鳥海山、、東北地本では2番目の高峰で、標高は2236m。
出羽三山に続き、我が家はソコに挑む所存です。
登山の前日の宿営場所として向かったのは、遊佐町の西浜キャンプ場。
海沿いの松林の中のサイトで、立ち寄り湯の「ゆらり」にも隣接し、
なかなか便利でイゴコチも良いキャンプ場なんです。
そんな20年以上も前の記憶を頼りに向かってみれば、、、
ダメです。
記憶は間違っちゃいなかったものの、、、、
海に近いのもあって、海水浴客で超満杯!!
キャンプ場も温泉も、人で溢れ返っていたんです。
こりゃダメだ。。
もし、スキマにテントを張れたとしても、、、
夕方なのに30℃を越えている現状で、果たしてキモチ良く眠れましょうか。。
そんな訳で西浜キャンプ場を断念し、次なる寝場所を探して北上すると、、
おおっ! 秋田名物の「ババヘラアイス」を発見!
そうか、吹浦の先で、秋田県に入っていたのですな。
何を置いても、これは食べておきましょう。
ババヘラアイスとは、、秋田県および周辺の道端で目にする、
神出鬼没のアイスクリーム屋さんです。
パラソルの下にアイスのタンク、そしてオバちゃんが一人、、、
見事なヘラ捌きでアイスを盛り付ける、、それがババヘラアイスの真骨頂なんです。
マナムスメが始めてコレに遭遇したのは2011年。
この芸術的な盛り付け。
一つ一つが、その場の即興で作られるんです。
なんだか食べるのが惜しくなりますが、、、
とっとと食べてね。
寝場所も決まっていないんだから。
まずは風呂! と言う事で、
道の駅象潟「ねむの丘」に到着。
ココには立ち寄り湯が併設されていまして、
4階が、展望温泉になっているんです。
その名も「眺海の湯」。
日本海を望む大浴場なんですって。
露天風呂は無いものの、海に面した大浴場はリッパです。
混雑の為に撮影は出来ませんでしたが、、
眺めは、こんな感じです。
地べたに降りた、芝生からの眺めです。
この芝生からは大浴場の窓もよく見えまして、、、
大浴場の窓には
「あまり近づくと、見えちゃいます」
なる注意書きもありました。
風呂を出てクツロいでいると、、
反対の陸側からは、鳥海山の姿が。
ああ、なんてリリしいんでしょう。
ココで、気がつきました。
施設名の「眺海(ちょうかい)の湯」は、
眺める海と、鳥海山の読みを掛けていたのですな。
ダジャレぢゃん。。。
温泉を後にした我が家は、鳥海ブルーラインを駆け上がり、、、
5合目の「鋒立駐車場」にやって来ました。
ココは鳥海山登山の鋒立ルートのスタート地点。
どうせなら、ココで車中泊してしまおうと言う作戦です。
標高は1160mもありますから、さすがに涼しく、、
翌朝は、そのまま登っちゃえるのもラクチンですよ。
メインのレストハウス「稲倉山荘」前の駐車場は、レストハウスが営業している
8:00~17:00しかオープンしません。
ロープで仕切られて出入りできなくなります。
すぐ隣の鋒立山荘前の駐車場は込み合っていまして、、
我が家は、一段高いところにある登山者用駐車場にクルマを停めました。
鋒立山荘の一段下にも、登山者用駐車場がある模様です。
目の前には、鳥海山の山頂が迫っています。
目の前は日本海を見下ろすロケーションで、眺めはバッチリ。
雲と戦いつつ、ビミョーに海に沈んでいく夕日も眺める事が出来ました。
左の黒い物体は、飛島ですね。
ほぼ同時刻に、、、
鳥海山の山裾から朧月が出てきました。
月は東に日は西に、、、雄大です。思いっきり雄大です。
蕪村の句って、アタマの中に映像が浮かぶのがフシギですよね。
バンメシは、道の駅象潟の近くのローソンで買いました。
例によって、簡易調理の簡単メシです。
食器を洗わずに済ませるのがミソですね。
海と山とを同時に眺められる、絶景な食卓でしたが、、
風が若干強めでしたので、稲倉山荘の軒下で食べました。
稲倉山荘は、昼間だけ営業している休憩所で、
夜は全くの無人になります。
ミニ餃子、鶏唐などをフライパンで暖め、
コレがメインディッシュです。
第二弾で焼き鳥も暖め、、、
あとはカップ麺ですね。
ああゴチソウゴチソウ。。。
夜が明けました。
鳥海山は山頂までクッキリと晒し、、
この日も晴天。
登山日和ではあるものの、、、
暑くなりそうです。
朝ご飯は、パンとカップ麺。
オニギリもあります。
車中泊の時は、こんなパターンばっかりですね。。
イチオウは駐車場ですから、大々的に調理をするのもナニですし。。
パン、、たまごトーストをカヂるマナムスメ。
うんと食べて、燃料を補給しときなさいよ。
この日の登りは、今年に登った山の中では、
ダントツにスタミナを使うコースですぞよ。
とは言え、、、
あくまでもソレは、「我が家にしては」という事でして、、
日帰りも可能なルートの小屋泊まり、、、ヘタレで済みません。。
予定しているルートは、鉾立口から千蛇谷経由で山頂直下の御室小屋。
ソコで泊まるツモリでして、、、
地図上のコースタイムでは4時間40分となっています。
果たして、我が家はどれだけ掛かりますやら。。
展望温泉「眺海の湯」 公式サイト:
この記事へのコメント
山ちゃん
鳥海山、手強い山で三度目にしてやっと山頂まで辿り着いた記憶が蘇ってきます。
果たして如何な登山でしたか
おぎひま
おかげさまで、無事に登頂できました。
クソ暑かったのはフェーン現象のせいでしたが、
その影響で、晴天が続きました。
海に近い鳥海山では、こんなに晴れるのは珍しいのだとか。