もちろん、全ての店がコレに当てはまるとは限りません。。
基軸となるメニューは、「函館塩らーめん」と「旭川醤油らーめん」が790円。
そして「札幌味噌らーめん」が880円。
いずれも3桁円に収まっています。さすがシホン系。。
それぞれの具材豪華版や辛味噌が加わり、
スタミナ味噌、やさい味噌、炙りチーズ味噌など、味噌だけは他にも亜流がありました。
店先に「メニューリニューアル」と書かれた献花が並んでいまして、
なるほど、確かに公式サイトのものとは少し違います。
卓上のイヂクリグッズは、、、なかなか充実しているぢゃないですか。
「おろしにんにく」「おろし生姜」「海老すりごま」
「揚げたまねぎ」「揚げにんにく」「マー油」。
こんだけ並んでいますと、さぞや味変を楽しめましょう。
アレもコレもって感じですね。わくわく。
それだけではありません。
「ラーメンコショウ」「ゆずコショウ」「一味」「黒胡椒」「マヨネーズ」
そして餃子3点セットのラー油、醤油、酢が並んでいました。
全部で13種。。
何をどうしたらよいのか、、使い方が判らない？
ダイジョーブです！！！
卓上グッズの、分布図があるんですよ！！
例えば、、、、
がっつりコテコテで油少なめならば、おろしにんにくとラーメンコショウ。
がっつりコテコテで油多めならば、マー油とマヨネーズ。
そんな具合です。
でも、、、マヨネーズは、ワタクシ的にはちょっと。。。
登場した「札幌味噌らーめん」880円。
具材はモヤシ、ネギ、メンマ、チャーシュー、ワカメ。
どうです、なかなか札幌ヅラしていますね。
ワカメは少々違和感がありますけれど、、、邪魔ではありません。。
スープをススると、、、これも王道サッポロ路線！
ヒトナツっこさを感じるピチピチっとした豚骨味噌で、
ド太いベースに支えられ、白味噌の味気なさを感じさせません。
麺も、ポキポキっとした食感の札幌テイスト。なかなかよく出来ています。
誰が何と言おうとも、これは札幌ラーメンですよ。
マチガイございません。
あまりにも、マニュアル通りにまとまり過ぎちゃってる感はありますが。。。
ならば、少しヤンチャにイヂクリましょう。
おろしニンニク、揚げたまねぎ、柚子胡椒、マー油をドッサリと。
前出の卓上調味料の分布図なんぞオカマイなしに、、
ワタクシがスキなモノをブチ込んだだけです。
まあ、それでイイんぢゃないでしょうか。好きな味になる訳ですし。。
何だかんだでドンブリはカラッポになりました。
残せったって、、、、そんな残酷な。。
だって、16時まで昼メシのオアヅケを喰らっていたんですから。。。
清く正しく、お酌も出来る札幌味噌ラーメンでした。
そもそもご当地ラーメンなるものは、最初っから様式が決まっている訳ではなく、
アレコレ紆余曲折の上に、なんとなく方向性が固まっていくものだと思います。
コチラのラーメンは、固まった後からソレを模したのですから、
教科書通りになってアタリマエと言えばアタリマエでしょうね。
オモシロ味に欠けると言えばソレですけれど、、、
札幌ラーメンを味わいたい、、という希望は裏切らない一杯です。
札幌ラーメンと言えば「札幌ラーメン〇さん子」を思い出しませんか？
でも、ソレはホンモノの札幌ラーメンとは違うんです。。
札幌味噌ラーメンが全国的に注目された、その頃、、、
東京の中華屋のオヤヂが、便乗して札幌と名乗ったのが「ど〇ん子」の始まり。
北海道に行った事もなく、全くの独断で作った味噌ラーメンなんです。
それは、創業者ご本人が語っているのでマチガイありません。
「札幌を知らない自分の味噌ラーメンが、やがて札幌の味になる」
などと、自信満々だったんですって。
実際、「どさ〇子」の味噌ラーメンは、そんなんですよ。
正直、、、、札幌ラーメンとは似ても似つかず、、、
共通点は、味噌味って事ぐらいでしょうか。
麺も違うし、味噌は思いっきり赤味噌でしたし。。。
一時期は、全国で1200店舗にも達した「どさん〇」も、、、
上場も廃止され、、経営権も移管し、、
今や200店足らずまで衰退しています。。
あ、、札幌とかいうのをヌキにすれば、
古き良き、そして懐かしき味噌ラーメンとしてキライではありませんです。。
↑は、味噌ラーメン発祥の店と言われる、札幌の「味の三平」の味噌ラーメン。。
↓は、〇さん〇 八重洲店（閉店）で食べた、「47年版の復刻ラーメン」です。
店舗情報：
この記事へのコメント
ゆけむり
初めて聞きました
もしかしたら都内だけなんでしょうかね？
どさんこ子懐かしいですね～
キライじゃなかったですが、今は近隣では全く見かけなくなりました
でも元どさん子なんだろうなってお店はボチボチ見かけます
こちらは味噌、醤油、塩と勢揃いなんですね
できたら「これを食ってくれ」と言うような感じで、味噌なら味噌一本で勝負してほしいような気もしますが、その時の気分に合わせられるので色々味があるのもまた良いかもですね
おぎひま
アチコチでポツポツ開店してきましたので、名前は知っていました。
東京中心ですが、神奈川に2店（綱島と綾瀬）、
なぜか大阪に1店みたいです。
複数の地域のラーメンを揃える手口は、シホン系に多いですね。
単独店舗では、手間がかかってムツカシいのでしょう。。
凡・ハヤト
それぞれの街でラーメンに特徴があるのですね。
コテコテの味噌ラーメンも捨てがたいものです。^^
narayama2008
札幌の味噌は有名ですが函館は塩、旭川は醤油なんですね。
それぞれのラーメンが1,000円以内というのは物価高のご時世、有難いですね（^^；
イヂクリグッズのマヨネーズ、ラーメンにマヨネーズですか・・・人気のある調味料なので好きな人もいるのでしょうね（^^；
おぎひま
ご当地ラーメンは街おこしになりますから、
アチコチで大々的にアピールするようになりました。
中にはムリヤリなものもありますね。。
ワタクシは、どこの地域のラーメンであっても、
味噌ラーメンであれば満足です。
おぎひま
北海道では、他の地域にもアレコレご当地ラーメンが名乗りをあげていますけれど、
全国的に有名なのは、その３つです。
マヨを入れるのは、まぜそばと言うイメージながら、
ココのメニューにはソレはありませんでした。。
山ちゃん
いや～あっ、１６時までお昼がおあずけとはご苦労様でした。でも、札幌味噌ラーメンに辿り着いて何よりでしたね。値段も880円、麺大盛無料とはリーズナブルな価格ですね。
おぎひま
連続した時間が必要なシゴトでしたから、
最初っから判っていたのでキモチ的にはキツくなかったです。
ココの味噌ラーメンは、正直なところ、、、、
最初っから期待をしていませんで、
イブクロが落ち着いて良かった。。程度の感想です。。