9月、マナムスメの高校の文化祭を見に行った時、、、
銚子電鉄ぬれせんべいを売ってる模擬店がありまして、、、
ソコで買った菓子がコレ。
これも銚子電鉄が手掛けた製品で、その名も「まずい棒」。
「やおきん」の人気菓子、、「うまい棒」の、完全パクリぢゃないですか。
販売者は「銚子電鉄株式会社」とありますね。
銚子電鉄は、恒久赤字、親会社の破産、前社長の横領など
まさにヒサンを絵に描いたような状態に陥り、、
2006年に、車両の保守点検費用が払えなくなる危機に直面。
「ぬれ煎餅買ってください。電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
「ぬれ煎餅買ってください。電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
などと、副業のぬれ煎餅の購入をネットで訴えたところ、、、
全国の鉄道ファンから注文が殺到し、、奇跡的に危機を脱出!
それは、もはや古き良き昔ばなしですね。
今や、鉄道収入よりも菓子の売り上げのほうが遥かに多く、、、
分類上は食品会社なのだそうです。。
やがて販売数が頭打ちになった ぬれ煎餅に続く新製品として、
2018年に登場したのが、この「まずい棒」なんですって。
中身は、、、やっぱり「うまい棒」そのまんまですよ。。。
フツーに、「やおきん」とのタイアップ製品なのかと思ったら、、、
そうではないみたいです。。。
もちろん、販売前には 「やおきん」に挨拶に行き、、
お互いに関知しない、、、要は見て見ぬフリという事で話がついたそうです。
まあ、「うまい棒」も、名前やキャラのデザインとかパクリっぽいですので、
キモチが通じるものがあったのかもしれません。。。
決して、菓子としてマズいとアピールしている訳ではなく、、
マズいのはカイシャの経営状況だと言う自虐ネタ。。
キャラクターのデザインが、どこかで見た事あると思ったら、、、
ホラー漫画家の日野日出志さんの絵ですよ!
これはパクリではなく、ご本人にキチンと依頼して描いてもらったのだとか。
キャラの名前は「まずえもん(魔図衛門)」。ちょっとホラー入ってましょうか。
スイートポテト、コンソメ、チーズ、ソース、チョコ、きんぴらごぼう、うなぎ、、、
様々な味が揃い、本家うまい棒にも負けないラインナップではありますが、、
値上げしたとたんに「きまずい棒」と名前を変えた製品もあるみたいです。
イロイロ考えますね。。
基本的には、、ほぼほぼダジャレですな。。
やれやれ。。
とにかく、、、、、
あの手この手で鉄道を維持してくれているのですから、
その苦労にはアタマが下がります。
ワタクシは京王線沿線で生まれ育ちまして、、、
その当時、ワタクシも乗っていた車両が、ココで現役なんですよ!
それだけでも嬉しいぢゃないですか!
機会があったら乗りに行きたいです。。
2匹目のドジョウ狙いなのか偶然なのか、、
同じ千葉県内の「いすみ鉄道」でも、菓子を販売していまして、
これも、同じ模擬店で買いました。
いすみ鉄道は、JR「木原線」を引き継いだ第三セクターで、
あの手この手で恒久赤字と戦っている状況は、銚子電鉄と同じですね。
この「い鉄揚げ」なる煎餅は、2008年から販売開始しているそうです。
木更津と大原を結ぶツモリで「木原線」としたものの、、
それが叶う事なく廃止が決まり、、どうにか三セクで生き残ったいすみ鉄道。
社長を公募したり、訓練費自腹を条件に運転士を公募したり、
列車内でゴチソウを食べられる「レストラン列車」を走らせたり、、、
銚子電鉄よりも鉄道寄りの企画で、アレコレ頑張っている感はあります。
今ではレストラン列車は国内アチコチで走っていますけれど、
いすみ鉄道では2013年からの運行していまして、
元祖と言われる肥薩おれんじ鉄道のソレと、ほとんど同時期なのですね。
ワタクシ的には、ゴチソウが主目的のレストラン列車よりも、
移動がメイン、、昔ながらの食堂車のほうが旅情をかきたてられますが。。。
これが「い鉄揚げ」。それのカレー味です。
ぬれ煎餅なのですが、揚げてあるので銚子電鉄のソレとは別路線で、、
煎餅屋仙七の濡れせんべいに近い味わいです。
色々な菓子がある中、なぜコチラも濡れせんべいを選んだのかは判りませんですが、
やっぱり、2匹目のドジョウなのでしょうかね。。
まあ、いずれにしても、、、、
いつまでも、鉄道を維持してほしいものです。
この記事へのコメント
ゆけむり
本家には一応あいさつに行っているんですね
それでいてお互い関知しないとは太っ腹じゃないですか
本家には追い付けないと言う自信があるんでしょうね
以前家系総本山の吉村実氏のテレビでインタビューで、吉村家のチャーシューの作り方を公開したんです
インタビュアーは「公開して良いんですか?」と、あたかも企業秘密だと言うセリフを引き出したかったのでしょうが、実氏は「お前バカか?、真似できるもんなら真似して良いんだよ、何なら作り方教えてやるよ」「みんなが向上心を持って家系ラーメンのレベルが上がるんだったらそれで良いんだよ」と言っていました
絶対の自信があるんだなと感心したものです
実氏に色々とおまけやサービスをしてもらったんですが、もう何年も会って無いので恐らく自分の顔なんか忘れちゃっているだろうと思うと少し悲しいです
narayama2008
地方の私鉄は乗客減で様々なアイデアで集客を図っているのですね。
銚子電鉄の「まずい棒」は経営がまずいってことなんですね~(^^;
いすみ鉄道は花と車両を撮った写真をよく見かけます。国鉄時代の車両が使われているのですね。国鉄時代の車両は無くなる前に乗りたいですね。
凡・ハヤト
地方の鉄道屋さん、頑張っていますね。
おぎひま
なるほど、吉村社長は太っ腹ですね。
そのココロイキで、家系の商標も取らなかったのかしらん。
ORコードを発明したデンソーも、普及を優先して特許権を行使しないと宣言してますね。
コチラも太っ腹です。
あ、、、デキる商売人が客を見る目はダテではありません。
たぶん吉村家を訪問すれば、、
「よぉ! 久しぶりぢゃないか!! どうした!」
なんて声を掛けられますよ。きっと。
おぎひま
ローカル私鉄は、事あるごとに廃止を検討されるぐらいですから、
どこも必死なんでしょうね。
銚子電鉄の社長も、「ふざけている」と指摘されても、
「真剣にふざけてます!」
なんて答えるそうです。
国鉄時代の車両は、イマドキに比べると居住性は悪いですけれど、
何とも言えない旅愁を感じます。
そういう時代の旅が懐かしいです。。
おぎひま
そうでもしないと存続できないのは、交通機関としての使命を失いつつあるのだろうとは思いつつ、、、、
でも、頑張って欲しいです。ロマンです。
山ちゃん
いや~あっ、銚子電鉄の「まずい棒」どんな味なのか?興味がそそられますね。それにしても、どこの地方鉄道も経営に四苦八苦しているようですね。もうラッピングで集客力を上げるなんて昔話ですね。
おぎひま
まずい棒は通販でも買えますけれど、
送料を出してまで、、、、、だと思います。
機会がありましたら、で良いのでしょうね。
大手から零細まで鉄道会社はキツいみたいで、、
それも時代の流れでしょうか。