出羽三山の盟主、月山1984mへの登頂を果たした我が家。
さっそく、だだっ広い山頂のハジッコにある、月山神社を目指す事に。
前日に訪れた湯殿山神社と同様に、お祓いを受けねばなりません。
出羽三山詣でを成就させる為には、ソレは必須ですもの。
本気で信仰している訳では無いんですけどね。。
方位盤のあるピークから頂上小屋の脇を抜けると、
テッペンに神社を頂いたピークが現れました。
それが月山神社ですね。
湯殿山神社と違い、キッチリと山頂にオワシマシました。
お祓いを受ける人々の列に並び拝観料の500円を用意。
コレを払わなければ、神社への入場も出来ません。
なお、鳥居から先は撮影禁止ゾーンです。
【時刻は11:28。方位盤のピークから0:06】
撮影禁止ですので、、、
例によって、ワタクシのターヘー画でお伝えいたします。
お作法は、湯殿山とほぼ同じ。
祈祷料と引き換えにお守りと人型のお札を受け取ります。
お祓いが済んだら、人型を体にこすり付け、息を吹きかけ、
それを小さな人工池に流します。
体の悪い部分を、人型お札が引き受けてくれる訳ですね。
ただし、湯殿山と違って靴を脱がされる事はありませんので、
そのあたりはメンドクサくなくて良いです。
その後、本宮を一周し、小さな祠を次々とお参りする仕組みです。
本宮の狛犬は、なぜかウサギなんですよ!
そして賽銭箱は三日月型。
月とウサギは付き物との考えなのでしょうけれど、
詳しい云われは判りません。。
参拝を終えて一休み。
もうヒルドキではありますが、、
このまま下山し、ヒルメシは下山後に食べる事にしました。
頂上小屋でも「カレーライス900円」や「なめこそば1100円」などが食べられますが、
下界に戻れば、山岳インフレ価格も収まりましょう。
再び、方位盤のあるピークに戻ってきました。
月山山頂の三角点は、神社を右に巻いた裏手にあるそうですが、
国土地理院の地図だと、三角点の標高は1979.8m。
いわゆる月山の標高から4mあまり足りませんけれど、、、
ダイジョーブ!
その南側に、1984mの標高点もあるんですって。
でも、我が家はココで十分です。
それにしても、、、
「月山神社」や「月山山頂小屋」などの看板はあるものの、
単独で「月山」と書かれた標識が見当たらないんです。
三角点にも標高点の周りにも、ソレは見当たらないそうですよ。
大きな石碑を発見し、これか?
と期待したのですが、、、、
芭蕉の句が刻まれた石碑でした。
雲の峯 幾つ崩て 月の山 (くものみね いくつくずれて つきのやま)
さて。下山しましょうか。
【下山開始 12:13】
山頂直下のガレ場の下に、小さな祠がありました。
「鍛冶小屋跡」とありますが、なぜか神社になっています。
赤い鳥居は、なんだか妙に新しいですよ。
ササっとお参りしたら、ジャンジャン降りましょう。
登ってくる登山者の姿がさらに増えていますので、、
すれ違い渋滞もタイヘンな事になりそうなんですもの。
牛首に至る登山道は、こんな感じです。
まさに遠足状態ですね。
まあ、慌てずにノンビリ行きましょう。
雪渓をバックに咲くニッコウキスゲ。
一つの花は、一日しか咲かないんですって。
翌日、同じ位置に咲いていても、それは別の花。
なかなか忙しいですね。
牛首に到着。
雪渓の脇で少しばかり涼み、、、、
姥ヶ岳を経由せずにリフト上駅に至るコースを選びました。
下りもリフトを使う?
そ、そうです。。
だって、、、自力で登るコースの登り口に
「熊に注意」の看板があったんです。ああ残念だ。
そんなの言い訳?
やっぱり判りますか。。。
【時刻は12:58。 山頂より0:45】
雪渓からは、溶けたばかりの水が流れ出ていました。
まさに、
「雪ぃが溶けて 川ぁとなって 山ぁをくだり、、、」
なんてシーンですね。
そうなってくると、、、
誰もが、その水温を確かめたくなるからフシギです。
サバンナの水場に群がるシマウマのごとく、
せせらぎに集まる山ガールたち。。
もちろんオヂサンのワタクシも触ってみました。
オソロシくキンキンに冷えてます。
雪そのものに接する事が出来る場所もありました。
湯殿山のお土産屋のオヂサンによりますと
「今年はヤマセが多かったから、雪が多い」
なんですって。
ヤマセとは、春から夏にかけて東北地方に吹く、
冷たく湿った東寄りの風の事です。
下りのリフトも、そこそこに流行っていました。
乗車時間20分を加味すると、、
下りの場合、全て歩く場合と比べて10分ほどしか変わらないんですけどね。
「熊が怖い!」と、往復券を買ってしまったので仕方ありません。
【乗車時の時刻は13:38。 牛首より0:40】
リフト下駅には、オフィシャルの食堂もありました。
カレーライス700円、かき揚げそば850円、ラーメン750円、、
やはり頂上小屋よりは安いですね。
でも、下界に降りてしまえばさらに欲が出まして、、、
もっとゴチソウを求めて、姥沢駐車場を後にしたのでした。
人間だもの。。
【我が家のコースタイム】
月山山頂→(0:45)→牛首→(0:40)→リフト上駅→(リフト)→リフト下駅→(0:07)→姥沢駐車場
この記事へのコメント
山ちゃん
月山登頂おめでとうございます。
まさか、こんなに混雑しているとは驚きです。これでは、熊は出てきませんよ(^_-)-☆
まだ雪渓でスキーが出来そうですが?誰もいませんでしたか?
雪融け水の冷たさを実感されたようですね。缶ビールは30分もあればキンキンに冷えてますよ(@_@;)
おぎひま
コースを外れて雪渓歩きをしている人は見かけましたが、
さすがにスキーは終わっていました。
なるほど、ビールですか、、、
往路で冷やしておけば、
帰る頃には快適ですよね。
でも、、、、
クルマがあるので、ノンアルしか冷やせません。。
ぐすん。