シゴト帰りに、神田明神の前を通ると、、、
正門(隨神門)と本殿(御神殿)の間に、何やら輪のようなモノが。
またまた、先日のように何かの撮影でもあるのでしょうか。
でも、撮影機材もスタッフの姿も見当たりません。」
果たして。。。
近くに寄ってみると、、、
しめ縄のようなモノで作られた、大きな輪。
左右には仕切りの柵も設けられ、、どういう事でしょう。
もしかしたら、ここから先は別料金?
そんな訳はありませんでしょうね。柵の左右はスカスカですし。
輪の脇には立て看板があり、皆様、ソレを読んでいます。
どれどれ。。。
大祓(おおはらえ)神事とありました。
その内容は、、、
「悪疫(悪いビョーキ)が流行ったら、チガヤ(千萱、茅)で輪を作って、それをくぐるが良い」
そんな、エラい神様からのお告げがあったとの事。(かなり略してます)
悪い病気って、、、まさに「コ」ぢゃないか!!
これはくぐりましょう。やっつけましょう!
スサノヲノミコトさま! お願いしますね!
くぐり方のお作法も、立て看板に書かれていました。
輪をくぐったら左に向かい、柵を周って戻ってきたら、2度目の輪くぐり。
今度は右側の柵を周って戻ってきたら、3度目の輪くぐり。
再び左を周って戻ってきたら、4回目の輪くぐりをして本堂に。
との事です。ああヤヤコしい。
本殿側から見た場合の経路は、このようになります。
赤、青、緑の順にグリグリ回り、紫の先の本殿に向かいます。
ただただ歩くのではなく、心の中で和歌を唱えるのが正しいお作法なんですって。
「水無月(みなつき)の夏越(なご)しの祓(はらえ)する人はちとせの命のぶというなり」
これが、その句。
詠み人は不詳だそうです。
唱える和歌は、他のバージョンもありまして、、
「母の分も 一つくぐる 茅(ち)の輪かな」【一茶】
「思ふ事 皆つきぬとて 麻の葉を 切りに切りて 祓(はら)へつるかな」【和泉式部】
「宮川の 清き流れに みそぎせば 祈れることの 叶はぬはなし」【詠み人不詳】
このような取り揃えから、お選びくださいませ。
エッ? 和泉式部? 平安時代の御仁ぢゃないですか。
そんな昔から詠まれる行事なのですか。
和泉式部姐さんと言えば、恋多きオンナとしても有名ですね。
移動中の牛車の中でイトナんで、それを句にしちゃうヒトですから。
おっと、それは別のハナシでしたね。。
ワタクシも、3回まわって4回くぐって本殿に。
とっとと、「コ」を終息させてくださいませ。お願いしますよ。
あと、家族が健康でありますように。
大祓(おおはらえ)神事は、6月と12月、、年に2回あるそうです。
6月が「夏越大祓式」12月が「年越大祓式」。
それぞれの月末に、大々的にお祓いが斎行されるんですって。(有償)
この輪は事前に設置されますので、大祓式の日までは各自で拝める状態です。(無料)
アキバ勤務になって5年、、、全く知りませんでした。。。
正門(隨神門)の右側にオワシマシますのは、豊磐間戸神。
マスクを着用していないぢゃないですか!
このアキバでは、オノデン坊やだってマスクを着用してるのに。。
ガラスで仕切られているからダイジョーブ?
そうでしたね。。
左側の櫛磐間戸神もノーマスクでした。。
この記事へのコメント
かっちゃん
おぎひまさんも「茅の輪」くぐってきたのですね。
この行事は日本中の神社で行われているのでしょう。
お正月にもくぐれますよ。
その頃にはコロナが退散してくれてるかな?
話変わりますけど、和泉式部ってそんな人だったんだ。
見てきたみたいに詳しいですね。(笑)
山ちゃん
いや~あっ、もう夏越しの茅の輪が出ているんですね。
地元の愛宕さんでも、6月30日は潜りに行く人が多いです。今年は、特にコロナ退散で訪れる参拝者も多いでしょう。
おぎひま
お恥ずかしい限りですが、アチコチで行われている行事とは知りませんでした。。
和泉姐さんは、その娘も恋多き歌人だったみたいです。
おぎひま
お恥ずかしながら、茅の輪はアチコチで行われている行事だとは知りませんでした。。
いずれにしても、、、
とっとと「コ」を撃退して欲しいです。