月山から下山し、姥沢駐車場からR112月山道路に向かっていると、、
こじゃれた建物と、Coffeeの看板を発見!
「Gassan POLEPOLE」とありまして、
これは、ヒルメシ処かも知れません。
そこは「月山ポレポレファーム」という、
コテージやレストランを兼ね備えたリゾート施設でした。
到着した時刻は14:35。
ランチ営業の終了時刻15:00に、ギリギリ間に合いました。
メニューを眺めると、、、
ソーセージやベーコンを中心としたラインナップで、
それらは全て自家製で、自前の窯で薫製にしたんですって。
なるほど。そう聞くと、ますますウマそうに感じちゃいますよ。
ドリクメニューは、こんな感じです。
マナムスメは「自家製山葡萄ジュース」を選びました
ワタクシとカミさんは、このメニューには出てきませんが、
ガマンの1品、、ノンアルコールビールです。
これが、その葡萄ジュース。
「濃すぎたら、水で薄めてください」
とのアドバイスがありまして、、、
マナムスメには、まさにキツすぎるほどの濃厚さでした。
なんだか、ノンアルのワインを飲んでる味わいなんですよ。
そのようなモノが世の中にあるかどうかは判りませんが、
イメージ的にはソレなんです。
こりゃウマいと思いつつ、、、
マナムスメは、チョボチョボと水割りにして楽しんでいました。
カミさんの注文は「ピリピリライス」980円。
自家製ソーセージがドォンと乗っかったピラフです。
よく見ると、輪切りになったヤツも入っていまして、
なかなか賑やかぢゃないですか。
スパイシーな仕上がりで、、、
こりゃ、リフト乗り場の食堂で「エビピラフ」750円なんぞを食わなくて良かったですよ。
ワタクシは「ポレポレの野菜のスープカレー」1150円。
これにもソーセージが入っていますが、
それだけでなく、野菜も自家製なのでしょうかね。
辛さは程ほどで、味わい深いカレーですよ。
これまた、リフト乗り場の食堂で「カレーライス」700円を食べなくて良かったです。
さて。
マナムスメの注文は「ソーセージランチ(6本とパン)」。
お値段は、最高額の1500円!
自家製山葡萄のジュースと合わせると、2000円越えですよ!
家庭内の力関係がアカラサマですね。
で、まずはサラダから登場しました。
これも自家製の野菜だったりしましょうか。
続いて、メインディッシュのソーセージ。
3種類が2本づつなのですね。
これは美味しそうですよ。
ソーセージには妙なコダワリがあり
「シャウエッセンしか食べない」
などとヌカすマナムスメですが、
これには魅了された模様です。
真ん丸なパンも登場し、、、
一人で「リゾートマダムの昼下がり」的に過ごすマナムスメ。
ホントは、、、
月山でかいた汗でベチョベチョなクセに。。。
ぐふふふふふ。。
それにしても、、、
なかなかステキな雰囲気なんですよ、ココは。
ハンモックや子供用プールなんぞが設えられていまして、
良いところのボクちゃんジョーチャンがインスタ映えしそうです。
我が家も、いつか泊まってみたいですが、、、
コテージ泊の場合、2食付きで15000~20000円コースですよ。。
厳しいですぅぅぅ。。
メシだけでも食えた事に感謝します。
食後に向かったのは、、
湯殿山注連寺というお寺です。
ポレポレファームから、40分ほどで着きました。
このお寺に来た目的ですか?
庄内地方には6人の即身仏がいらっしゃるんです。
即身仏とは、生きたまま地中に埋まって修行を続け、
そのままミイラになられたお坊さんなんですよ。
その中のお一人が、このお寺にオワシマシますんです。
マナムスメは、かつて酒田の海向寺で、
忠海上人、円明海上人、2名の即身仏とお会いしているのですが、
当時4歳のマナムスメは小さすぎて記憶が無く、
改めてお会いしよう、、との事で立ち寄った次第です。
湯殿山の近くで即身仏さまがいらっしゃるのは、
コチラ注連寺と、すぐ近くの大日坊。
湯殿山のお土産屋のオヂサンから
「注連寺の即身仏のほうが、お姿の状態が良い」
とのアドバイスを頂き、コチラを選んだ次第です。
即身仏さまにお会いするには、拝観料500円を払って本堂の中に入らねばなりません。
本堂の外から参拝するだけなら無料ですけれど、、
即身仏さまは、そこからではお姿が見えない、
絶妙な位置取りで座られているんです。
なお、例によって本堂内の撮影は禁止ですので、、
またまた、ワタクシのターヘー画でお伝えします。
コチラが注連寺の即身仏、鉄門海上人です。
鉄門海上人は1768年生まれだそうですから、お年は251歳。
62歳で即身仏になられたそうですから、もはや即身仏暦189年のベテランですね。
鉄門海上人は、即身仏になられた方々の中でもスター級の御仁で、、
東京から蝦夷地(北海道)まで、布教の足跡を残しているのだとか。
訪問を記念して、その名が刻まれた石碑は、194基も確認されているんですって。
この即身仏が鉄門海上人に間違いない事は、新潟大学によって確認されました。
さすがにDNA鑑定が出来るサンプルはありませんが、
上人が生前に残した手形と、指紋が一致したとの事です。
で、即身仏になる理由ですか?
来世でも布教が続けられるよう、その体を残しておく為なんですって。
注連寺は出羽三山の入り口で、、
コチラを参拝してから入山するのがイニシヘのルールだったそうです。
我が家は、すでに湯殿山と月山に行って来ちゃった事を告げると、
「ウチに寄らずに行っちゃったのぉ??」
住職さんに怒られてしまいました。
正式なルールでは、、、
注連寺の七五三縄(しめなわ)を首に掛けて行かなきゃダメなんですって。
ごめんなさい。
かつての出羽三山は女人禁制で、、
女性が立ち入れるのは、この注連寺まで。
なので女性は、このお寺の庭先から月山の姿を拝み、
それを持って、参拝したとみなされたそうです。
そ、それってずいぶんラクチンですね。
でも、やっぱりテッペンを極めてこそのアリガタさですよ。
そうですよね、鉄門海上人。
月山ポレポレファーム 公式サイト:
湯殿山注連寺 公式サイト:
この記事へのコメント