2016年の12月、、、
ワタクシは、通勤中にノーミソの中でブチっとイッてしまったんです。
出勤の為に乗った地下鉄を降り、地上に上がる階段を登っていたら、、
なんだか妙な違和感を感じました。
痛いとか、かゆいとかではなく、、
足を上げたツモリでも、左だけが思ったよりも上がっていないんですよ。
階段を登り終え、歩道を歩き始めても同じで、、
左だけ、足を引きずっちゃう状態です。
どうにか、そのままカイシャに着きまして、、、
ネットで、そのような症状を調べてみた結果、、
TIAとかいう、一時的に脳梗塞の軽いやつみたいになる発作、、
それではないかと想像したワタクシ。
すぐに治る事が多いながらも、ホントの脳梗塞の前兆であるケースもあるそうで、
早引きして、医者に行くべきだと思ったのでした。
地下鉄の駅まで戻りながら、地元の外科の開業医に診察予約のデンワ。
ソコでクスリでも処方され、オリコウにしてればOKなのかと思っていたら、、
「それ、ヤバイよ! すぐに大きな病院へ!」などと脅され、、、
駅の近くの警備会社の裏口あたりに座り込み、オロオロと大病院を探したんです。
当時の携帯はガラケーで、なかなかタイヘンですよ。
とうにか見つけ出した駿河台の上に鎮座する大学病院から
「じゃあ、来なさい」
なるオコトバを頂戴したのでした。
駿河台への登り坂。。
左足を引きずりながら歩くのですが、フシギな事に気がつきました。
体の左側が、歩道上に置かれた看板とかにブチ当たるんですよ。
普段は、無意識のうちに障害物を避けて歩くのでしょうけれど、
その時のワタクシのノーミソは、自分の体の左半分の存在を、
いまひとつ認識できていなかったのかもしれません。
坂の名前は観音坂。
かつては「神田山」とも呼ばれたらしい駿河台に登る坂です。
駿河台の標高は、たかだか17mなので、アッという間の坂ですが、
この時は、ずいぶん長い道のりでした。
見えてきた大学病院。
11階建てですが、周りの建物が高いので、むしろチンチクリンに見えましょう。
当時のワタクシは、そんな事を観察している余裕はありませんでしたけどね。。
奥の、アタマの丸い建物は違いますよ。別の大学です。
デンワで指示されたとおりに、2階の外来受付へ。
すでに一般の診察時間は過ぎていましたから、人の姿はありません。
とにかく、どうにか着いた、、、、考えた事は、それだけです。
ココでも、クスリでも出されて帰るツモリだったんですよ。
往生際が悪いワタクシ。。。。
アレコレ検査され、ずいぶん時間が掛かりました。
MRIで輪切りにされたり、あぁんな事やこぉんな事をされたり。
で、判決は、、、、「ハイ。脳梗塞! 即・入院!」
「マヂすか?」「アタリまえでしょう! ソッコーで病棟へ!」
カイシャやオウチにデンワを掛けるから、いったん外に出たい!
などと哀願し、、、救急窓口から外へ。
まずは何よりも、タバコを一本吸いたかったんです。
それが、、、今のところ、最後の1本です。ホントです。
入院した病棟は、11階建ての11階。テッペンです。
ヒジョーに眺めがよく、山々も良く見えました。
救いはソレだけでしょうかね。
特に手術も無く、、、
ただただオトナシく寝ているだけの10泊11日でした。
退院は12月30日。どうにかココでの年越しは回避できました。
また、後遺症がゼロだったのも幸いです。
運転免許の更新は、ちょっとヤヤコシかったですが。。
入院の日々は、文末のリンクから。。
ハナシは現在に戻りまして、、、
この日は、年に1度のMRI検査。
MRIの予約は最長6か月前からとの事だそうでして、
予約の為の診察、6か月後にMRI検査、そして6か月後に予約の為の診察、、
退院以来、ずぅぅぅぅっとソレを繰り返してきたんです。
もはや、年中行事ですな。
ココが検査の受付。
もう慣れたものですが、、、
その都度、金属ものの有無などを、いちいち申告しなければなりません。
そういうモノが熱を発し、タイヘンな事になるんですって。
ヒートテックの下着もダメだそうです。骨折のボルトや入れ墨も。。
下着は脱げばイイのでしょうけれど、ボルトや入れ墨はどうするのでしょう。
毎度おなじみの大騒音、、、
検査器具から音が漏れ出ちゃうのか、脳の反応を診る為に意図的に音を出しているのか、、
正解は不明ながら、、検査中は とにかくウルサいんです。
今はもう慣れて、イネムリしたりしてますけどね。
地下鉄の車内でも寝ちゃうんですから、ニンゲンは音への慣れに強いのでしょう。
検査後に1時間ほど待ち、、、
その結果の映像を前にして、お医者さんからの診察タイムです。
どうせ、、毎度毎度のお題目「ハイ、引き続き経過を診ましょう」で終わるんです。
ところが、、、ななんと、今回は違いました。
「もう来なくてもイイですよ」
ホントっすか!!
「何か異変があったら来る、、それで十分です。希望するなら引き続き検査しますけど」
イイですイイです。何かあたったらまた来ます。ソレでお願い!
そりゃ、定期的に調べたほうが安心なのでしょうけれど、
早起きするのと、検査代7千円也(自己負担分)が不要なら、ソレに越したことがありません。
会計マシーンで支払いを終えると、、、
もう予約票は出てきませんでした。
釈放です!
いや、それは言い方が違いましたね。
退院後の執行猶予が終わりました!
ただし、、、1年ごとの検査は不要と判断されただけで、
「完治」と言うのとは少々違うと思われます。
再発が少なくないビョーキで、しかもイッキにピキーンと来る訳ですし。
タバコはこのまま休止を継続し、、、お酒も少しは控えようかしらん。。。
ああ、2児の父。。。一人はまだ中学生。。。。
【入院編】
ノーミソぶちっと逝きました【1】ハイパーテンションで三途航路へ
【通院編】
禁煙への旅【1】旅立ち、、そして悶絶
この記事へのコメント
ジュン
詳しい説明しっか!と覚えました
年齢的に脳梗塞は怖いので。
若いからでしょうか後遺症もなく本当に良かったです
禁煙はいい事です
飲酒・・・・少し控えた方が
健康になられて本当に良かったです
yona
無事、6年で放免良かったですね。
脳梗塞の主原因はお酒とたばこ!!入院を機会に禁煙できたんですね。
私、あんまり大きな声では言えませんが喫煙者です。
今時外で吸う場所ないから、台所の換気扇下で不良してます。
私の知り合いはお医者さんに「たばこ止めないと死にますよ。」と言われてきっぱり止めたそうです。
私もそれぐらい言ってもらえたら・・・( ;∀;)
おぎひま
おかげさまでフツーに暮らしています。
マナムスメが独り立ちするまでは、頑張らねばなりません。
お酒は、、、、、、
えっと、、えっと、、、。
おぎひま
ワタクシ、、まさか自分がタバコを止められるとは思ってもいませんでした。
酒とタバコのどちらか絶対NG!
と言われたら、酒を止めるぐらいに。。
プチっといかなかったら、今でも吸っていたでしょうね。。
それにしても、、ずいぶん値上げされちゃいましたね。
100円以上も高くなったとは。。。
かにょにょ@横歩き
おぎひまさんは脳梗塞で入院されていたのですね。早期発見で後遺症も出なくてよかったです。この度は外来のご卒業、おめでとうございます🎊
山ちゃん
いや~あっ、やっと無罪放免になられて良かったですね。
もう何年も節制して来られたから、無理をする限度は熟知されておられるでしょうが、くれぐれもご自愛ください。
おぎひま
おかげさまで後遺症はありませんですが、
医者曰く、、紙一重だったみたいです。
たまたま、ヤバい場所からズレていただけで。。
まあ、運不運は天命です。。
おぎひま
そうですね。
実態は仮釈放ですから、、
何かヤラカせば逆戻り。。。
節制したいと思います。。キモチだけでも。。
みや
でもとりあえず無事に経過観察も終わってよかったです。
子どもたちが大きくなるまではまだまだ頑張らなくては・・・同じです。どうぞご自愛ください。
おぎひま
これで経過観察が一つ終わり、
そして一つは間隔が伸びました。
まだまだ頑張る為、お酒を、、、、、、
辛い所ではございます。。