今年のGWは、どこにも出かけられません。
これは「コ」がハビコリ始めた2020年以来ですね。。
高校生となったマナムスメのスケジュールが部活などでギチギチに埋まり、、
それを放って出かける訳には行きませんですから。。
GWのお出かけ話の無い(イチオウは)お出かけブログもナニですので、、
またまた、ワタクシの古ネタでも掘り起こしてみましょうか。。
これは、20年以上前のハナシを10年前に振り返った文章です。
記憶が曖昧な部分もあり、年月も経過しております。
なので旅情報としては不適切で、、、マヌケな読み物として捉えて頂ければ幸いです。
基本的に原文ママでの転載ですが、冗長な部分や不適切な個所を割愛しています。。
交通機関などのは当時の状況で、現在の公序良俗に反する部分はご容赦を。。。。
写真は、カミさんが昨年に対馬・壱岐で撮ったものが含まれています。
ーーーーーーーーーー(以下、本文)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本で一番高い建造物は、もちろんスカイツリーですね。
で、ソレが完成するまでは東京タワー、、、、、
しかし、そうではない時期があったんです。。
東京タワーが完成する前の話かですって? 違います。
もっと高い建造物があったんですよ! このニホンに!!
で、ソレが完成するまでは東京タワー、、、、、
しかし、そうではない時期があったんです。。
東京タワーが完成する前の話かですって? 違います。
もっと高い建造物があったんですよ! このニホンに!!
ソレの存在を聞いたのは、ずいぶん昔に、どこかのキャンプ場での宴の最中でした。
対馬から戻ってきたばかりだというライダーから、驚愕の事実を知らされたんです。
「対馬には、日本一高いタワーがある」
ワタクシは激しくオドロきました。
コドモの頃から「東京タワーが日本一」と教えられ、何の疑いも無くソレを信じて生きてきたのですから。
ワタクシは、キャンプ場で出会ったばかりのその男の話を、直ちに受け入れる事は出来ませんでした。
「へぇ、そりゃすごい。全然知らなかった」
などとアイヅチを打ちながらも、、、、
「何らかの高いタワーはあるのかも知れないけれど、コイツはオオゲサに言っているだけなのだ。」
などと信じて疑わなかったんです。
対馬から戻ってきたばかりだというライダーから、驚愕の事実を知らされたんです。
「対馬には、日本一高いタワーがある」
ワタクシは激しくオドロきました。
コドモの頃から「東京タワーが日本一」と教えられ、何の疑いも無くソレを信じて生きてきたのですから。
ワタクシは、キャンプ場で出会ったばかりのその男の話を、直ちに受け入れる事は出来ませんでした。
「へぇ、そりゃすごい。全然知らなかった」
などとアイヅチを打ちながらも、、、、
「何らかの高いタワーはあるのかも知れないけれど、コイツはオオゲサに言っているだけなのだ。」
などと信じて疑わなかったんです。
しかし、後にアレコレ調べてみると、ソレはウソやオオゲサではない事が判りました。
その名も『オメガ塔』、455メートルもの高さを誇り、東京タワーよりも122メートルも高いのだとか。
ああ、ならばこの目で確かめたい! そう思うのがニンゲンってモノです。
ソレを実際に見ずして、「東京タワーは一番では無かった」などと心から納得するにはムリがありましたし。
そんな訳で・・・・・
これはそれだけの為に対馬を目指した、若かりし頃のワタクシのお話です。。
その名も『オメガ塔』、455メートルもの高さを誇り、東京タワーよりも122メートルも高いのだとか。
ああ、ならばこの目で確かめたい! そう思うのがニンゲンってモノです。
ソレを実際に見ずして、「東京タワーは一番では無かった」などと心から納得するにはムリがありましたし。
そんな訳で・・・・・
これはそれだけの為に対馬を目指した、若かりし頃のワタクシのお話です。。
激しい風雨の中、博多港を出航したフェリーは大波に揉まれましたっけ。
船首を乗り越えてくる波は窓に叩きつけられ、そのたびに船室からはドヨメキの声があがる程だったんです。
もちろん、そんな波にヘコたれるワタクシではありませんよ。
なにしろ、向かっていたのは対馬なんですから。
欠航にならなかった事を喜び、そんな揺れだってジックリと楽しみましたですとも。
船首を乗り越えてくる波は窓に叩きつけられ、そのたびに船室からはドヨメキの声があがる程だったんです。
もちろん、そんな波にヘコたれるワタクシではありませんよ。
なにしろ、向かっていたのは対馬なんですから。
欠航にならなかった事を喜び、そんな揺れだってジックリと楽しみましたですとも。
この年のGWに最初に上陸したのは徳島港で、四国の林道を3日ほど走り、フェリーで九州に渡って阿蘇の坊中キャンプ場へ・・・・
ココまでは予定通りだったんです。
しかし、そのキャンプ場にタムロしていた呑んべえライダー集団『いけいけ団』のエジキになってしまいまして、、、、
「明日は博多に移動する? まぁまぁ、呑め呑め呑め呑め呑め」
「それから対馬に渡る? まぁまぁ、呑め呑め呑め呑め呑め」
そんなアンバイで深夜まで呑んだくれ、一夜明ければ朝から呑んだくれ・・・・
「ああ、このままじゃ対馬も壱岐も行けなくなっちゃうよう」
などと嘆きながらも、そのまま夜になるまで呑んだくれ・・・・・・・・・
とにかくヒドい状態でした。もちろん自分の意思で呑んだんですけどね。。。
ココまでは予定通りだったんです。
しかし、そのキャンプ場にタムロしていた呑んべえライダー集団『いけいけ団』のエジキになってしまいまして、、、、
「明日は博多に移動する? まぁまぁ、呑め呑め呑め呑め呑め」
「それから対馬に渡る? まぁまぁ、呑め呑め呑め呑め呑め」
そんなアンバイで深夜まで呑んだくれ、一夜明ければ朝から呑んだくれ・・・・
「ああ、このままじゃ対馬も壱岐も行けなくなっちゃうよう」
などと嘆きながらも、そのまま夜になるまで呑んだくれ・・・・・・・・・
とにかくヒドい状態でした。もちろん自分の意思で呑んだんですけどね。。。
脱出に成功したのは、到着してから3日目の早朝でした。
昨夜からの激しい雨が降り続く中、毎晩の宴に呑み疲れた呑んべえどもが爆睡している夜明け前に、
コソコソと荷物を撤収してバイクに積み込んだんです。
本来なら憂鬱なハズの空模様も、コッソリと逃走しようとしているワタクシには、その雨音がアリガタかったですね。
ヘンなタトエではありますが、バイク泥棒が活動するのだって、大半が雨の日なのだそうですから。
昨夜からの激しい雨が降り続く中、毎晩の宴に呑み疲れた呑んべえどもが爆睡している夜明け前に、
コソコソと荷物を撤収してバイクに積み込んだんです。
本来なら憂鬱なハズの空模様も、コッソリと逃走しようとしているワタクシには、その雨音がアリガタかったですね。
ヘンなタトエではありますが、バイク泥棒が活動するのだって、大半が雨の日なのだそうですから。
無事にキャンプ場を脱出し、しかしソレで安心している場合ではなかったんです。
博多発のフェリーの出航時刻は10時で、当時はソレが1日1便だけでしたから。
とにかく気合を入れて、雨の九州自動車道を走る! 走る! 走る!
チンケなカッパは役立たずで、ひたすら濡れる! 濡れる! 濡れる!
そんな苦労の末に、やっとフェリーに乗れたんです。
だからこそ、朝飯代わりにロング缶をプシュッと開けちゃえば、多少の揺れなど具合イイオツマミみたいなものでしょうね。
博多発のフェリーの出航時刻は10時で、当時はソレが1日1便だけでしたから。
とにかく気合を入れて、雨の九州自動車道を走る! 走る! 走る!
チンケなカッパは役立たずで、ひたすら濡れる! 濡れる! 濡れる!
そんな苦労の末に、やっとフェリーに乗れたんです。
だからこそ、朝飯代わりにロング缶をプシュッと開けちゃえば、多少の揺れなど具合イイオツマミみたいなものでしょうね。
遅い午後、快晴の対馬・厳原港にフェリーは着岸しました。
オメガ塔が目的だと言え、実際に来た以上は他のものもアレコレと楽しまなければなりません。
やたらめったら走り応えのありそうなデカさですから、相応に林道も楽しめそうですし、
そしてその名もズバリ、韓国展望台から韓国を眺めなければなりません。
韓国展望台もオメガ塔も島の北部にありましたから明日のオタノシミと言う事にして、まずは寝床を探しました。
マップルのキャンプ場マークを頼りに、港から一番近い海っぺりのキャンプ場を覗くと・・・・
海水浴を前提とした施設らしく、利用者も管理者も人っ子一人いませんでした。
それでは何だかツマラナそうで、島の南部を走り回って幾つかのキャンプ場を眺めてみたのですが、、、
山間の小奇麗なキャンプ場にも人の姿はありません。
どうやらGWの対馬は、ずいぶん寂しい島なのだと思い知りましたですとも。
前日まで続きまくった大宴会キャンプとの激しい対極に戸惑いつつ、、、
ならば、買出しなどが便利そうな、最初の海辺のキャンプ場に落ち着いた次第です。
フリダシに戻って見れば、やはりソコは無人のままで、結局一人っきりのキャンプとなりました。
やがて大きな駐車場を抱えた広いサイトは暗闇に包まれ、満天の星空をサカナに次々とルービを空けるワタクシ。
四国に上陸した時に見上げた満月は、すでに大きく欠け・・・
実際よりも、はるかに長い旅が続いているような錯覚に陥ったのでした。
オメガ塔が目的だと言え、実際に来た以上は他のものもアレコレと楽しまなければなりません。
やたらめったら走り応えのありそうなデカさですから、相応に林道も楽しめそうですし、
そしてその名もズバリ、韓国展望台から韓国を眺めなければなりません。
韓国展望台もオメガ塔も島の北部にありましたから明日のオタノシミと言う事にして、まずは寝床を探しました。
マップルのキャンプ場マークを頼りに、港から一番近い海っぺりのキャンプ場を覗くと・・・・
海水浴を前提とした施設らしく、利用者も管理者も人っ子一人いませんでした。
それでは何だかツマラナそうで、島の南部を走り回って幾つかのキャンプ場を眺めてみたのですが、、、
山間の小奇麗なキャンプ場にも人の姿はありません。
どうやらGWの対馬は、ずいぶん寂しい島なのだと思い知りましたですとも。
前日まで続きまくった大宴会キャンプとの激しい対極に戸惑いつつ、、、
ならば、買出しなどが便利そうな、最初の海辺のキャンプ場に落ち着いた次第です。
フリダシに戻って見れば、やはりソコは無人のままで、結局一人っきりのキャンプとなりました。
やがて大きな駐車場を抱えた広いサイトは暗闇に包まれ、満天の星空をサカナに次々とルービを空けるワタクシ。
四国に上陸した時に見上げた満月は、すでに大きく欠け・・・
実際よりも、はるかに長い旅が続いているような錯覚に陥ったのでした。
朝を向かえれば、いよいよ対馬ツーリングの始まりです。
対馬には島を南北に貫く国道が走っていまして、まっすぐソレを走ったとしても、目指す韓国展望台までは120キロもの距離があるんです。
さすがに島のデカさはハンパではありません。
もちろん国道を真っ直ぐ行くだけではオモシロくありませんから、時計回りに西海岸を進んでみれば・・・
ひたすら続く山並み、迫り来る青い海、、、最初はソレが素晴らしく思えたのですが、とにかく延々と同じような風景が続くばかりで、、、、
大いに楽しみにしていたハズの「走り応え」は、早くもオナカイッパイ状態となってしまいました。
期待していた林道はほとんどが舗装されていて、ダート走行も満喫できませんでしたし。。
いかんいかん! ココはまだ下島。万関橋を越えた上島のほうが大きく、もっと走らねばならないのに。。
下島・上島とは、万関橋を挟んで対馬を2分割した場合の呼び名であり、実際に双方は陸続きでは無いんです。
これは、日露戦争に備えて、軍艦が島の東西を行き来できるように陸地を削って運河を作った結果なのだとか。
船はラクチンになっても遮断された陸路は困る事になり・・・・それを繋ぐのが万関橋、、、そういう仕組みなんです。
≪写真は、もう一つの運河を渡る大船越橋≫
対馬を2分する運河を超えるには、国道の万関橋をオトナシく渡るしかありません。
現在の橋は3代目との事で、当時は完成してから僅か3年。やたら新しくて違和感がアリアリながら・・
海面からの高さがあるので、なかなか絶妙なビューポイントとして具合イイんです。
それにしても、、、、重機の無い明治の世に、ずいぶん頑張って掘削したものだと感心したものです。
だって、運河だと言われなければ判らないほどの深い谷間なんですから。
上島に上陸後は寄り道をせず、、、飽きちゃった訳ですね、、国道をイッキに北上して韓国展望台へ。
いよいよ異国が、、、、韓国が、、、釜山の街が見えるのだ!!
などと意味不明にコーフンしながら、中華風と言うか、韓国風と言うか、、、とにかく妙な形をした展望台の建物に入ってみると・・・
み・見えない。。。ど、どこに韓国があると言うのだ!!!
目を凝らしても望遠鏡で覗いてみても、、、、ただただ無残に広がる海が見えるばかりでした。。。
天気はキッチリと晴れていたものの、ココから僅か50キロあまり先にあるハズの韓国は、
海面の霧だかカスミだかに遮られてしまっているのでしょう。
掲げられた写真パネルには、まさにココから眺められるハズの釜山の街並みやバックの山々の姿・・・
パネルのソレは目の前に差し迫ったような迫力だと言うのに、、、、、見えないモノは見えないんです。
おそらくは・・・・
たまたまこの日がダメだった訳ではなく、空気の澄んだ真冬などでなければ、たぶん見える事のほうが珍しいのでしょう。
ガイドブックなどの与那国島のページでは「運が良ければ台湾が見える!」などと謳いつつ、
実際に見えるのは年間に数日しかないと言うのと同様に違いありません。
で、でも、見たい!! どうにかならんのか!!
水平線を執念で見つめれば、、、一瞬だけ陸地が見えたような見えないような。。。
かなりの確率でソレは目の錯覚でしょう。。。後は自分で「見えた!」と思い込むかどうかのモンダイですよ。。
ま、まあイイさ。。次に行こう! 次!!
その時のワタクシは、思いのほかアッサリと未練は断ち切れました。
だって、、キッチリと見える事はマチガイ無い、オメガ塔が待っていたのですから。
韓国展望台を後に、比田勝の集落を抜けてから県道を更に南下し、、、、
舟志湾に差し掛かったあたりで、ソレが姿を見せました。
コ、コレですかぁ!!!
なんとも不自然に、そして思わずキョーフを覚えるほどにヒョロヒョロっとそびえ立った紅白の棒!
ハイッ! これがオメガ塔ですよぉ! 的な案内のタグイは全く見当たらないものの、、、
そうぢゃないと言うのであれば、このグロテスクなモノは他にありえません。
つ、ついに現れたな!! まさにコレがオメガ塔に違いない!
もし隣に東京タワーがあれば、それを激しく見下ろす事になるであろう、地上高445mものタワーなのです。
ただし、東京タワーのようにドッシリと大地に足をフンバっている構造ではなく、ホントに一本の棒ですよ。
これだけのモノが、さすがに本体のみで自立するのはムリなのでしょうね。
本体は、四方八方に張り巡らされたド太いワイヤーで支えられているんです。
中には海を通り越して、湾内の対岸の陸地にまで延びているヤツまであるほどですよ!!
何ら飾りっけも無いクセに、アゼンとするような存在感・・・・・
けっして華やかなソレではなく、やたらめったらシュールな光景でした。
近くにビルなどがあれば高さの比較も出来ましょうけれど、あいにく、そういうモノは一切ありません。
事情を知らなければ、コレが東京タワーよりも高いモノだとは誰が想像できましょうか。
でも、ワタクシは事情を知っていましたですとも。知っているどころかコレに会いたくて来たんですって。
もっと間近にニジリよってみたい気はありましたが、塔への道はゲートによって閉鎖され、これ以上の接近はムリでした。
これの正体は海上保安庁が設置した電波塔で、その電波は航行する船舶の位置確認に利用されていたのだそうです。
すでに衛星を使ったGPSに役目を取って代わられて引退し、近々に解体されるサダメとの事でした。
あぶないあぶない。どうやらギリギリに間に合った感じです。
実際、この直後には、土台を残して解体されてしまったそうですから。
事情を知らなければ、コレが東京タワーよりも高いモノだとは誰が想像できましょうか。
でも、ワタクシは事情を知っていましたですとも。知っているどころかコレに会いたくて来たんですって。
もっと間近にニジリよってみたい気はありましたが、塔への道はゲートによって閉鎖され、これ以上の接近はムリでした。
これの正体は海上保安庁が設置した電波塔で、その電波は航行する船舶の位置確認に利用されていたのだそうです。
すでに衛星を使ったGPSに役目を取って代わられて引退し、近々に解体されるサダメとの事でした。
あぶないあぶない。どうやらギリギリに間に合った感じです。
実際、この直後には、土台を残して解体されてしまったそうですから。
ずぅぅっと見つめていると、なんだかタマシイを吸い取られてしまいそうな錯覚すら覚え、、、
とにかく見たぞとココロに言い聞かせつつ、ソソクサと退散する事にしました。
再び南を目指して走り出したものの、、、
行けども行けども、山々のテッペンの頭越しに、まるで見下ろすように姿を見せるオメガ塔・・・・
自らの高さを誇示するような「上から目線」的な存在感に、なんだか背筋が寒くなってくる思いすら感じました。
「東京タワーだぁ? ビルと比べるだぁ? 話にならん!」
そんな誇りに満ちた姿がバイクのミラーから消えたのは、果たしてどれだけ走った後だったでしょうか。
とにかく見たぞとココロに言い聞かせつつ、ソソクサと退散する事にしました。
再び南を目指して走り出したものの、、、
行けども行けども、山々のテッペンの頭越しに、まるで見下ろすように姿を見せるオメガ塔・・・・
自らの高さを誇示するような「上から目線」的な存在感に、なんだか背筋が寒くなってくる思いすら感じました。
「東京タワーだぁ? ビルと比べるだぁ? 話にならん!」
そんな誇りに満ちた姿がバイクのミラーから消えたのは、果たしてどれだけ走った後だったでしょうか。
≪↑上陸当時のオメガ塔 ↓2022年のオメガ塔(残骸)≫
オメガ塔から逃げるように戻った先は、再び一人ぼっちのキャンプ場でした。。
出かけているうちに新しく張られたテントの姿は無く、、今夜も孤独との戦いになる覚悟が出来た頃・・・
夕暮れ時になってから、1台のスクーターがサイトに駆けあがって来たんです。
「こんばんはぁ」
お、おばちゃんぢゃないですか! どう見ても旅をしているようには見えない、その容姿。
「あ・・・こ・こんばんは・・」
「あの~、管理人なんですが・・使用料を・・・」
ソレはタクマシき原チャリのキャンパーだったりする訳もなく、、、管理人のオバチャンだったのです。
前日には姿を見せなかったので、夏場以外は無人なのかと思っていたのに。。。。
出かけているうちに新しく張られたテントの姿は無く、、今夜も孤独との戦いになる覚悟が出来た頃・・・
夕暮れ時になってから、1台のスクーターがサイトに駆けあがって来たんです。
「こんばんはぁ」
お、おばちゃんぢゃないですか! どう見ても旅をしているようには見えない、その容姿。
「あ・・・こ・こんばんは・・」
「あの~、管理人なんですが・・使用料を・・・」
ソレはタクマシき原チャリのキャンパーだったりする訳もなく、、、管理人のオバチャンだったのです。
前日には姿を見せなかったので、夏場以外は無人なのかと思っていたのに。。。。
オバチャンは街路灯をつけ、トイレ・水場などの説明を始めました。
「ゴミは気をつけてね。そこいらに放っぽっとくとネコにヤラレるから」
「そ、それって、もしかしたらツシマヤマネコですか?」
「フツーのネコに決まってるでしょ。そんなの」
「さ、さいですか。。そんなのですか。。」
「ゴミは気をつけてね。そこいらに放っぽっとくとネコにヤラレるから」
「そ、それって、もしかしたらツシマヤマネコですか?」
「フツーのネコに決まってるでしょ。そんなの」
「さ、さいですか。。そんなのですか。。」
この日も、長い長い夜になりました。
ソソクサとメシを食ったところで、話し相手が居る訳でもありませんですし、もう何もする事は無いんですから。
進まない時間、、、進む酒、、、
イタタマレなくなりテントに、そして寝袋に潜り込むと、、、、、、
無駄に元気な、そしてヤンチャなマフラー音が聞こえてきて、、このキャンプ場の駐車場でソレが止まりました。
やがてバタンバタンとドアの音、それに続いて若い男二人の声・・・・・
これは、あまり嬉しくないシュチュエーションだと思いませんか?
いくら話し相手が欲しいと言っても、あまり、、、いや、思いっきり相応しく無さそうなんですから。
お願い! ワタクシの事はそっとしといてくださいね。。
ソソクサとメシを食ったところで、話し相手が居る訳でもありませんですし、もう何もする事は無いんですから。
進まない時間、、、進む酒、、、
イタタマレなくなりテントに、そして寝袋に潜り込むと、、、、、、
無駄に元気な、そしてヤンチャなマフラー音が聞こえてきて、、このキャンプ場の駐車場でソレが止まりました。
やがてバタンバタンとドアの音、それに続いて若い男二人の声・・・・・
これは、あまり嬉しくないシュチュエーションだと思いませんか?
いくら話し相手が欲しいと言っても、あまり、、、いや、思いっきり相応しく無さそうなんですから。
お願い! ワタクシの事はそっとしといてくださいね。。
九州っぽい口調や会話の内容からすると、どうやら連休を利用して島に戻ってきたニイチャン達らしい感じでした。
誰かのウワサ話など、他愛もない世間話が続く中、、、
「おいっ! なんであそこの電気がついてんだ?」
どうやら、ワタクシの存在に気がついた模様です。
「ホントだ! 誰か居るんか?」
ニィチャン達が歩き出した気配! こっちに来ないでくださいよぉ!
「あれ~バイクが止まってるよぉ!」
き、来たぁ! さ、触るな! それ以上近づくな!
「コレ、カズヒロのバイクと同じか? 400ccじゃん!」
ブゥゥ! ブゥゥ! ハズレです! 正解は200ccですよぉ! 何をシッタカブリこいていやがる!
ハズレたんだから、もう失格です。早く帰りなさい!
「あっ! これ、品川ナンバーだぜ!! 東京だよぉ!!」
「テントもある! もしかしたら女の人が寝てたりして! 覗いてみようぜ!!」
く・く・く・来るなぁ!! おねがい! 来ないでちょうだいっ!
誰かのウワサ話など、他愛もない世間話が続く中、、、
「おいっ! なんであそこの電気がついてんだ?」
どうやら、ワタクシの存在に気がついた模様です。
「ホントだ! 誰か居るんか?」
ニィチャン達が歩き出した気配! こっちに来ないでくださいよぉ!
「あれ~バイクが止まってるよぉ!」
き、来たぁ! さ、触るな! それ以上近づくな!
「コレ、カズヒロのバイクと同じか? 400ccじゃん!」
ブゥゥ! ブゥゥ! ハズレです! 正解は200ccですよぉ! 何をシッタカブリこいていやがる!
ハズレたんだから、もう失格です。早く帰りなさい!
「あっ! これ、品川ナンバーだぜ!! 東京だよぉ!!」
「テントもある! もしかしたら女の人が寝てたりして! 覗いてみようぜ!!」
く・く・く・来るなぁ!! おねがい! 来ないでちょうだいっ!
こうなったらコチラから顔を出すべきか、、、、そうだとしたら、そのタイミングはどうする?
ワタクシは、ずいぶんアセりました。そして迷いました
このまま寝たフリをしているのがイチバンな気がしつつも、、もし相手が好戦的だったとしたら、、
シュラフに入ったままぢゃ、いざという時に手も足も出せなぢゃないですか。
しかし、アッサリと危機は去ったんです。
「バーカ! 女の人が、こんな所で寝てる訳無いじゃん!!」
そんな笑い声を残して、彼らの足音は遠ざかっていきました。
ホッ・・・
いやいや、まだ安心は出来ません。
駐車場に戻った彼らは、それまでの大声から一変し、声をひそめてボソボソと会話をしはじめました。
ううむ、テントで寝ているらしいヒトへの配慮で、声のボリュームを落としたのでしょうか・・・
まさか、そのヒトに聞こえないように、テント襲撃の為の作戦会議をしているのでしょうか・・・
再びキンチョーのひと時が流れ、、、、やがて・・・
バタンバタンとドアの音に続き、車はニギニギしいマフラー音を残して去っていったんです。
ああ、なんだか判らないけれど、本格的にピンチは去ったと言えましょう。
いやいや、仲間を呼びに行ったとか・・・・
ソコまで考えても仕方なく、もう寝てしまう事にしたのですが、、、
そう言えば、、対馬に上陸以来、一度もフロに入っていない事を思い出しました。
駐車場に戻った彼らは、それまでの大声から一変し、声をひそめてボソボソと会話をしはじめました。
ううむ、テントで寝ているらしいヒトへの配慮で、声のボリュームを落としたのでしょうか・・・
まさか、そのヒトに聞こえないように、テント襲撃の為の作戦会議をしているのでしょうか・・・
再びキンチョーのひと時が流れ、、、、やがて・・・
バタンバタンとドアの音に続き、車はニギニギしいマフラー音を残して去っていったんです。
ああ、なんだか判らないけれど、本格的にピンチは去ったと言えましょう。
いやいや、仲間を呼びに行ったとか・・・・
ソコまで考えても仕方なく、もう寝てしまう事にしたのですが、、、
そう言えば、、対馬に上陸以来、一度もフロに入っていない事を思い出しました。
これで、翌日になったら壱岐に渡る決心がついたんです。
深夜の襲撃がオソロシかったからですって? ち、違います。
壱岐には温泉があるハズで、ソコでジックリとキレイになりたかったんです。。。
深夜の襲撃がオソロシかったからですって? ち、違います。
壱岐には温泉があるハズで、ソコでジックリとキレイになりたかったんです。。。
この記事へのコメント
ジュン
人影のないキャンプ
夜は寝られなでしょうね
高校生になるとこんなに忙しいのかと
部活や遊び・・・青春ですよね
連休は疲れます
息子たちが遊びに来るのはいいのですが。
おぎひま
マナムスメ、今日も部活に出かけました。
本人は楽しくてしょうがないそうなので、
心配はしていませんですが。。
でも、朝は眠そうです。。
山ちゃん
いや~あっ、どんな高い塔かと思って読ませて頂きましたが、東京タワーのような形じゃなくて棒状のアンテナでしたか(^_-)-☆
でも、当時はこんなアンテナじゃないと役目が果たせなかったんですね。
ソロキャンプで、進まない時間、、、進む酒、、、に吹き出してしまいました^^
おぎひま
まさに、ただの棒。。
展望台もなにもありません。
地球の丸さを考慮し、高ければ高いほど有効なエリアが稼げたのでしょうね。
でも、、GPSの登場で、役目を終えました。。