セピア色の北海道【1】函館~道東~道北、、、学生時代・真冬の一人旅


スーパーの北海道フェアを堪能したついでに、
初めて北海道を訪問した昔話を思い出そうと、
当時の写真を引っ張り出してみました。
当然デジカメではなく、「写ルンです」か何かで撮ったやつですね。
そしたら、、、思った以上に画質が劣化していたんです。
今のうちにデータ化するべく、何枚かをスキャナーで取り込みました。
まるで昭和の写真、、、、おっと、ホントに昭和でしたっけ。。
↓は、たぶん函館山からの眺めです。

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旅に出たのは、学生自時代の冬。
2月にバイトでカネを貯め、3月早々に北海道を目指したんです。
上野から夜行急行「津軽」で青森、、そこから青函連絡船で函館に渡りました。
五稜郭タワーから見下ろした五稜郭、、、の半分だけ映ってますね。。
高さ60mのタワーでしたから、こんなものでしょう。。
当時のタワーは、すでに引退・解体されていまして、、、、
2006年に完成した2代目・五稜郭タワー(高さ107m)が活躍しています。

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日程の都合上、江差と松前のどちらかにしか立ち寄れず、
函館の民宿のオバァちゃんに、オススメを聞いてみました。
バァチャンは、気の毒になるほど真剣に悩み、、、、
ひと事、「松前っ!」と答えをくれました。
向かってみたら、、、、主役の松前城は雪に埋まり、、、
どうにもなりません。。。
ちなみに、、、
北海道の人が松前を勧めるのは、本土チックな風情があるからだとか。
つまり、、、我々本土側のニンゲンにとっては、、、ごにょごにょ。。

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函館から、札幌行きの夜行鈍行に乗り、、
夕張界隈をフラフラした後、今度は夜行急行「狩勝」で道東へ。
急行「ノサップ」に乗り継いで厚岸駅、ソコから標津線で、根室標津駅。
さらにバスで向かったのは、野付半島のトドワラです。
塩害で立ち枯れとなったトドの林がシュールでウツクシいと、
それで観光地になっちゃった場所です。
ずいぶん吹雪いてる? 違います。写真の劣化です。。

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根室標津で1泊、網走をウロついてから小清水町の原生花園で1泊。
翌朝、美幌駅に移動しました。
美幌~阿寒湖~摩周湖~川湯~屈斜路湖~美幌峠~美幌
当時、そんなステキなルートを回遊する路線バスがあったんです。
そのバスで、阿寒湖を目指したのですが、、、、
途中で吹雪いてるらしく、バスは運休。。
美幌駅前でヒッチハイクにチャレンジするものの、ウマくいきません。。
「街中じゃムリだ。阿寒湖方面にだけ向かう道でやってみな」
地元のヒトから、そんな忠告を頂戴しました。
相生線の終点・北見相生駅が、まさにその場所ですよ。
そしたら、その作戦はアッサリと大成功!  どうにか阿寒湖に着きました。
夜には、濡れたタオルが一瞬にして棒になる-20℃を体験し、、
一夜明けたら晴天で、全面凍結した阿寒湖と雄阿寒岳がバッチリですね。
アイヌコタンでは、アニキの七光りで歓迎されましたっけ。。

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ズにのって、丹頂の里までヒッチハイクで往復し、、
戻った阿寒湖から、回遊路線バスで摩周湖へ。
随所随所で、見学時間を設けてくれるバスでした。
初めての摩周湖は、どうにか湖面が見えるレベルの霧。。
摩周岳の姿もボンヤリと見えました。
川湯でバスを降り、列車で原生花園に出て、ソコ泊まりです。

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能取岬から眺める流氷。。
初北海道なので、当然ながら初流氷。
それを見るのが、大きな目標の一つでした。
満足満足。。

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全面凍結のサロマ湖です。
この馬ソリが何だったのか、全く思い出せません。
まあ、観光用なのでしょうかね。
今でも観光馬車はあるみたいですが、冬場は休みだそうです。

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紋別あたりで観た流氷。
ここまでカンペキに張りつめてしまうと、ただの雪原状態。
よって、オモシロみには欠けます。。
流氷は、来る時と去る時が見ごろなんですね。
この日は、紋別の宿に泊まりました。

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翌日はイッキに稚内まで向かう予定でしたが、
紋別の宿で「浜頓別の宿がオモシロい」と聞き、、
急遽泊まる事にしました。
宿に着くなり、そこで出会ったオネェチャン達に誘われ、
クッチャロ湖でレンタルのスノーモービルに乗ったりしました。
あれからウン十年、、、、みんな、今ごろはどうしていますかね。。

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浜頓別の駅は、天北線の上下と興浜北線、3つの方向に列車が出ています。
いずれも、数えるほどしか列車が走っていないローカル線ながら、
朝、3方向、殆ど同じ時刻に出発する便があったんです。
楽しく過ごした皆とも、それぞれの方向に散っていきました。
その中で稚内行きに乗ったのは、ワタクシただ一人。
旅のスケジュールも終わりが見えてきた事もあり、
ムチャクチャ寂しいキモチになったものです。。
今は、浜頓別駅は存在しません。全ての路線が廃止されてしまいました。

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稚内駅からバスで宗谷岬に。
吹雪と言う程では無かったものの、それなりの風邪と雪。
ずっと外には立っていられず、すぐにお土産物屋さんの中に退避ですよ。
なので、岬の周辺は思いっきり閑散としていて寂しいばかり。。
道内のアチコチを楽しみ、シメは最果ての地にシミジミとたたずむ、、、、
そんなシュチュエーションを狙っての旅程でしたから、
想定したとおりのエンディングで、喜ぶべきだったのかもしれません。

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ノシャプ岬側は天候も穏やかで、、
ただし、当時は道沿いに看板があったぐらいで、コチラも閑散としていました。
この日は、そのまま稚内泊まり。
日程が1日ズレてしまったのを取り戻す為、
翌日はタイヘンでしたよ。
稚内発朝7時の急行「宗谷」に終点の函館まで乗り通し、、到着したのは19時前。
そのまま青函連絡船に乗り換えて4時間の航海。
深夜の青森駅から、夜行列車でイッキ帰りです。
24時間以上、列車や船に乗りっぱなしだった訳ですね。
まあ、ソレもセーシュンですよ。

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この記事へのコメント

  • 山ちゃん

    こんにちは!
    いや~あっ、学生時代に真冬の一人旅とはめちゃんこ青春されましたね。
    昭和が蘇るような「写ルンです」で撮った写真、懐かしい急行「津軽」、「狩勝」、「宗谷」、4時間の青函連絡船、今では考えられない時間を費やすのが当たり前の旅だったんですね。
    懐かしく拝見させて頂きました(^_-)-☆
    2022年09月06日 11:54
  • かにょにょ@横歩き

    なるほど!
    2022年09月06日 15:31
  • おぎひま

    山ちゃんさん、コメントありがとうございます。

    ホントに懐かしいです。
    西に向かうのは大垣行の夜行鈍行。
    日中は山陽本線を乗り継ぎ、
    門司から、長崎行きの夜行鈍行。。
    そんな旅もしていました。
    朝方に京都で降り、東本願寺でカラダを延ばすのも恒例でした。
    2022年09月06日 16:04
  • おぎひま

    かにょにょ@横歩きさん、足跡ありがとうございます。
    2022年09月06日 16:04
  • yona

    冬の北海道1人旅とは、かなりヘビーな体験されましたね。
    昔は列車+バスで何とか行けましたよね。
    私は高卒で1週間しかまとめて休みが取れなかったので、
    夏休み中道内大移動してる学生さん達がうらやましかったです。
    「旅の終りに」という曲ご存じですか。
    ♪夢のような旅だった 遠い北の国の~♪
    昔北海道のユースホステルの食後のミーティングで大合唱した事を思い出しましたwa。
    2022年09月06日 17:32
  • ponies

    こんにちは。
    冬の北海道一人旅、すごい事です。私はオビンタなので
    考えられません。
    ツアーですが網走で砕氷船に乗り流氷見物とか十勝温泉の露天風呂で
    タオルが棒に成った事は経験しました。
    2022年09月06日 17:32
  • おぎひま

    yonaさん、コメントありがとうございます。

    まあ、切符を買って列車に乗るだけなので、
    そんなヘビーでも無いですよ。。
    あの頃、ユースは盛り上がりましたよね、
    この時の旅も、アチコチで大合唱がありました。
    その歌も存じ上げています。
    2022年09月07日 09:12
  • おぎひま

    poniesさん、コメントありがとうございます。


    poniesさんの北海道の記事を見て、
    ついつい思い出してしまいました。
    北海道は、日常とは違う世界で楽しいですよね。
    次に行けるのはいつになる事やら。。
    2022年09月07日 09:14

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