外国からの要人を出迎え、そしてもてなす迎賓館赤坂離宮。
縁あって、、ワタクシとカミさんも、その門をくぐる事になりました。
あ、、、お国から招待された訳ではありませんですよ。
迎賓館は、2016年から一般見学が出来るようになりまして、、
特に予約も必要なく、自由に入る事が出来るんです。
(有料です。空港並みの保安検査があります。和風別館だけは要予約です)
開館日とか時刻は、公式サイトをご確認くださいませ。
これが、迎賓館の鳥観図。
中央の建物が本館、、その手前の広い空間が前庭になります。
本館の裏側の、中央に噴水がある広場が主庭。
本館の左、、木々に囲まれているのが和風別館ですね。
一番奥の池は、菖蒲池。
迎賓館からは外れて赤坂御所の敷地になりますので、一般人は入り込めません。。
いざ本館に入り込んだ我が家でしたが、、本館の建物内は撮影禁止。。
このところ、、ノーミソに刻んだハズでも すぐに忘れてしまう我が夫婦。。
目にした光景が消えてしまわぬよう、、、
入場時に配布されたパンフの写真をスキャンしてみました。
↑の鳥観図もソレです。(版権は内閣府にあります)
まずは、正面玄関大ホール。正面から入館した来賓の視線の構図ですね。
やたらめったら広く、、側面に審査員席のようなモノがあるのがナゾでした。
誰が、何の為に座る席なのでしょうか。。
朝日の間。
要人の表敬訪問や首脳会談が行われる、もっとも格調が高い部屋だそうです。
国賓の方々を、天皇陛下がお見送りされるのもココなんですって。
2年間のリニューアルの結果、2019年に再公開されました。
これが、朝日の間の天井画。
部屋の名前の「朝日」は、この絵からのネーミング。
100年以上も前に、フランスの工房で描かれたんですって。
ひび割れし、くすんでしまった絵を、28人の修復家が25か月をかけて復活させたそうです。
解像度が悪くてゴメンなさいませ。。
彩鸞(さいらん)の間。
来賓が、最初に案内される控室ですが、首脳会談や条約調印に使われる事も。
こんな豪華な控室なんて、勿体ないですよね。
部屋の左右に暖炉が設けられていましたけれど、果たして実際に火を焚かれた事はあるのかしらん。
どんだけ薪をくべたって、こんな広い部屋は暖まりませんですよ。
花鳥の間。
晩餐会が開催される部屋だそうで、落ち着いた内装に設えられています。
地味なように見えましても、、、七宝焼きの壁、天井には金箔に模様を描いた絵、、
おもいっきりゼイタクなんです。カネはかかってます。
羽衣の間。
オーケストラボックスつきの部屋で、、かつては舞踏室と呼ばれた部屋です。
来賓はココで食前酒を振舞われ、、後に演奏会を聴いたり、踊ったりするのだとか。
奥の、中2階のように見える場所がオーケストラボックスでしょうか。
我が家のマナムスメも、そこで演奏する日が来る、、、、訳は無いですね。。。
パンフレットからの引用、、そして実際に見た部屋も、コレでオシマイです。
ワタクシ的には、、、寝室、バス、トイレ、厨房、お付きのヒトの部屋など、
生活感がアリアリなものを見てみたかったんです。
そういうモノのお大尽仕様ってのは、どんなかなぁと思いまして。。
実際にヒトが寝泊まりする建物なので、必ずあるハズなんですよ。
でも、、一切、存在を確認できませんでした。。
廊下には、やたらドアが目立ちましたから、開けてみればソコがソレ!
なのでしょうけれど、、もちろんガマンです。タイホされ、ツマミ出されない為にも。。
建物の内装で触るのが許されているのは、、階段の手すりだけなんです。
見学者の出口に使われている迎賓館正門の脇に、お土産コーナーがありました。
店の間口が狭く、そして外からは店内が見えず、、
モノを陳列・販売するには、ずいぶんヘンな造りだと思ったら、、
なるほど、もともとは門衛所、、守衛所ですね。
その建物を、ムリヤリ土産物店に使っているのでした。
プレハブなんぞをデーンと置いて、雰囲気を壊すよりも良いですね。
何を売っているのか、覗いてみると、、、記念品とかですね。
ブローチ、ピンバッチ、マグネット、ハンカチ、トートバック、ボールペン、扇子、、
そのようなモノを扱っていました。
いずれも、見学の記念にはなるのでしょうけれど、、けっこう良いお値段です。
パンや菓子類も売っていました。
なにやら高貴なモノみたいです。
サクっと買って、マナムスメの弁当のオヤツにパパっと入れる、、
そういうイメージのものでは無さそうです。。
マナムスメさん、キミのはカントリーマームとかでイイよね?
迎賓館の正門から一歩外に出れば、、ソコは一般庶民の世界。
もう、2度とお大尽の世界に戻る事は出来ません。。
西門から入って保安検査を受け、ふたたび入場料を払えば別ですが。
そうもいきませんから、地下鉄に乗ってトボトボと帰りましょう。
この日の夜は、、、1か月遅れのワタクシのお誕生会。
長男坊も帰ってきます。ケーキも出てきます。
駄菓子菓子、、、、、
どんなゴチソウが出てきても、この日ばかりはヒンソに見えちゃうのでしょうね。。。。
この記事へのコメント
ponies
私達も迎賓館、赤坂離宮をネットで予約して2020.03.01.に見物
しました。
¥2500.-支払って和風別館も入りました。
食事処として堀こたつみたいなテーブルが在りました、また即席料理室
としてカウンター席で「天婦羅」「寿司」をその場で提供する所も
ありました。
京都の迎賓館も見学しましたよ。
良い思い出と成っています。
おぎひま
游心亭で食事をされたのですね! うらやましい!!
ワタクシどもも行きたかったですが、
ツアーでしたから好きに出来ませんでした。。
今度は自腹で出かけます。ゴチソウも食べたいです。
narayama2008
迎賓館って内部を見学できるのですね。まだ実物を見たことはないので、ぜひ見学したいです(^^)
でも、内部は撮影禁止ということなのでそこはちょっと残念ですね。内部は欧州の宮殿という感じですね。といっても写真でしか見たことはありませんが・・・(^^;
>ワタクシ的には、、、寝室、バス、トイレ、厨房、お付きのヒトの部屋など、
私もどのようなものなのか興味があります。きっとものすごく広いのでしょうね・・・
おぎひま
かつては、カメラのフラッシュが問題になったようですが、
フラッシュなしのデジカメなら、許されても良いような気もするのですが。。
ベルサイユ宮殿にはトイレが無かったと聞きますけれど、
果たして、コチラは如何に。。
まあ、フツーにあるでしょうね。。
ponies
和風別館の食事処は我々見学者の食事処ではありません
お偉いお客さんを持て成す食事処です、ゴメンナサイ
説明不足でした。
おぎひま
なるほど、エラいヒト専用なのでしたか。
ちなみに、、商用目的でなければ貸し切りも可能だそうで、
その場合なら自前で食事が出来そうですね。
ただし、、使用料は、別館の場合で250万円だそうです。。