我が江戸川区で1番高い建造物は、江戸川清掃工場の煙突。
その高さは150mです。
離れた場所からでも確認できるので、場所を特定する目印としても便利なんです。
最近、ふと煙突を見上げて見ると、、、
アレ? 真ん中あたりに何かがある!!
まるで東京タワーの展望台のようなモノが、煙突にマトワリついてるぢゃないですか。
まさか、ホントに展望台を作るのでしょうか?
そのような訳はありませんでした。。
江戸川清掃工場は、いったん解体して全面リニューアルするのだそうです。
煙突も対象で、現状のものは撤去するんですって。
ビックリ映像に出てくるような、爆破による解体ではありません。
そりゃムリでしょう。。街中ですもんね。
解体方法は、上から少しずつ切り取っていくとの事。
作業中に何かを落下させないよう、移動式作業室で覆うのですね。
作業室は切り取りながら徐々に降りてきて、地上がゴールです。
清掃工場の本体も、全面取り壊し。
コチラも、解体する建物をビッチリと外側から覆い、
粉塵や騒音を防ぐ仕組みです。
なんだか大仏殿みたいですね。
あるいは、チェルノブ、、、、そのタトエは止めましょう。。。
近くに様子を見に行くと、、、、
大仏殿の骨組みは出来上がっていました。
エントツの移動作業室は、、、
こうして見ると展望台そのものですよ。
作業室への行き来は、どうやって行うのでしょう。
ハシゴのようなモノが掛かっていますが。。
ぶるぶる。。
近くから見上げると、、、
煙突に、金属状の何かが縦一列に埋め込まれていますね。
ハーケンみないなモノでしょうか。
裏表の2方向に点々と取りつけられています。
移動作業室は、それを頼りに固定され、状況に応じて上げ下げするのですな。
もちろん、キチンと強度計算されているのでしょうけれど、、、
シロート目には、なんだか頼りなく思えてしまいます。。。
移動作業室が、まだテッペンに登っていないのは、
今は、そのハーケンの打ち込み作業をしているのでしょうね。
清掃工場に隣接していた区の施設、くつろぎの家です。
60歳以上の区民を対象とした日帰り福祉施設で、
清掃工場の余熱で沸かす風呂がウリだったんです。
なので、お湯が来なくては成り立たず、、、
一足先、、、去年の秋に閉館してしまいました。。。
いずれワタクシも利用できると、楽しみにしていたのに。。。
年齢制限なしで使える、屋外の足湯を利用しただけでオワリです。。
でも、建て替えの間に休止するだけで、
リフォーム後に再開すれば良いのにと思ったら、、、、、
ななんと、、工場の解体が終わるのが2023年春、煙突の解体完了が2024年春、
新しい工場の完成は2027年の春でした。。
清掃工場としては、6年後まで稼働できないのですよ。
そりゃ待ってられませんですね。。
この日はスッキリと晴れたものですから、
清掃工場の前からも、どうにか富士山の姿が見れました。
デーンと構えた この煙突の雄姿も、もう少ししたらオアヅケとなり、、
少しずつ縮んでいく姿、、そして再び伸びていく煙突を眺める訳ですな。。
日に日に伸びていく、途中経過の東京スカイツリーを見た事を思い出しつつ、
マナムスメは、もうソレを覚えていません。。
清掃工場を見に行く際、懐かしい地域を通り抜けました。
長男坊やマナムスメが通った保育園の近隣の街で、
二人たちが卒園してから、縁が薄くなった界隈です。
これは、清掃工場から徒歩数分のところにある煙突。
「第二寿湯」なる銭湯のソレでして、高さは大した事がございません。
この立ち位置からは、煙突を見る事は出来なかったハズです。
なぜ、見えているのかと言いますと、、、
消煙突を遮る建物が滅してしまったんです。
それは、営業している店がゼロのユーレイ商店街、、江戸一ショッピングセンターです。
見事な更地、、、コインパーキングになっていました。。
そこから、さらに清掃工場に近づくと、、、
おおっ! ココにも、消滅した建造物が!
消防団の機材格納庫の脇に立っていた、火の見櫓、、
それが無くなっているんですよ!
いつ撤去されたのかは全く判りませんですけれど、
土台のコンクリだけが残されていました。。
残念なのは、、在りし日の写真を撮っていなかった事。。
まあ、仕方ありません。
清掃工場の煙突の異変に気がつき、現状を写真に残せて良かったです。
もっとも、煙突の解体終了まで2年半もありますので、
さすがに、それまでには気がついたと思いますが。。。
清掃工場解体、、、2022/2/14現在:
【続編】
この記事へのコメント
通りすがりです。
江戸川消防団の火の見櫓の在りし日の姿はストリートビューで見られますよ。
https://www.google.com/maps/place/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D%E6%B6%88%E9%98%B2%E5%9B%A3%E7%AC%AC%E5%85%AD%E5%88%86%E5%9B%A3%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%E3%80%80%E9%98%B2%E7%81%BD%E8%B3%87%E6%A9%9F%E3%80%80%E6%9D%90%E6%A0%BC%E7%B4%8D%E5%BA%AB/@35.6877528,139.9051625,3a,75y,94.1h,109.89t/data=!3m7!1e1!3m5!1sgSqGQVKjLGLiNkM6QAXoug!2e0!5s20080101T000000!7i3328!8i1664!4m10!1m2!2m1!1z5rGf5oi45bed5raI6Ziy5Zuj56ys5YWt5YiG5Zuj44CA56ys5LqM6YOo!3m6!1s0x6018870d5d5df929:0x4cba973728a95615!8m2!3d35.6876896!4d139.9053785!14m1!1BCgIgARICCAI?hl=ja
おぎひま
おおっ! まさにコレです。コレ!
なるほど、、少なくとも2019年の5月までは存在していたのですね。
それにしても懐かしい姿。。
情報、ありがとうございました!
区内在住
あの煙突にかかった鬼太郎の家の巨大版の物体は何だろう?と眺めていました。大煙突の解体の状況がとても詳細に解説されていて、よく分かりました。スッキリしました、ありがとうございます。
家族にも教えてあげなくちゃ!
おぎひま
ワタクシがココに移住してきた際は、
すでに、あのエントツはありました。
1997年の竣工だそうですね。
なるほど、まさに鬼太郎の家ですよ!!
あれが徐々にエントツを喰らいながら降りてくる、、
なかなか想像が出来ませんが、見守りたいと思います。