まもなく、マナムスメの修学旅行。
行先は沖縄です。いいなぁ。。。。
ワタクシにだって高校時代はありまして、、修学旅行にも行っています。
行先は中国地方。萩、津和野、倉敷なんぞを周りました。
とてもドタバタではありましたけれど、、、まあ、良い思い出です。
今回は、そのハナシをメインサイトから拾ってきました。。
イマドキの公序良俗を鑑み、けっこう手直ししています。原文ママではありません。
文中に登場する地域の描写は当時のもの。なので観光情報としての要素はゼロです。。
マヌケな昔話として読んでやってくださいませ。
======以下 本文=====
ワタクシは中学・高校共に「学ラン」で、修学旅行も制服で行動させられました。
当時、千葉あたりの中学生は、ジャージ姿でディズニーランドに遠足に行かされてましたから、
当時、千葉あたりの中学生は、ジャージ姿でディズニーランドに遠足に行かされてましたから、
それよりはマシでしょう。
もっとも今では、制服やジャージでディズニーに行く学校は皆無です。
学校側が、考え方を改めた訳ではありません。
「夢の国のフンイキをブチ壊す」という理由で、ディズニー側から拒否されるんですって。
で、ワタクシの高校の修学旅行は中国地方。
ニイハオ地域ではありません。萩・津和野の中国地方です。
ニイハオ地域ではありません。萩・津和野の中国地方です。
幹事の教師が
「今までの東北や九州では単なるバス巡りになってしまうので、自由行動をタップリ取れる形式にするのだぁ!!」
などと張り切り、試験的に選ばれた行き先でした。
自由行動といっても、5~6人で班を組まされてのグループ行動なのですが、、、
「今までの東北や九州では単なるバス巡りになってしまうので、自由行動をタップリ取れる形式にするのだぁ!!」
などと張り切り、試験的に選ばれた行き先でした。
自由行動といっても、5~6人で班を組まされてのグループ行動なのですが、、、
な・なんと、、、ワタクシがリーダーを務める班に、、、
その時たまたまフィンランドから来ていた留学生を入れられてしまったのでした。
日本語は、ほぼほぼしゃべれません。。
留学生も、修学旅行が楽しみで仕方ないらしく、、
大いにハリキっているとの事でした。
えっと、、名前は、、、、
仮称で、ナンヤネン君にしときましょうか。フィンランドっぽいでしょ?
何やかんやで、修学旅行がスタートしました。
初日はひたすら新幹線での移動で過ごし、下関の観光ホテルへ。
かなり大きなゲーセンがある観光ホテルで、生徒も教師もひたすらゲームに興じていると、
かなり大きなゲーセンがある観光ホテルで、生徒も教師もひたすらゲームに興じていると、
我が担任のセンセーさまが、明らかに泥酔した状態で現れたんです。
そしてイキナリ、、、
例の、100円を入れると前後左右に揺れるおこちゃま用の遊具、、
クルマやらウルトラマンやらヘンなケダモノやらのあれにですよ!!
ホテルの浴衣をはだけながら、ぶひぶひ乗り始めたんですよ!!!
周りがアゼンとする中、、、、
そしてイキナリ、、、
例の、100円を入れると前後左右に揺れるおこちゃま用の遊具、、
クルマやらウルトラマンやらヘンなケダモノやらのあれにですよ!!
ホテルの浴衣をはだけながら、ぶひぶひ乗り始めたんですよ!!!
周りがアゼンとする中、、、、
あまりのシュールさに居たたまれなくなった若い添乗員が、注意したんです。
「やめなさいよ!!あなた教師でしょ!!みっともないっ!!!」
やぁいっ!
おこられてやぁんの!!
「やめなさいよ!!あなた教師でしょ!!みっともないっ!!!」
やぁいっ!
おこられてやぁんの!!
翌朝、下関の観光ホテルを出ると、、、
バスは、いきなりトンネルに入りました。関門トンネルです。
おいおい、コレを出たら九州ぢゃん。九州旅行に変わったのか!!
などとイロメキたつ車内。。
確かにバスは九州に上陸しました。しましたけれど、、、
そのまま停まる事も無く関門橋を渡り、、、再び本州に戻ったんです。
コレの目的は何なのでしょう。
オマエら、一瞬とは言え九州に連れてってやったぞ! アリガタがれ!!
そういう事だったのでしょうか。。。
その結果、、、
ワタクシはしばらく、「九州に行った事ある?」なる質問をされると、、
どのように答えようか悩む事になったのです。
そのままバスは秋吉洞に向かい、ゾロゾロと洞窟見物。
しかし、日本的なベルトコンベア式見学法が慣れていないであろうナンヤネン君。。
「OH!!」「ワンダホー!!」「ビューテホー!!」
などと、いちいち立ちどまってじっくり見学しているんです。
徐々に本隊から離されていくワタクシの班。
急げ急げと煽っても通じません。。。
とうとう本隊は完全に見えなくなり、やっとたどり着いた出口には・・
担任のセンセーさまが仁王立ち!!!!
「おまえらぁ!!なにやってんだぁ!!ぶひひひひぃ!!」
そう言うのと同時に、まずはリーダーであるワタクシがパンチを食らいました。
「OH!!」「ワンダホー!!」「ビューテホー!!」
などと、いちいち立ちどまってじっくり見学しているんです。
徐々に本隊から離されていくワタクシの班。
急げ急げと煽っても通じません。。。
とうとう本隊は完全に見えなくなり、やっとたどり着いた出口には・・
担任のセンセーさまが仁王立ち!!!!
「おまえらぁ!!なにやってんだぁ!!ぶひひひひぃ!!」
そう言うのと同時に、まずはリーダーであるワタクシがパンチを食らいました。
団体行動を乱したという理由ですね。
暴力? そういう時代です。。
ワタクシに続いて2人目・3人目、、、、つぎつぎパンチですよ。
まあ、オシオキ程度で、、、ケガをするようなパンチでは無いですけどね。
ムカツク半面、妙に興味をソソられたのが・・・
果たしてブタ教師、ナンヤネン君にも鉄拳をくれるのだろうか? と言う事です。
彼はなぜセンセーさまが怒っているのか理解できない様子で
「OH!ナジェ、ミンナぱんちヲクラッテイルノデスカァ?」
といった雰囲気で唖然としていました。
そこへ容赦なくブヒっとパンチが炸裂!!!
ムカツク半面、妙に興味をソソられたのが・・・
果たしてブタ教師、ナンヤネン君にも鉄拳をくれるのだろうか? と言う事です。
彼はなぜセンセーさまが怒っているのか理解できない様子で
「OH!ナジェ、ミンナぱんちヲクラッテイルノデスカァ?」
といった雰囲気で唖然としていました。
そこへ容赦なくブヒっとパンチが炸裂!!!
形だけのパンチですよ。。ワタクシどもよりもユルい感じで。。
後で賢いヤツが英語で説明するものの、
「ダメデス!!ワタシ、アイツヲユルセナイ!!」
センセーさまとナンヤネン君の抗争は、その後も繰り広げられるのでした。
後で賢いヤツが英語で説明するものの、
「ダメデス!!ワタシ、アイツヲユルセナイ!!」
センセーさまとナンヤネン君の抗争は、その後も繰り広げられるのでした。
萩市内に移動し、、そこで最初の自由行動となりました。
とはいえ、完全に自由な訳ではありません。
旅行前に班単位で行動計画を提出させられていまして、その通りに周るルールです。
後で感想文を提出しなければならず、計画通りの行動は必須。。
計画段階でテキトーにデッチ挙げたコースを、ブラブラ歩く事になりました。
萩観光と言えば『松下村塾』『○○氏生家』『××氏が生活した家』、、
この様な所を順次見学するものの、、、
名前しか聞いた事が無い程度の人に由来する古屋敷を見たって、
我々アタマワルい学校の高校生にとっては、サッパリ面白くありませんでした。
しかし日本人の我々がこの有様ですから、、、
しかし日本人の我々がこの有様ですから、、、
ナンヤネン君に至っては、全く訳の判らない市中引き回しでしかありません。。
「OH!こきたない家を次々見てるけど、これはナンヤネン!!」
一軒ごとにイライラが充填していくのが判るんです。
そんなナンヤネン君の気を静める為、予定には無かった『萩城』に向かいました。
彼は日本の城には興味あるらしく、新幹線からチラっと見えた『姫路城』にコーフンしていたんです。
それを知って喜ぶナンヤネン君。。
ところが、、、、
観光案内の看板には立派なお城の絵が書いてあるにも関わらず、
「OH!こきたない家を次々見てるけど、これはナンヤネン!!」
一軒ごとにイライラが充填していくのが判るんです。
そんなナンヤネン君の気を静める為、予定には無かった『萩城』に向かいました。
彼は日本の城には興味あるらしく、新幹線からチラっと見えた『姫路城』にコーフンしていたんです。
それを知って喜ぶナンヤネン君。。
ところが、、、、
観光案内の看板には立派なお城の絵が書いてあるにも関わらず、
実際には石垣だけの完全な城跡なんですよ。萩城は。。
天守閣のあったあたりの石垣の上に立ってみたものの、、、
天守閣のあったあたりの石垣の上に立ってみたものの、、、
ナンヤネン君は、ただただクチをパクパクするばかり。
彼のイラツキは極限に達しつつある様子で、、これは何んとなしなければなりません。
彼のイラツキは極限に達しつつある様子で、、これは何んとなしなければなりません。
すると、、たまたま通りかかった街中で『伊東博文』の銅像を発見!!。
当時の千円札は、このオッチャンの肖像が書かれていたんです。
それを知らされ、
「oh!!ワケワカラナイけど、偉いオッチャンですねん!!」
機嫌よく、千円札を手に記念撮影を始めるナンヤネン君。
フビンな行動が続くと、ささやかな出来事にでも感動するのは世界共通みたいですね。
当時の千円札は、このオッチャンの肖像が書かれていたんです。
それを知らされ、
「oh!!ワケワカラナイけど、偉いオッチャンですねん!!」
機嫌よく、千円札を手に記念撮影を始めるナンヤネン君。
フビンな行動が続くと、ささやかな出来事にでも感動するのは世界共通みたいですね。
やがて本隊と合流し、一同バスで目指したのは津和野です。
この日の宿は、観光旅館風でした。
班別に宛がわれた部屋に入ると、、、
おおっ!! ユニットバスつきの部屋ぢゃないですか!!
これに感激したのは、ナンヤネン君でした。
彼は下関・萩と続いた『大浴場』が、イヤでタマラなかったらしいのです。
フィンランドでは共同浴場に入る習慣が無く、大勢の前で全裸になる事に抵抗を感じているのに加え、
これに感激したのは、ナンヤネン君でした。
彼は下関・萩と続いた『大浴場』が、イヤでタマラなかったらしいのです。
フィンランドでは共同浴場に入る習慣が無く、大勢の前で全裸になる事に抵抗を感じているのに加え、
金髪白人の彼は、どうしても注目をあびてしまうんです。
要するに、果てしなくコッパズカシかった訳ですね。
とりあえず部屋に荷物を置いて晩飯。
教師がノーガキを垂れるのに引き続いて、宿のオッチャンからのお願いがありました。
要するに、果てしなくコッパズカシかった訳ですね。
とりあえず部屋に荷物を置いて晩飯。
教師がノーガキを垂れるのに引き続いて、宿のオッチャンからのお願いがありました。
「あのー、いま津和野では水不足でして。できれば部屋の風呂わ使わずに、大浴場をご利用頂ければと・・・・」
それを聞いた、我らが担任のセンセーさま、、、
いきなりイイコブリ攻撃に出たんです。
「よ~しっ。ウチのクラスは部屋風呂禁止だぞぉ!!」
それにタマゲタのはナンヤネン君。
「oh!!なじぇ使っちゃいけないねん!そりはイヤガラセですねん!」
水不足うんぬんを訳せる語学力が無い我々にも問題はあるのですけれど、、、
とりあえずセンセーさまに「彼だけは・・・・」 と事情を説明するものの、受け入れてもらえません。
それを聞いた、我らが担任のセンセーさま、、、
いきなりイイコブリ攻撃に出たんです。
「よ~しっ。ウチのクラスは部屋風呂禁止だぞぉ!!」
それにタマゲタのはナンヤネン君。
「oh!!なじぇ使っちゃいけないねん!そりはイヤガラセですねん!」
水不足うんぬんを訳せる語学力が無い我々にも問題はあるのですけれど、、、
とりあえずセンセーさまに「彼だけは・・・・」 と事情を説明するものの、受け入れてもらえません。
秋芳洞の時と同様、、、ナニ人だろうと区別しない自分はエラいと思っているみたいです。
もっとも、勝手にユニットバスに入ってしまっても判るハズが無いと思うのですが、
もっとも、勝手にユニットバスに入ってしまっても判るハズが無いと思うのですが、
律儀にも、、大浴場へ向かうナンヤネン君。
案の定、他の宿泊客の視線は彼の特定の部分にそそがれたのですた。たぶんですが。
「この屈辱、今に見てるねん! タダぢゃ済まさないねん!!」
いきり立つナンヤネン君。
でも、彼の苦悩の旅ははまだまだ続くのでした。
案の定、他の宿泊客の視線は彼の特定の部分にそそがれたのですた。たぶんですが。
「この屈辱、今に見てるねん! タダぢゃ済まさないねん!!」
いきり立つナンヤネン君。
でも、彼の苦悩の旅ははまだまだ続くのでした。
ココロが晴れるヒトトキがありません。。
そんな彼の感情とは無関係に、バスは次の目的地・広島を目指しました。
バスでの移動中といえば、この時代でもカラオケが王道で、、、
当然、我らがバスの中でも、マイクが行ったり来たりです。
この頃は「ピンクレディー」が消え去ったぐらいの時期だったでしょうか。
やがてマイクはナンヤネン君の席に。。。
果たしてカレは歌うのか。。しかも何を。。。
そんな彼の感情とは無関係に、バスは次の目的地・広島を目指しました。
バスでの移動中といえば、この時代でもカラオケが王道で、、、
当然、我らがバスの中でも、マイクが行ったり来たりです。
この頃は「ピンクレディー」が消え去ったぐらいの時期だったでしょうか。
やがてマイクはナンヤネン君の席に。。。
果たしてカレは歌うのか。。しかも何を。。。
みんながカタズを呑んで静まり返ると、、、ナンヤネン君は、いきなりアカペラで歌いだしたんです。
何やらフィンランドの歌らしく、、、
日本で言えば童謡のような、ゆっくりしたペースで同じ節が繰り返される曲でした。
皆、面白がって手拍子を合わせ、、バスの車内はイッキに なごやかな雰囲気に包まれました。
しかし!!!
この歌が、いつまでたっても終わらないんです。。。
徐々にまばらになる手拍子、それでも歌は続くばかり。。
「やべぇ!!ひいちまったぃ!!そろそろやめるか!!」
的な思考は、北欧には存在しないのでしょうか?
何やらフィンランドの歌らしく、、、
日本で言えば童謡のような、ゆっくりしたペースで同じ節が繰り返される曲でした。
皆、面白がって手拍子を合わせ、、バスの車内はイッキに なごやかな雰囲気に包まれました。
しかし!!!
この歌が、いつまでたっても終わらないんです。。。
徐々にまばらになる手拍子、それでも歌は続くばかり。。
「やべぇ!!ひいちまったぃ!!そろそろやめるか!!」
的な思考は、北欧には存在しないのでしょうか?
他の同級生ならば「おいっ! そろそろヤメレ!!」でオシマイでしょうけれど、
誰一人、、、ナンヤネン君に対してソレが出来ません。。
「歌えと言ったのはキサマらですねん! 歌うと言ったら歌いますねん!」
次第に、歌詞がその様に聞こえてくるからフシギです。
そして、、、怪しげな歌は、終わりが見えないまま続くのでした。

「歌えと言ったのはキサマらですねん! 歌うと言ったら歌いますねん!」
次第に、歌詞がその様に聞こえてくるからフシギです。
そして、、、怪しげな歌は、終わりが見えないまま続くのでした。
この記事へのコメント
凡・ハヤト
トップ画像の新幹線の鼻の頭がまあるいのが、なんとも古めかしくて好きです。(^^)
おぎひま
実際に乗った車両がコレだったかどうかは覚えていません。。
大阪万博に連れていかれた時は、マチガイなくコレでした!
ponies
修学旅行のようす、楽しい雰囲気が良く表現出来ていて面白いです。
次に続くのでしょうね、楽しみです。
narayama2008
マナムスメさん、修学旅行は沖縄ですか。いいですね~
沖縄は私はまだ未踏の地です(^^;
私の時の修学旅行は小学校は定番の伊勢志摩、中学は九州(別府~熊本)、高校は修学旅行はなくて、その代りに富士山登山でした。
日本のお城に興味のあるナンヤネン君、もしかして姫路城を見て他のお城もあのような城を想像したかもしれないですね~
おぎひまさんの修学旅行、思い出深い楽しい修学旅行だったようですね(^^)
おぎひま
もうずいぶん前の出来事ですけれど、
まあ、良い思い出です。
いちおう、次回で完結します。
おぎひま
ワタクシが小学校の時は日光、、、
これは定番で、長男坊もマナムスメも行っています。
中学は京都奈良で、これも定番。富士登山もありました。
高校は、コレの他にスキー教室で志賀高原。
すべて懐かしいです。。
中村裕司
関門橋を見るベストポジションが九州側だった。
それならバスは止まるのでしょうが。
かにょにょ@横歩き
関東なので小学校は日光
中学は新幹線で京都奈良
高校では飛行機に乗って九州でした。
スキーは志賀高原。(おんなじだー)
いえ、同じではない。おぎひまさんたちは萩、津和野でしたね!!萩津和野は未踏の地でございます。
昔の先生はぶちましたよね!
私等も竹刀でおしりを叩かれたことがありました!!
おぎひま
バスが止まったのは、赤信号での路上ぐらいでした。
たぶん、幹事の趣味だったと思われます。。
おぎひま
なるほど、似たような地を巡られましたね。
九州は、その時は数分だけ滞在しました。
先生の愛のムチ、、、、必要だと思います。
もちろん、状況や程度をわきまえなきゃいけません。
それを間違えると、ただの暴力です。