タワーホール船堀で、マナムスメが入選した「区展」を見学し、、
その後は、せっかくなので船堀タワーに昇ってみました。
前回は2021年の4月。その時は春霞で遠くは見えませんでしたが、
この日の天気は、キンキンに冷えた真冬の快晴。
眺望もバッチリ楽しめるに違いありません。
絶滅危惧な職業・エレベーターガールの操作で展望台に上がってみれば、、
まずは目を引く、東京スカイツリーの姿。
三大タワーの親分格ですから、敬意を表して見上げなければなりません。
その後ろには、デーンと構える関東山地の山々。
まるでクールファイブのごとく、後方を支えている感じですね。
タトエが思いっきり古すぎでした。。。
中央の山は武甲山(1304m)。秩父の盟主です。
昨年の5月にカミさんと登り、、登山らしい登山は、それっきりでしたっけ。。
その左は奥多摩の山々が続いています。
フレイムが右に寄りすぎ、最高峰の雲取山(2018m)は切れてしまいました。。
反時計回りにカメラをズラしていきますと、、、
丹沢山塊が見えました。
最高峰は蛭ヶ岳(1673m)。ワタクシはずいぶん前に登っていますが、
カミさんとマナムスメは、塔ノ岳(1491m)の共に登った丹沢山(1567m)が最高峰です。
雲がグシャグシャっとしたあたりから、
富士山(3776m)のテッペンがビミョーに見えてるのが判りましょうか。
三大タワーの兄貴分、東京タワーと重なっているのが大室山(1587m)ですね。
丹沢の左端、、やたら尖がってるのが大山(1252m)です。
とっても目立つ山で、裏を返せば非常に展望が良い山、、という事になりましょう。
関東山地と呼ばれる山域は、南端が丹沢、、北端は碓氷峠になります。
その先は、浅間連峰から始まる上信国境と呼ばれる山域ですね。
関東山地は相模川で分断され、北側は秩父山地、南側は丹沢山地とも呼ばれるんですって。
最高峰は、奥秩父の北奥千丈岳(2600m)。
都庁から見えるそうですが、ココからだと如何でしょうか。
さらに左に首を振ると、、
写真の右ハジに、箱根の山々が映りました。
一番端が外輪山の明神ヶ岳(1163m)、ビルを挟んで神山(1438m)、駒ケ岳(1350m)。
駒ケ岳には、ロープウェイでテッペンまで登りました。
まだマナムスメが誕生する前に、乗り物好きだった長男坊(2歳)を連れて、
地下鉄→ロマンスカー→登山鉄道→ケーブルカー→ロープウェイ→船、、、
あらゆる乗り物に乗せてヨロコばせる作戦でした。
本人は何一つ覚えていません。。
さらに、ズズズズズイっと左を向けば、、、、
東京湾を挟んで、房総の山々です。
どれがどの山なのか、ちょっと判りかねますが、、、、
房総半島の最高峰は嶺岡愛宕山(408m)。
いずれにしても、、、ライバルは東京タワー(333m)の山々です。。
なお、左寄り、海の手前でモッコリしているのは、、、
東京ディズニーランドのビックサンダーマウンテン(33m)です。
続いて左を向きましょう。
コチラには山はありません。
中央のビル群は、幕張新都心です。
その方角にズンズン進むと、、房総半島を横断して九十九里浜。
ソコまでは直線で60kmぐらいです。
長男坊は高校生の時に、九十九里浜までママチャリで一人旅しています。
そんな事もありました。ああ懐かしい。。
そこから、もっともっと左には、、
デーンとオワシマシなすデカい山容、、、筑波山(877m)です。
天気がいい日には、都心のビルからでもヒョイっと見えちゃって、
やや! あれは何だ! などとオドロいたりするんですよ。
マナムスメは、未就学児の頃に、登山(下山)を楽しんでいます。
グルっと回って、遂に北方向。
はるか彼方には、赤城山や日光の山々が見えています。
霞んでしまって、どれがどれやら判りません。。
真ん中を流れるのは荒川。中土手を挟んで右が中川。
増水時、両者の水位の違いによる逆流を防ぐ為、
河口の直前まで、仕切られたまま流れます。
中川のこのあたりは、江戸川競艇のコースになってます。
全国で唯一、河川の水面を利用した競艇場なんですって。
こういう施設がある自治体は儲かる?
フツーは、そうかもしれませんが、、、
ココでのレースの主催者は、三多摩地区の6市の共同体でして、、
我らが江戸川区には、たぶんショバ代ぐらいしか入りません。。
江戸川区で一番高い建造物は、この船堀タワーではなく、、
高さ150mの、江戸川清掃工場の煙突でした。
今やソレは解体されている最中で、現状は赤矢印の状態です。
もはや、そこいらのマンションに負けていましょうか。
結果、、、船堀タワーが、不戦勝で1位になりました。。
もう一つ、解体ネタで。。
タワーのすぐ北側に広がった更地、、、
ここは、新しい区役所の建設予定地です。
現在の区役所は、最寄り駅の無い陸の孤島のような立地なので、
駅近に移転しようとしている訳ですね。
これだけ広い土地なのに、、、
元々は、何があった土地なのかが、思い出せません。
近所に新しい建物が出来た時もそうですが、
案外、昔の記憶は上書きされて、忘れ去られてしまうものです。
ぶるぶる。。
そもそも、なぜ、そのような所に役所を作ったのか、、、、
それは、、、、、
かつて区内を走る鉄道は、区の北端をかすめるように走る総武線だけで、、
それ以外の地域は、全て陸の孤島だったんです。
あまりハジッコに役所を作っても困りましょうから、
とりあえず、当時は一番栄えてた所に作ったんでしょうかね。
あるいは、物理的に区のド真ん中にしたとか。
参考までに、総武線以外に区を横断する路線が開通したのは
東西線・・・1969年
京葉線・・・1988年
新宿線・・・1989年
あれ? 比較的に「最近」開通したというイメージだったのに、
すでに40年以上も過ぎていたのですね。。
トシを取る訳ですよ。。。
この記事へのコメント
ponies
私達が登った所がいくつか出てきて懐かしく想いながら拝見
しました。
スカイツリー、東京タワー、都庁、富士さん、大山、明神が岳
鋸山、筑波山等です、想い出が蘇りました、有難うです。
おぎひま
ワタクシも、かつて訪れたところが見えると、
ついつい懐かしがってしまいます。
都庁は、まだ入った事がありません。
立て直されちゃう前に行かねば。。
narayama2008
こうしてタワーからの展望を紹介して頂くと関東平野の広さが実感できます。
それに関西人からすると富士山が望めるのがいいなあと思います(^^)
おぎひま
富士山は、関東人にとっては冬のゴホービ。
その姿が見えるとココロが晴れます。
都内には「富士見」とつく地名がアチコチにあり、
昔はずいぶん見えたんでしょうね。
今は見れる場所も限られてしまいました。
ジュン
いろいろな思い出に繋がり楽しそうです
そして景色にも山にも詳しく驚きました
頷きながら拝読です
おぎひま
税金の使い道として賛否を問われるタワーなのですが、
ワタクシは、地元が眺められるアリガタい施設だと考えます。
登った山を見る事が出来るのも楽しいです。
山ちゃん
いや~あっ、地上100mのタワーから関東の山並が見えるとは、流石に冬場の澄んだ空気のお蔭ですね。それにしても、こんなに見えるとは関東平野の広さが判りますね。
因みに、標高の低い筑波山が大きく見えると思ったら、距離が近くなんですね。
おぎひま
冬のゴホービ、、、キッチリと堪能できました。
このタワーから筑波山までは60kmちょっと。
富士山よりは、遥かに近いです。
遮る山、見間違える山、それらが無いから目立つのでしょうね。