白い彼岸花を求めて、カミさんとママチャリでサイクリング。
とある病院のあたりにあるハズの、お目当ての花には出えませんでしたが、
その隣のお寺を参拝して帰る事にしました。
寺の名前は善養寺。
ここには、国の天然記念物に指定された松の木があるんです。
これが、その松。
樹齢600年を超えるクロマツで、「影向(ようごう)のマツ」と呼ばれています。
1981年、日本相撲協会の春日野理事長(当時。故人)から横綱に推挙され、
その石碑もありました。
なお、西の横綱は香川県さぬき市・真覚寺の「岡野松」。
そちらは、残念ながら1994年に枯死し、伐採されてしまったそうです。
確かに、なかなかな大木です。
デカいだけでは、天然記念物として物足りない?
そりゃそうですよね。
もちろん、この松にはヒネリがあります。
それは、、、、
じゃじゃじゃじゃぁん!
見てください、この枝の広がりを。
まるで藤棚のごとく、四方に広がっているんですよ。
東西31メートル、南北28メートル、日本一の繁茂面積なんですって。
四国の岡野松も同様の形状で、そちらは33m×25mだったそうです。
この松を、上から眺められないかと思ったら、
境内に、丁度良い感じの山を発見!
「横綱山」とありました。
標高は、、、、4m位でしょうか。
もちろん、ホントの山ではありません。
さっそく登ってみました。
山頂は平らで、ニセ丸太のベンチが4つ。
三角点はありません。
バッチリと境内が見渡せます。
【我が家のコースタイム】
境内→(0:00)→横綱山 山頂
横綱山から見下ろすと、、、
影向のマツの上部を、キッチリと確認出来ました。
こうして見ると、ますます藤棚みたいですね。
ただし、この位置だと幹が隠れぎみで、本来の姿が判り辛いです。
カミさんが境内をウロついて探り当てた、
一番オススメのビューポイントがコチラ。
おおっ! 確かに判りやすい!
キッチリと、この松の特異な形状が判ります。
カミさん、エラい!
でも、、「影向の松」の立て札があると言う事は、
最初っからオススメのアングルなんでしょうね。。
「影向の松 巨大に息ずく 仏の木」
お言葉、頂戴いたしました。
でも、ご住職様、、、、
送り仮名は、「息づく」が正解ではないでしょうか。。
この「金剛場」と掲げられているのが本堂。
それでは、参拝させていただきましょうか。
そしたら、、、
なにやら、エラいヒトが居そうな気配が漂っているんです。
オソルオソル。。
ど、ドチラサマですか?
お名前は、、、「おびんずるさま」とありました。
妙にアチコチがテカテカなのですね。
説明によりますと、、、、
「頭を撫でれば頭が良くなる
鼻を撫でれば美人になる
手を撫でれば器用になる」
との事。
なるほど、おびんずるさまを撫でた場所が良くなると。
それでテカっていらっしゃるのですね。
しかし、、、ココにも、ツマラない現実が。。
「コ」の感染防止の為には、不特定多数の人が撫でまわすのはヨロシくなく、、、
「半紙を宛てがい、その上から撫でよ」との事でした。
その為の半紙も用意されています。
確かに、おびんずるさま経由でウィルスが行き来するのは困ったものですもんね。
半紙越しでも、ご利益があると信じるしかありません。。
ぢゃあ、お願いしますね。おびんずるさま!
どこを撫でたのかですって?
えっと、最近はアチコチが衰えてますから、、、
まずは目、そしてアタマ、、、
その後は、、、ヒミツです。。。。。
この記事へのコメント
山ちゃん
いや~あっ、そちらにも国指定天然記念物のデカイ松があるんだ(@_@;)
藤棚のように広がっているから日本一広く茂っている訳ですね。
京都にも同じように善峰寺に樹齢600年の「遊龍の松」があり、全長40mと横長の五葉松です。http://www.tree-flower.jp/26/yoshiminedera_263/yuryu_matsu.htm
おぎひま
遊龍の松、リンクを拝見しました。
上方向にも盛り上がっていて、カッコイイですね。
この松は、応仁の乱も見てきたのかしらん。