「アキバの上空、列車が走る。。」の続き、、、夜の部です。
夜に眺める列車の灯りって、なんだか旅愁を感じますよね。
通勤電車よりも、遠くまで走る列車のほうがなおさらで、
特に寝台列車なんぞを見かけると、、バリバリ感じまくったものです。
夜行列車が殆ど消滅した今、、、寂しい限りでございます。。
これは、特急「はちおうじ」か「おうめ」。
あまり遠くまでは行きません。どちらも終点は都内ですね。。
5年ぐらい前までは、特急券不要のホームライナーでした。。
事実上の値上げです。
中央線にも、かつては松本行きの夜行鈍行が走っていました。
ワタクシも、八ヶ岳(天狗岳)登山の時などに、何度か利用しましたよ。
独身時代、立川に住んでいたカミさんは、、、
大いに酔っぱらった帰りに乗った列車が、たまたまソレで、、、
激しく乗り過ごして、松本まで行ってしまった事もあるそうな。。
ずいぶん前に聞いた話ですが、、松本の信州大学では、飲み会で泥酔したヤツがいると、、
この列車の上り(新宿行き)に放り込む伝統があったそうです。
ソイツは深夜の中央線を走行中に、カミさんとすれ違ったかもしれません。
聖橋から眺める、、丸の内線のアップです。
東京では2番目に古い地下鉄路線で、見てのとおり、列車の上に架線がありません。
トンネルのサイズを少しでも小さくする為に、そうしたのでしょう。
列車を動かす電力は、地面に敷かれた3本目のレールから供給されます。
線路が分岐するポイント部分の構造がフクザツになる為か、、、
ワタクシがコドモの頃は、ポイント通過の際に給電が途切れて車内が真っ暗になったんです。
一番古い銀座線と丸の内線だけがそうなりましたけれど、
今はもう消えません。。。発電機を積んでるそうです。
アレはアレで楽しかったんですけどね。。
聖橋からの眺めです。
ココは中央線、総武線、丸の内線、3路線の交差を楽しむポイントです。
ひとつ下流の昌平橋からの眺める3交差よりも人気があります。
この写真も、イチオウ3列車が映っています。
ただし、、オレンジ色の中央線がホームに停車中ですので、、
交差って感じでは無いですね。。
これは、中央線と総武線、、2本とも停車中なので、なおさら映えません。。
いずれも、かなり短い間隔で列車が走っている路線ですので、
待っていれば、いくらでもチャンスはあると思います。
別に3路線が揃わなくたって、それなりに見応えがある眺めなんですけどね。
アッチにコッチに走り去っていく列車の灯り、、、、
なんとなく、「銀河鉄道999」のワンシーンのように思えてきたりしませんか?
ワタクシだけですか。さいですか。。
ずいぶん昔のハナシですが、、
初めての北海道ツーリングからの帰りの、青森県内でのヒトコマを思い出しました。
北海道に別れを告げて函館港からフェリーに乗船し、、、、
青森の野辺地港で本土再上陸を果たしたワタクシ。
その日の宿として、三沢のユースホステルに転がり込みました。
翌朝はソッコーで八戸自動車道に入り、東北道経由でイッキに東京まで帰る予定だったんです。。
宿での晩メシの後、、同宿のオネェチャンに誘われてトランプに参加したものの、、、、
北海道の旅の終わり、、そしてすぐそこまで迫ってきた日常、、そんな哀愁に浸るワタクシと、
嬉しい楽しい東北の旅の真っただ中のカノジョとの間には、
明らかにテンションの差がありました。
「ねえ!そろそろよぉ!!外に出ましょう!!」
オネェチャンからの、唐突で、そして意味不明なお誘い。
なにかと思ったら、、、、銀河鉄道が来るというのです。
ぎんがてつどぉぉぉぉ?
確かに、盛岡から三八地域にかけては、宮沢賢治な世界感が漂ってはいますけれど、
ホントに、そういうモノが来るのでしょうか。
とにかく外に出て、暗闇の中を言われた通りに進むと、、、
田畑なのか、草原なのか、やたら広い空間の奥の奥に、
マバユいばかりの光の帯が、ゆっくりゆっくり進んでいくのが見えるぢゃないですか。
あ、、、銀河鉄道! 確かにソレだ!
その正体は、数百メートル先の東北本線を走る列車の灯りです。
編成が長いので、寝台特急かもしれません。
遮るものもない空間を、音も無いまま いつまでも移動していく光を、
それが最後の一点になるまで見送るりました。
「どぉ?どぉ? 『銀河鉄道の夜』って感じでしょ? 素敵じゃない?」
まるで童話の世界のヒトのように、ただただ目を輝かせるオネェチャン。。
ワタクシは、朝一で八戸自動車道に乗るのを止め、、
もう少しこの世界に浸ってみるのも良いかなぁ、、、などと思い始めていたのでした。
この記事へのコメント
かにょにょ@横歩き
三沢の銀河鉄道。見てみたいですね。神奈川県座間市入谷の単線の電車も車両が短いけれども銀河鉄道の風情はありました。。。
narayama2008
以前は日本各地で走っていた夜行寝台列車、今はサンライズだけになりましたね。
正直、寂しいですね(^^;
松本行きの夜行鈍行ですか。うっかり乗り過ごすと松本まで運ばれるのですね。もっとも下手に高尾や大月のような何もない???ところで降ろされるより、それなりの街の松本の方が暇つぶしは出来るかも知れないですねw
「銀河鉄道」、大阪の近鉄奈良線の石切駅を発車する電車、車窓に大阪平野の夜景が見えてこちらも「銀河鉄道」のようです(^^)
yona
1週間分まとめて拝見しましたよ。
東京は複雑にいろいろな路線があって、まるでジオラマかプラレールみたい。
関西だと京都駅の朝が有名です。
駅ビルの2階から新幹線やいろいろな特急が見れて旅情を誘われますわ。
昔は18切符で乗れる快速ムーンライトがあって、お金がない子育て中はムーンライト四国、出雲、九州と乗りまくりました。
いつか大垣から“ムーンライトながら”にチャレンジしようと思ってたけど終わっちゃいました。
今はやたらと豪華なリゾート寝台列車が横行してますね。
悔しいけど見つけるとついスマホパチリやっちゃいますわ。
おぎひま
相模線ですよね。ワタクシも一時期は沿線住民でした。
列車交換待ちと言い、ドアボタンと言い、
イロイロと懐かしい限りです。
おぎひま
サンライスだけ、、寂しいですよね。。
そのサイライズも、今の車両が老朽化したら、それでオシマイとの話もあるみたいです。
近鉄奈良線の石切駅、、地図で確認しました。
なるほど、生駒山を越える際に、大阪平野を見下ろす形になるのですね。
アチコチの銀河鉄道巡りの旅、、楽しそうです。
おぎひま
なるほど、確かにプラレールですね。
東京は案外とデコボコ地形が多く、その影響かもしれません。
夜行鈍行は、北海道、新潟、長野、東海道、山陰、四国、九州、、
至る所にありましたよね。
懐かしくてたまりません。
リゾート列車も(カネがあれば)ハナシの種に乗ってみたいですけれど、
交通機関という感覚が薄れてしまっていますから、
いまいちソソられません。。
山ちゃん
いや~あっ、松本行きの鈍行列車で、酔っぱらって終点の松本まで乗り越してしまうとは、奥さんの豪傑ぶりが垣間見れるますね。終電の時間を気にしながら飲んでいた頃が懐かしいです。
おぎひま
途中で気がついても、深夜の山の駅で降りたら不用心なので、
そのまま乗り続けるケースもあったみたいです。
ビンボー旅の頃は、宿代わりに夜行列車で行き来したりもしましたっけ。。
なんとも懐かしいです。