東府中の怪中華、、、創業60年の老舗・スンガリー飯店(東京都府中市)


マナムスメも参加する第9回東京都吹奏楽新人大会を鑑賞する為、
府中市の「府中の森芸術劇場」にやって来ました。
最寄り駅は、京王線の東府中駅です。
会場に入る前に昼メシを食べるツモリで、駅前のメシ屋を物色すると、、
なんだか、妙な感じに目立つ店があるぢゃないですか。。

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その店がコチラ。
「中国料理スンガリー飯店」とありました。
スンガリーって、、中華っぽく無いですよね。。
後で調べましたら、、、、
語源は、中国の旧満州を流れる「松花江」という川の名前で、
同じ川のロシア読みが「スンガリー」なのだそうです。
看板の書体からして、やっぱり中華っぽくないですよ。
パッと見、、、カレー屋さんかと思ってしまいました。。

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正面に回ると、、、やたら昭和な店構え。。。
軒のテントの文字は、思いっきりコナレてしまって判読不可能。。
それでも店内には灯りが灯り、、、どうやら営業している模様です。
見て見ぬフリをして通り過ぎたのかですって?
とんでもございません。こういう店こそ入らねばならないのです。キッパリ。
駅前という立地で、ココまで続いている店、、、良い店に決まってますよ。
なお、、創業は1960年との事でした。
当時は、コジャレた造りだったのでしょうね。。

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店内に入ると、、、これまたイニシヘの中華屋さんの風情。
壁に掲げられた、鑑定団クラスの龍の絵なんぞにお目に掛かれるとは。。
あ、黄ばんでいるので高値はつかないと思いますが。。
中央のオヂサンは、ソコに置かれたテレビの中のヒト。
お国の領袖さまの額ではありません。念の為。。

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別の壁を眺めると、、、、漢字で埋め尽くされた壁紙に張られているのは、
ななんと、「純烈」のポスターですよ!!
府中の森芸術劇場でコンサートを行うらしく、その告知でした。。
なるほど、芸術劇場は学生吹部のメッカみたいなイメージでいましたけれど、
オバさまたちも集まるのですね。
なお、コチラは同劇場で演奏する方々の御用達の店らしく、、
公式ブログでは
楽団の方に嬉しいバラバラ来店OK」
「打ち上げ、宴会等々ぜひご利用ください」
「楽器を置く場所あります」
などとアピールしていました。

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残念ながら生ビールは無く、、、、、ビールは瓶。
良いです良いです。店のフンイキに合っています。
突き出しのカキピーも嬉しいですよ。
ワタクシはキッチリとツマミにしましたけれど、、
カミさんは、コッソリと持ち帰りました。。いつ食べるんだか。。

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メニューは、手書きのものオンリー。
昭和風にカシコマっておらず、、イマドキ風なポップな書き方です。
文面もソレ。
「チャーシューどーん!!」とか「エビゴロゴロ~」とか。
あまりにも店のフンイキとは乖離しすぎていて、、メマイがしてきました。

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パンダが店のイメージキャラなのでしょうか。
メニュー表はもちろん、、、至る所にその姿が。
「黙食」を訴えるポスターのソレは、何気に目つきが悪いです。。
「シーン・・・」と黙り込み、、「ずびびびびびー」っとススッているんです。
あなた、、、ニギリ箸ですね。。

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カミさんは「エビソバ」900円を選びました。
「塩味スープでエビゴロゴロ~」と訴えているやつですね。
エビはゴロゴロって程には見えませんですけれど。
きっと沈んでいるのでしょう。具沢山なのはマチガイございません。
なかなかウマそうですよ。

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ワタクシは「チャーシューめん」850円。
「チャーシューどーん!!」と訴えていたやつで、、
コチラは確かに「どーん」で正解です。
アブラぷりぷりのバラロール、、、それだけでシヤワセですよ!!
味噌ラーメンが存在しなかったのは、しみじみと不幸な出来事でしたが。。。

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この手の中華屋さんは、麺にはあまり気を使わない事が多いように思えますが、、
コチラは、そんな事はありませんでした。
細いストレート麺はコシも良好で、なかなか味わい深いです。
スープの吸い上げも良好。。そのスープのアブラギリかたも絶妙ですね。。
思いっきりシンプルながら、、、
まるでソレを求めていたかのような満足感が得られます。
寿ナルトは正月仕様、、、、の残りでしょうか。。

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お会計も昭和です。
昭和な伝票を持って、昭和な窓口での支払いとなりました。
伝票の文字は、、、暗号でしょうか。。
まさかのハルピンの言葉? では無く、、、
上から、叉メン(チャーシューメン)、エビソバですな。
Be? Rl? ビールと思われるものの文字は解読できませんでした。。

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店を出て振り返ると、、、何気に大きな店でした。
このビルの端から端までが、キッチリとスンガリー飯店なのですね。
東府中の駅前にデーンと構え、、、、
60年もの間、周辺住民のココロのヨリドコロとして存在し続けてきたのでしょう。
たとえ店名が剝がれようとも、店の名を知らぬ者など居ないに違いありません。
ワタクシに当てはめたら、、下高井戸のさか本そばと同じ存在ですよ。きっと。

府中の森芸術劇場は春から改修の為に長期休館に入るそうで、
完成は、おそらくナムスメの部活引退には間に合わないでしょう。
だとすれば、我が家はもうココに来る事は無いと思われます。。。
コチラも一時的に客が減るのかもしれませんですけれど、、
どうにかソレを乗り切り、晴れてリニューアルオープンを迎えてくださいませ。
スンガリー飯店に未来あれ!!

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店舗情報:


この記事へのコメント

  • 中村裕司

    美味しそうなチャーシューですね。
    チャーシューでビールを飲みたくなりました。
    2024年01月23日 11:58
  • 凡・ハヤト

    こんにちは。
    ビールにカキピーも良いですね。^^
    2024年01月23日 12:02
  • narayama2008

    こんばんは。

    1960年創業ということは半世紀以上、地元で営業しているのですね。そういう店なら外観が一見古ぼけていても???味に間違いはないですね~
    エビソバにチャーシューメン、どちらもボリュームがあって美味しそうですね(^^)
    2024年01月23日 23:39
  • おぎひま

    中村裕司さん、コメントありがとうございます。

    ワタクシ的には、
    チャーシューはバラロールの煮豚が好きです。
    本格的な叉焼も美味しいとは思いますけれど、
    アブラっけが抜けちゃいますもんね。。
    ああ、ビールが。。。。
    2024年01月24日 08:32
  • おぎひま

    凡・ハヤトさん、コメントありがとうございます。


    手軽でイイですよね!
    ジョッキ2杯はイケます。
    2024年01月24日 08:33
  • おぎひま

    narayama2008さん、コメントありがとうございます。

    カンバンとウツワは古いですけれど、
    代替わりして2代目が営んでる、、、
    そんな感じでした。
    ウマさは、キッチリと引き継いでいるんでしょうね。
    この手の店、なかなかアナドれませんです。。
    2024年01月24日 08:39
  • nomigon52

    古い飲食店ってなんでも美味しいでしょうね!
    2024年01月24日 17:30
  • おぎひま

    nomigon52さん、コメントありがとうございます。

    昔ながらの良さを引き継ぎながら、
    イマドキに求められるものも取り入れているのでしょうね。
    そうでなければ続きませんでしょうから。
    違うメニューも食べてみたいです。

    2024年01月25日 07:34
  • かにょにょ@横歩き

    🔵ナイス!!

    キリンラガーの瓶を置いてるお店は美味しい料理を食べられる予感しかありません💦私も食べたいですっ
    2024年01月25日 21:49
  • おぎひま

    かにょにょ@横歩きさん、コメントありがとうございます。

    なるほど、そのようなジンクスがあるのですね。
    なんだかカッコイイ言葉なので、パクらせていただきますです。
    2024年01月26日 08:30
  • 山ちゃん

    こんにちは!
    いや~あっ、町中華の大型店のようなお店ですね。名前からはカレー絡みの店と勘違いしてしまいそうですが、こんなお店で食べる中華料理は好きです。
    2024年01月26日 15:20
  • おぎひま

    山ちゃんさん、コメントありがとうございます。

    カレーの店、、そのように見えちゃいますよね。
    でも、、オドロく事に、、、
    コチラのメニューにはカレーライスもあるんです。
    こういう店ならではのバリエーションですよ。
    2024年01月27日 10:05

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