学園祭で「フィーリングカップル」を実施する、我がサークル(のようなモノ)。
どうにか大型電光マシーン(全手動)も完成させ、、
いよいよ、その当日がやって来ました。
学園祭は2日間。実施するのは午前と午後、、都合4回の公演にキマリ。
せっかくだから、もっと回数を増やせばよかった?
いえいえ。。例年、、思ったほどに参加希望者は集まらず、、これで精一杯。。
やっぱり、実際に人前に出るとなるとコッパズカシいんでしょうかね。。
これは、ウン十年も前の昔話でございます。。
とにかく、、学園祭を見に来た人々を説得して参加者を集め、、、
司会は、我がサークル(のようなモノ)の「リーダー」が担当しました。、、
イケイケ兄さんっぷりを発揮し、、観客のツカミはOK、、、だったかと思います。。
全手動のスイッチさばきも、キッチリとコナしてくれました。
そして、、2日目の最終回、、、
「オトコの参加者が足りないから、人数合わせでオマエが出ろ!」
ワタクシに、そのような指令が下ったのでした。
最終回が人数不足で中止になるのは耐えがたく、、、
「しょうがねぇなぁ。。ぢゃあ出るわ。。」
などと答えるワタクシ。。。
正直、、、内心ではドキドキでウハウハだったのです。
ワタクシが選ばれたのは、大型電光マシーンを造り上げたゴホービであり、
春先に我がサークル(のようなモノ)が企画した合同ハイキングで、カノジョが出来なかったナグサメもあったのかもしれません。
【学生時代・セーシュン物語 過去記事】
男女11人・西武沿線セーシューン物語【1】もうウン十年前の恋バナです。
https://ogihima.seesaa.net/article/503669771.html
男女11人・西武沿線セーシューン物語【2】打ち上げの日の、その夜に。。。。
https://ogihima.seesaa.net/article/503675293.html
学園祭でフィーリングカップル5 VS 5【1】指令、、電光マシーンを準備せよ!
https://ogihima.seesaa.net/article/505079371.html
学園祭でフィーリングカップル5 VS 5【2】高性能・自慢の大型電光マシーンは、、、全手動。。。
https://ogihima.seesaa.net/article/505087260.html
ワタクシに宛がわれたのは、5番の席。
テレビの「フィーリングカップル」の場合、、席順には意味がありまして、
1番がリーダー格、、そして5番がボケ役なんです。
なにしろ、関西ローカルから全国ネットに出世した番組ですから、、
ボケ無しでは終われない、関西気質が沁み込んでいる訳ですよ。
イイでしょう。力いっぱいボケましょう。
ボケにボケて、、、ぢょしのココロも掴んぢゃいましょう。
それが合同ハイキングの失敗に繋がった事も忘れて。。。。
すると、、アリガタい援軍が登場しました。
女子席のマイク担当を務める、ナンバー2格の「イシマル」です。
ヤツは、発言する女子にマイクを向ける役目なのですが、
要は、女子のスイッチ操作がバッチリと見えちゃう立ち位置なんですよ。
「オマエを選んだぢょしが居たら、サインを送ってやるから」
そんな申し出だったんです。
「オレなんか選ばれないよぉ」とか「そんなズル、しなくてもイイよ~」
などと言いながらも、、、結局は、イシマルとサインを決めるワタクシ。。
ドキドキ。。
いざ、、参加者が席に着くと、、、
ややや! 女子席の1番2番に、和服姿のキレイドコロが座っているんです。
どういう事かと思ったら、、、
女子大の茶道部と共同で「茶の湯体験」を実施しているグループがありまして、、
派遣されてきた女子にお願いして、フィーリングカップルに参加してもらったとの事でした。
まあ、人数合わせですね。。ありがとうございます。。
そしてスタート。。
何をどう喋ったのか、、全く覚えていません。ウケたのか滑ったのかも。。。
いよいよ、スイッチONの時間になりましたけれど、、
イシマルからは、、何のサインも送られてきません。
要は、、誰もワタクシを選ばなかったという事で。。
ならば、、もう何番を選択しても意味が無い訳ですな。。。。
結局、、、最終回は、、カップルが一組も出来ないまま終了しました。
参加者も観衆も去った後、、、、
「ゴメン!!!」
イシマルが駆け寄ってきました。。
ななんと、ひとりがワタクシを選んでいたのに、サインを送り忘れたと。。
そのゴキトクな ぢょしは、、1番!
茶道部の、和服姿のキレイドコロだったんですって。
おのれぇ! イシマル! どうしてくれよう!!
などとイキドォっている場合では無いハズ。
ワタクシは、役目を終えた大型電光マシーン(全手動)を後にし、、、
「茶の湯体験」の茶室に飛び込んだのでした。
あくまでも、、フツーの参加希望者という立場でですよ。
バラックながらもコザッパリと整えられた茶室のワビサビ空間に、
あの1番のぢょしが座っていました。。
カノジョはワタクシを見て、ちょこっとだけオドロいたように見えました。
まあ、たかが学園祭のゲームですし、、真剣に選んだ訳では無いでしょう。。
自分が選んだ相手が誰だったかも、覚えていないかもしれません。。
ワタクシはカノジョから簡単なお作法を指導され、、
茶を飲み、、菓子を食い、、、、そして礼を言って立ち去るのみでした。。
本格的な茶の苦さを、思いっきり知らされただけ。。
セーシュンです。切ないまでにセーシュンです。
その年の文化祭を最後に、「フィーリングカップル5 VS 5」は開催されず、、
大型電光マシーン(全手動)は倉庫にブチ込まれ、そのまま放置されていたハズです。
ところが、、
2年後、、、サークル(のようなモノ)の後輩から、
「あの大型電光マシーンを復活させる」
という報告がありました。
聞けば、近くの女子短大から、大型電光マシーンを貸して欲しいと依頼がきたそうなんです。
自校の学園祭で、「フィーリングカップル5 VS 5」をやりたいからだとか。
「使うのは勝手だけど、、手直しは必要。女子短大生にはムリぢゃね?」
そのように心配しつつ、、
「オレサマの出番か? グフフフフ。。」
などとも期待したワタクシ。
マシーンの復旧や指導の為に女子短大に出向き、、ササっとマシーンを立ち上げるワタクシの姿に
「アラァ! センパイ、、ステキィ!!」
なんて展開もあるかもしれないぢゃないですか!
繰り返しになりますが、、
オトコもオンナも、カノジョやカレシが欲しくてたまらないオトシゴロのハズですから。。
ところが、、、ワタクシが呼び出される事はありませんでした。
風のウワサでは、「フィーリングカップル5 VS 5」は行われたらしく、、
コーハイ達は、自力で解決しちゃったのですね。
まあ、全くフクザツではない、、全手動でしたし。
それを最後に、、、このマシーンの話を聞く事自体も無くなり、、、
ワタクシの学園祭・セーシュン物語は、自慢の大型スーパー電光マシーン(全手動)と共に朽ち果て、、
静かに終わりを告げたのでした。。
【学生時代・セーシュン物語 過去記事】
男女11人・西武沿線セーシューン物語【1】もうウン十年前の恋バナです。
https://ogihima.seesaa.net/article/503669771.html
男女11人・西武沿線セーシューン物語【2】打ち上げの日の、その夜に。。。。
https://ogihima.seesaa.net/article/503675293.html
学園祭でフィーリングカップル5 VS 5【1】指令、、電光マシーンを準備せよ!
https://ogihima.seesaa.net/article/505079371.html
学園祭でフィーリングカップル5 VS 5【2】高性能・自慢の大型電光マシーンは、、、全手動。。。
https://ogihima.seesaa.net/article/505087260.html
この記事へのコメント
yona
私もよく見てました。へぇ~当時学祭でも流行ってたんですか。
20歳前後、青春真っ盛り!!
オトコもオンナも、カノジョやカレシが欲しくてたまらないオトシゴロ~
茶道部と言えばお嬢様の空気感満載!!私の息子もお熱を上げてたらしくて、偶然やり取りメールを覗き込んでしまいましたwa。
凡・ハヤト
わたしもこの番組はよく見ていました。
いい番組でした。^^
ゆけむり
懐かしいし好きな番組でした
学園祭でフィーリングカップルに出場したにもかかわらず、カップルが成立しなかったのは残念でしたね
え~、一番の女子が押してくれていたのにサイン出し忘れですか???
う~ん、良いんだか悪いんだか、でもその後ツーリングで今の幸せと出会われたわけですから、結果的には良かったのかもですね
でもやっぱり茶室の和服美人とはお近づきになりたかったですね
narayama2008
なんとフィーリングカップルにおぎひまさんも登場されたのですか。
しかも本当は和服女子に選ばれていたとは・・・(^^;
それも青春、懐かしい思い出ですね(^^)
おぎひま
観られてましたか! セーシュンですね!
そうですか、、ご長男は茶道部のお嬢様に、、
なかなかロマンではありますね。すばらしい!
結果は、、、聞きますまい。。。
おぎひま
良い番組でしたよね。
なぜだかドキドキしながら見ていました。。
おぎひま
ワクワクドキドキしながらも、、
所詮は学園祭の余興。。。
成立したカップルも、、たぶんその場でお別れしたのかと思います。
そう言ってしまったらミもフタもないですが。。
和服美人、、、ごくり。。
おぎひま
もし、、、キチンとサインをもらい、和服女子とカップル成立していたら、、
所詮は学園祭の余興。。
その場で二言三言会話する程度で、、そのままサヨナラだったかと思われます。。
中村裕司
この番組だったか、同じような大学生が競う番組では、京都産業大学がお笑いのポジションだったのを覚えています。後は我が母校の近畿大学が京都産業大学についでお笑い担当だったかな。
後に京都産業大学の人と親しくなりましたが、確かに面白い人でした。
おぎひま
結果は、、、まあ、そんなものですね。。
何も期待はありません。。。
京都産業大は、まさにお笑い担当!
関東からも、そういう目で見られていました。
そういうのも、ひとつのウリですよ。