追悼、、我が親父。。昭和ヒトケタの大往生。。


今年も、1年の振り返りの時期になりました。
ワタクシにとっての大きな出来事は、、、
6月に父親が天に召された事でしょうか。
最後の2年は、ホームにて楽しく暮らしていた模様ですが、
驚くほど急に、お迎えが来てしまったんです。
大病は無かったものの、トシもトシでしたから、、大往生ですよ。

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昭和ヒトケタ、、ギリギリで戦争に絡んだ世代です。
中学生ながら、お手伝い要因で軍隊に駆り出されんですって。
乗っていた木炭自動車が、米軍機から機銃掃射を喰らって死にかけた、、
そんな武勇伝も語ってくれました。詳細はコチラです。
もしソコで逝っていたら、ワタクシもウチのコドモ達も存在しません。
もう一つ、、ワタクシの誕生を左右するピンチ、、、、
両家がモメちゃって一度は破談となった危機を、親父はガッツで乗り越えてくれました。
その様子はコチラです。

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「コ」のアオリで、ホームでの面会は制限付きだったんです。
「指定時間から予約」「ワクチン済み」「1回に1人」「15分以内」、、こんなんですよ。
「コ」が落ち着いた頃に家族みんなで行くから。。
親父とは、そのようにデンワで話をしていました。
様態が急変したとの知らせを受け、ホームに面会の件を相談すると、、、
「事前に連絡を貰えれば、いつでも何人でも良い」
ずいぶん寛大な答えが返ってくるぢゃないですか。
面会のルールが急にユルくなった訳では無く、、、、、
ホーム側が「もう時間が無いから」と判断したのでしょうね。
急遽家族で訪問すると、すでに口はきけなかったものの、、
首を振ってのYES/NO、、、握手も出来るし、帰り際にはバイバイもしてくれたんです。
翌週に訪れた時は、もう意思の疎通も出来ず、、その3日後に逝きました。

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「コ」の真っただ中ですから、葬儀はホントに身内だけの家族葬。
杉並区にある民営の火葬場、堀之内斎場で行いました。
お通夜の後、線香を絶やさないように徹夜で寄り添う、、それが東京式のルールです。
この斎場も、本来は徹夜や仮眠も可能なのですが、「コ」のアオリでソレもNG。
親父は寂しかったでしょうけれど、、、夜間は締め出されてしまいました。

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なので全員がいったん帰り、翌朝に再集結しました。
↑は、斎場に向かう途中の、「五日市街道入口」交差点。
その名のまんま、五日市街道の起点ですね。
写真の奥に進む道が五日市街道。(↓の紫の道)
五日市からは檜原街道、奥多摩周遊道路を繋ぎ、奥多摩湖西岸で青梅街道と接します。
写真を右折すると青梅街道。(↓の赤の道)
コチラは青梅を経由して奥多摩湖へ、、そして甲府で甲州街道と合流ですね。
張り合うように奥多摩を目指す2つの道、、その分岐点がココなんです。
なんだかカンドー的ですが、見た目は街中のフツーの交差点ですから、、、、
すき家の客も、何も考えずに牛丼を食べている事でしょう。

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話が脱線しました。。
告別式が終わり、棺桶は霊柩車に。
火葬場も同じ敷地内ですので、霊柩車での移動は形だけです。
20mぐらい走ったら、もう到着ですね。
ちなみに、、、
母方の実家、信州・佐久の風習では、荼毘の後に告別式になりますけれど、
親父は東京人ですので、告別式が先でした。
ホネになる前にお顔が見れる、東京式のほうが合理的だと思います。

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荼毘も終わり、、その後に食事が振舞われました。
信州では、こういう会食を灰寄せと言いますけれど、
親父は東京人なので、あくまでも「お食事」。
精進落としという事もありましょうか。
2年間、1度も帰宅できなかった親父なので
少しばかりでも、オウチでゆるりと過ごさせてあげる為に、、
納骨は、ひと月ほど後になりました。

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1か月後。
お寺にやって来ました。
下高井戸から桜上水にかけての甲州街道沿いは、お寺の密集地帯で、
10山ぐらいはありましょうか。
我が実家の菩提寺は、慶長年間(1596年~1615年)に開山されたお寺。
大河ドラマで中川大志が演じた、畠山重忠の子孫が創建したんですって。
墓石の文字を見ると、、、古い元号が並んでる訳ですよ。

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いよいよお別れ、、、納骨です。
ココで、安らかに休んでくださいませ。
親父から見れば、両親、兄弟、そして自分の子供がひとり、、、
すでに大勢が居ますので、寂しい事は無いでしょう。
ワタクシは分家の初代になりますから、ココには入れません。。

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納骨が終わり、、、お寺の近くで精進落とし。
「和食 さと」、、、大阪を拠点とする和風ファミレスです。
家族だけですから、これで十分です。
飛び込みではなく、イチオウは予約したんですって。

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ふむふむ、それらしき料理になっているのですね。
メニューにも会席料理というコーナーがあり、
その中の「あおい会席」という、一番安いやつみたいです。
アルミホイールの鍋は、もはやフツーなのでしょうか。
メニュー写真では、金属製の鍋でした。

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とにかく、、これで親父を送り出す事が出来ました。
実家を出てからは、年に何回も会えませんでしたので、、
親父が居なくなっちゃった、、、という実感はイマイチ湧きません。
正月などに実家に帰れば、孫の顔を見てニコニコする良い爺様でしたけれど、
その正体は、ガンコ一徹の昭和の鉄拳オヤヂでしたっけ。
ワタクシどもよりもムツカシい時代を生き抜いて、
今の日本を築き上げてくれた世代です。それには感謝しかありません。
生きている限り、誰かを見送り、、そしていつの日か見送られる訳ですよ。
それぢゃあトォちゃん、、、、その日に逢おう。。

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この記事へのコメント

  • yona

    こんにちは。お父様は長生きされて大往生だったんですね。
    そして、無事にお父様のお見送りができて良かったですね。
    お父様は絵を描いておられたんですね。お上手でお葬式に飾ってもらってきっと喜んでくれてますね。

    とうとうブログお引越しされたんですね。
    新しいURLしっかりメモしましたよ。
    2007年からですか。私は2012年から・・・、年齢はたぶん下だと思うけど大先輩ですね。ところどころ飛ばし見してみたけど、当たり前の事ながら最初はマナムスメさんはかなりのお子ちゃま!!おぎひまさんのブログは家族の成長記にもなっていて、子ども達にとっても素敵な記録になってますね。これからも頑張って下さいね。

    私も遅ればせながら、引っ越ししました。
    「よなのたびはくねくね2」 https://yonalog22.livedoor.blog/
    もし気が向いたら寄ってって下さいね。

    2022年12月29日 10:56
  • おぎひま

    yonaさん、コメントありがとうございます。

    引っ越し、お疲れさまでした。
    ワタクシは、ラクチンさを優先してシーサーに。。。
    ダラダラ続けてきたブログですが、ご指摘の通り、
    家族の記録になっています。
    モノ忘れが増大しても大丈夫なように、まだまだ続けます。。
    新しいブログのほうにも寄らせて頂きますね。
    2022年12月29日 16:51
  • みや

    お父様のお見送り、お疲れさまでした。
    こうして命は繋がって、社会は続いていくのですね。
    2022年12月29日 16:55
  • 山ちゃん

    こんにちは!
    今年はお父様が亡くなられたのですか。お悔やみ申し上げます。
    年末になると、身内の事を思い出すのは皆さん同じようですね。
    歳を重ねる度に見内が減って行くのは寂しい事ですが、育って行く子供たちに楽しい未来が待っている事に期待しています。
    2022年12月30日 09:11
  • おぎひま

    みやさん、コメントありがとうございます。

    そうですね。
    コドモたち、続く孫たちの足かせにならないよう、
    清く正しく生きていきたいと思います。

    2022年12月30日 13:43
  • おぎひま

    山ちゃんさん、コメントありがとうございます。

    来るべき時が来たという感じです。
    父母の兄弟世代は、親父を最後にオトコが居なくなてしまいました。
    オバさんたちは殆ど生存してまして、、
    やっぱり女性はツオいです。。
    2022年12月30日 13:49
  • かにょにょ@横歩き

    おぎひまさん、とうとうブログをお引越しされたのですね!
    お父様が今年おなくなりになったのですね。お悔やみ申し上げます。
    お墓は千歳烏山の寺町でしょうか。
    主人の親戚が寺町にお墓があるので行ったことがあります。あのお墓に入るとたくさんの昔の方々がいるので寂しくありませんね(どこに感情移入してるやら)💦いま私の母親もホームで生活していて身近なことのように感じております。
    2022年12月31日 20:31
  • おぎひま

    かにょにょ@横歩きさん、コメントありがとうございます。


    引っ越しは、どうにか完了しました。
    お寺街は烏山あたりまで続いてますね。
    我が実家のお墓は、もう少し新宿寄りの桜上水です。
    ホームも、今は面会が大変ですよね。
    早く「コ」がどうにかなってくれないと。。
    2023年01月01日 14:36

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