バイク3台とクルマが置ける賃貸渋滞を探すものの、、
なかなか見つからないだけではなく、不動産屋からもゲテモノ扱い。。
耐えに耐え、偲びに偲んで探すうち、、、
ワタクシもカミさんも、持ち家の戸建てが良いという思いが、
フツフツと湧き出してきたのでした。
20年以上前の文章ですので、現状には合わない内容も含まれています。
マヌケなヨタ話としてお楽しみいただければ幸いです。
(原文ママではありません。読みにくい部分を多少書き直しています)
=====以下原文======
前日にカミさんが資料を貰った、建売住宅にやって来た。
同じような造りの家が、ズラリと並んで建築中で、、
あまりの密着っぷりに息苦しさを感じる程だった。
まさに、窓越しにお隣り様と手を繋げるほどなのだ。
どこからとも無く、営業マンが登場。。
「おやっ!今日はご主人様も御一緒で!!
あまりの密着っぷりに息苦しさを感じる程だった。
まさに、窓越しにお隣り様と手を繋げるほどなのだ。
どこからとも無く、営業マンが登場。。
「おやっ!今日はご主人様も御一緒で!!
どうぞどうぞ、中も見てってくださいな!!
どうぞ土足のままで!!お足元に気を付けてぇ!!」
う~む。
やはり、客はこの様に扱われるべきなのだ!!
う~む。
やはり、客はこの様に扱われるべきなのだ!!
「バイクを3台お持ちだとか。今なら間に合いますよぉ!
塀の造りを変えまして、バイクの専用スペースも作れますぅ!!!」
どの部屋を見ようとしても、巨体を揺らせて汗を拭きながら、
どの部屋を見ようとしても、巨体を揺らせて汗を拭きながら、
もみ手でピッチリとついてくる営業マン。
「2階も見ていいですか?」
「どうぞどうぞ!!でも、気を付けてくださいよぉ!!!」
まだ階段が出来ておらず、掛けて有るハシゴを使ってよじ登る。
さすがにここまではついてくる事が出来ない巨体営業マン。。
「2階も見ていいですか?」
「どうぞどうぞ!!でも、気を付けてくださいよぉ!!!」
まだ階段が出来ておらず、掛けて有るハシゴを使ってよじ登る。
さすがにここまではついてくる事が出来ない巨体営業マン。。
それでも、、ひたすら一階から叫び続けている。
「どうですかぁ~!!!お気に召しましたかぁ~!!!」
いかにも作った感じのサワヤカ声が、木の香りの立ち込めた部屋の中にこだまする。
「ぜしぜしご検討下さいよぉ!お早めにご返事下さいよぉ!!
「どうですかぁ~!!!お気に召しましたかぁ~!!!」
いかにも作った感じのサワヤカ声が、木の香りの立ち込めた部屋の中にこだまする。
「ぜしぜしご検討下さいよぉ!お早めにご返事下さいよぉ!!
徒歩10分位の所に、既に完成している我が社の物件もありまして、
そちらにはオープンハウスもございます。
資料をお渡ししますから、そちらも見ていって下さいな!!
ワタクシの名前を出して頂ければ結構ですから。
でも、買うならこっちですよぉ!!こっちの方が全然良いですからねぇ!!!!」
巨体営業マンに免じて(?)、折角だからそちらも見てみる事にする。
駅からはかなり遠くなってしまうけど、まあ、見るだけだから。
「いらっしゃいませぇ!!どうぞどうぞ!!」
さっそく、神経質そうな中年営業マンが飛び出してくる。
「さあ、まずは中をご案内いたし・・・・・うっ!!!!」
我々が手に持った、巨体営業マンから貰った資料を目にした途端、動きが止まる中年営業マン。
「お・お客様、そりはどこから・・・・」
「えっ?○○町の建て売りの所で、御社の巨体さんから・・・」
「さ・さいですか。」
プイッと何処かに行ってしまう中年営業マン。
いったい何があったのだ!!!
訳が判らないまま、勝手に中を見ようとすると、今度は別の若手営業マンが揉み手でやって来る。
「いらっしゃいませ!!!」
そこへ、再び顔を出した中年営業マン!!!
「おぅいっ、若手君、その人達は良いんだ!!巨体君の客だから。」
な・なんなんだ!!
このあからさまな対応は!!!
縄張りだか個人のノルマだか知らないけれど、、、
建て売りには建て売りのヘンな掟が有るのだろうか。。。
ふたたび駅を目指して歩く。
なんだかんだで昼飯も食いそびれているし、早くメシを食おうと早歩きになるが、、
それでも通り掛かりの不動産屋に反応し、シッカリとウインドーの物件をチェックをする。
そう、我々夫婦は、既にそういう体になってしまったのだ。
『中古住宅 ○○○○万円。ルーフバルコニー付き』
これにカミさんの目が止まる。
カミさんはルーフバルコニーが大好きなのであった。
「ねぇねぇ!これ、見てこうよう!!!」
ここからそれほど遠くないし、地図を貰ってルーバル屋敷に向う。
「え~とぉ、次の次の十字路を右に・・・・」
その時であった!!!!
「ちょ・ちょっと見てぇ!!!!!」
全く偶然通りがかったマンション。
3階建てが3棟並んでいるのだけれど、、、、
3階建てが3棟並んでいるのだけれど、、、、
信じられないほどユッタリとしたスペースの使い方で、まるで校舎と校庭なのだ。
そしてあちこちに停めてある、居住者の物と思われるバイク!!!。
こ・これは・・・・・
敷地の入口には『入居者募集中』の看板!!
早速そこに書かれているD不動産にデンワ。
「はぁい。それじゃ今からカギ持って向いますからぁ」
待つ事しばし、クルマで現れたのは若いおねえちゃん、しかもミニスカ着用なのだ!!
ちょっぴりB不動産の悪夢がアタマをよぎる。
そしてあちこちに停めてある、居住者の物と思われるバイク!!!。
こ・これは・・・・・
敷地の入口には『入居者募集中』の看板!!
早速そこに書かれているD不動産にデンワ。
「はぁい。それじゃ今からカギ持って向いますからぁ」
待つ事しばし、クルマで現れたのは若いおねえちゃん、しかもミニスカ着用なのだ!!
ちょっぴりB不動産の悪夢がアタマをよぎる。
「それじゃ、さっそく中を・・」
団地風に比べれば、一部屋少ない。
その分家賃はちょっぴり安いのだけれど。
「んにゃあ?」
風呂をチェックに行った、カミさんが叫ぶ。
な・なんと!念願の追い炊き式だぁ!!!!
(今度こそ良いんじゃない?)
協議の結果、バイクの事を打ち明ける。
C不動産の茶髪君の様な反応じゃ無ければ良いのだけれど・・・
もちろんB不動産の反応は問題外だ。。
「バイク?何台ですかぁ? 3台? それじゃ大変だったでしょうね。」
おおっ!!
今までに無い穏やかな反応!!!
「何てバイクですかぁ?あたしも乗るんですけどぉ・・・・」
な・仲間だぁぁぁぁ!!!!
でも、このおねえちゃんは大家では無いのだ。
問題は、ココの大家の考え方なのだ。
「で・で・で、ここのマンションは、バイクOKなんですかねぇ・・」
「ジャマにならない様に停めて下さいね。駐輪代? 要りません」
即決!!!!!なのであった。
一階の角部屋。
ベランダから荷降ろしが出来る便利さ!!
クルマの駐車場まで徒歩6歩!!
裏のスペースは我が家の庭の様な物で、BBQだって出来ちゃいそうなのだ!!!
二ヶ月にも及んだ家探しに、遂に終止符が打たれる。
ここを見付けたのは偶然とは言え、カミさんの行動力がもたらした幸運に違いない。
ますますアタマがあがらないよう。。
新居決定祝に、二人で寿司屋でカンパイ!!!
ビールだってグビグビと!!
そしてもちろん、BAKA夫のオゴリなのであった。
ここを見付けたのは偶然とは言え、カミさんの行動力がもたらした幸運に違いない。
ますますアタマがあがらないよう。。
新居決定祝に、二人で寿司屋でカンパイ!!!
ビールだってグビグビと!!
そしてもちろん、BAKA夫のオゴリなのであった。
【ブログ版 追記】
もちろん、、、ソッコーで、このマンションに入居しました。
いざ住んでみたら、、、われらが3番目の棟は、、、
隣接する物流倉庫から深夜にトラックが出入りし、、
住環境としては、あまりヨロシくなかったんです。
ワタクシもカミさんも、それほど騒音は気にならないタチでしたけれど、
この部屋は、やたら入居者が変わるらしく、、、
やっぱりワケアリ物件だったのかもしれません。
バイクが3台だとかいうヤッカイな客(ワタクシども)でも、
空けとくよりは、とにかく契約させちゃいたかったのでしょう。
それでも、それなりに楽しく暮らしましたよ。
実際にBBQなんぞもやっちゃいましたし、
ヒョイっと柵を乗り越えれば、ソコにあるのはくるまやラーメン。
便利に通いましたですとも。
あ、長男坊も、ココに住んでいる時に生まれました。
もちろん仕込んだのもココです。。。あ、誰も聞いてないですね。
そして、、、我が家は1年3ヶ月ほどで、ココを出たんです。
その理由ですか?
入居してから半年後、、、たまたま見かけた建築条件付きの土地をカミさんが気に入り、、
一戸建て、、、本格的なスゥイートホームへの道がスタートしたのでした。
そのハナシは、メインサイトにもありませんので、、
そのうちに書き下ろしの続編になるかもしれません。。
この記事へのコメント
凡・ハヤト
愛の巣とは、良いものですね。^^
おぎひま
それでも、山あり谷ありです。。。
narayama2008
バイク3台を置ける住まいが見つかって良かったですね(^^)
その後にスゥイートホームへの道が始まったのですね~
おぎひま
で、、、戸建てにはキッチリとスペースを作りました。
今はバイクはすべて手放し、、、カラッポです。。
山ちゃん
いや~あっ、奥さんの目利きは素晴らしいものがありますね。取り敢えずは、バイクも家具類も全て格納出来て、住む所が確保できて何よりでした。
おぎひま
ホントに、カミさんの眼力に救われました。
今の家をみつけたのも、カミさんの眼力ですし。。
ドタマがあがりません。。