昔から、コドモが描くクルマの絵は、「凸」型に車輪が2つ、、、、
いわゆるセダン型のクルマが主流でしたから、それが定番でしたよね。
いつの間にか箱型のクルマが増え、、セダン(4枚扉の乗用車)も流線形になり、、
ホントに凸型のクルマは、今ではタクシーぐらいでしょうか。
いや、それも事情が変わって来ました。

東京オリンピックの前ぐらいから、この手のワンボックス型のタクシーが増えましたよね。
「トヨタ JPN TAXI」という、そのままズバリの型式だそうです。
天井も高く、荷台も大きく、、、
ドアがスライド式なので、車いす用のスロープも取り付けられるんですって。
なかなかイイところだらけぢゃないですか。
クルマの形が、ロンドンタクシーっぽいのもご愛敬。
かつて、仙台のタクシー会社がホンモノのロンドンタクシーの車両を導入し、
フツーにタクシーとして運用していた時代があったんです。
その頃に遠距離レンアイで通ったワタクシは、何度かソレにも乗りました。
かなりゴージャスな内装ながら、通常のタクシーと同じ料金でしたっけ。
そんな時代もありました。ああ、懐かしい。。
減ったとは言え、、、、
凸型タクシーも、まだまだ走っています。
ニッサンのセドリックとトヨタのクラウンが主流ですね。
とあるサイトで、韓国人が
「日本のタクシーはボロい! 20年前のクルマが、まだ走ってる!」
などと吹聴しているのを見かけました。
すると、別の韓国人が
「モデルが古いだけだ。日本のタクシーは自動ドアなので、簡単にはモデルチェンジしない」
などと説明し、、ワタクシが納得したりしたものです。
そんな、おなじみ凸型タクシーですが、、、
マイナーチェンジされながらも生産し続けたものの、、
セドリックは2014年、クラウンは2018年に販売が終了したそうです。
ワンボックスタイプとセダンタイプが、信号で並びました。
どちらも個人タクシーとは、奇遇ですね。
タクシー稼業をするならば、個人タクシーが断然ラクチンなんですって。
働く時間も自分の都合で決められましょうし。
ただし、簡単になれるものではなく、
新たに開業するためには、けっこうハードルが高い規則があるそうです。
東京都の場合で、
・ タクシーの乗務経験が10年以上
・ 3年間無事故無違反
・ 準備資金200万円
・ 5年以内に刑法等の前科や麻薬取締法などで処分を受けていない
・ 65歳未満
などなど。
いまさらワタクシはムリですね。前科はありませんですが。
ワタクシの叔父は、地方都市のタクシードライバーを務めたヒトで、
車内での人間ドラマを、イロイロと聞かせてくれました。
基本的には、モンスターなお客様の物語りが多いですね。
「なにぃ? ウチの組の場所も判らないのか!!」
などとスゴむヒト、、
「いつもより〇〇円も高いから払わない!」
そんな厳しい御仁も。。
大雪の日、「もう少し先まで」「もう少し」みたいにアタックさせておいて、
遂にスタックしたら「やっぱりココでイイですぅ!」と逃げ去るヒト。。
幸い、強盗には遭わなかったそうですが。
客では無くても、フシギな人も。。
田舎の道を、法定速度以下でトロトロ走られ、、
十分に安全な場所で、思いっきり安全に追い越したのに、、、
「オタクのタクシーに抜かされた!」
そんな苦情の電話を入れてくるんですって。
抜き方が危なかったとか、そういう問題では無く、、、
法定速度を守ってる自分が抜かされるのが気に入らないと。。
看板を背負って走ってますし、客商売ですから、、、ヘタしたら減俸ですよ。
お客様には、貧乏神も居るようですな。
以前、職場で
「宝くじが当たったら、まずはどんなゼイタクをするか」
なんて話になったんです。
「居酒屋を借り切ってオゴる」とか、俗物的な話がいくつか出た後、、
熊本の工場から出向で来ている若手くんが、
「タクシーで熊本まで帰る!」なんて言うんです。
ソレって、カネがかかるだけで、全然ラクチンぢゃないような気が。。。
この記事へのコメント
かにょにょ@横歩き
おぎひま