2019夏休み・出羽三山編【4】出羽三山の盟主・月山へ

月山、標高1984m。
霊峰・出羽三山の盟主であり、位置づけは過去の象徴。
日本百名山のメンバーでもあります。
湯殿山の仙人澤に宿泊した我が家は、
姥沢口からの登頂を目指しました。
湯殿山(仙人澤)から直接登らなかった理由ですか?
ヘタレだからです。キッパリ。

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山道を40分程で、姥沢口の姥沢駐車場に到着しました。
500台ほど停まれる大きな無料駐車場ですが、
どうにかギリギリ停まれたといった感じです。
さすがお盆の好天日。
帰りには、大量の路駐車を見かけました。

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駐車場からリフト乗り場までは、10分ほど歩きます。
その道沿いは、、、なんともウラブレた雰囲気ですね。。
古き良き時代は、スキー宿も繁盛したのでしょう。
果たして、いつからこうなったのか。。
カミさんは学生時代にサークルの合宿で滑りに来たそうですが、
そのあたりの記憶は殆ど無いとの事でした。
ま、まさかコレが、月山の「過去の象徴」ぢゃないですよね。。
【駐車場出発 8:32】

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いきなり現れたプレハブハウス。
何やら、お金を徴収しています。
リフトの切符売り場?
そうではありません。
月山環境美化協力金」という事で、
おひとり様200円徴収されるんです。
我が家は払いましたけれど、イチオウは任意だそうです。

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自力で登るルートとの分岐を過ぎたあたりから、
リフト乗り場が見えてきました。
どうって事のない舗装路の登り坂ですが、、
スキーを担いで登るのはカッタルそうですよ。

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位置関係は、こんな感じです。
下のほうの赤い線がリフトです。
それを降りて、左側にズイっと登れば姥ヶ岳1670m。
そこから稜線を右に辿れば、画面右端の月山1984mに至ります。
姥ヶ岳に寄らず、姥沢駐車場から直接月山に登る場合、、、
全て歩くと、コースタイムは3:05。
リフト利用だと2:20+乗車時間0:20。
片道580円は、果たして安いのか高いのか。。
【リフト下駅 8:51。姥沢駐車場より0:19】

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リフトから眺める、姥ヶ岳。
このあたりがスキーのゲレンデになる模様です。
通常は、7月末まで滑れるんですって。
さすがにお盆にもなると、こんな具合です。。

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リフト上駅に着きました。
目の前にデーンと構える姥ヶ岳のほうが目立ちますが、
月山はコチラになります。
ココの標高は、1500m程でしょうか。

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姥ヶ岳はコチラ。
カミさんをはじめコチラを月山だと間違える人も多く、、
登った後に、大いにガッカリしそうです。
それでは、その姥ヶ岳に参りましょうか。
【登頂開始 9:10】
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姥ヶ岳への道は、木道も整った歩きやすい道です。
150mあまりの標高差をイッキに駆け上がる感じで、
月山に向けたウォームアップには丁度良いかもしれません。
気が付けば、雲海の上ですね。

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ほどなく、姥ヶ岳1670mに登頂!
湯殿山の山姥にまつわるネーミングなのだそうですが、
緩やかで小広く、キモチの良い山頂です。
写真の後方は月山です。
【時刻は9:34。リフト上駅より0:24】

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眺めも良いですね。
眼下には日本海。
手前の山稜は、たぶん湯殿山に連なる尾根ですね。
どれが湯殿山なのかは判りません。

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コチラは鳥海山。
標高は2236m、東北地方ではNo.2の高峰ですね。
No.1は燧ケ岳の2356mですが、関東や越後に近すぎて、
あまり東北の山というイメージが湧きません。
そういう意味では、実質のオヤダマ格だとも言えましょう。
鳥海山には、この2日後に登頂する予定です。

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10分余りの休憩を終え、月山へ。
手前の無名ピークを巻き、柴灯森と続くキモチ良い稜線歩き。
リフトを使わないルートと合流する牛首を過ぎれば、
そこからが月山本体の登りですね。
【姥ヶ岳出発 9:47】

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無名ピークを下った鞍部が金姥。
湯殿山から登ってくるルートとの合流店です。
ソチラは、鉄梯子で滝を登る箇所が複数個所もある、
2時間ほどの急登なのだそうです。
我が家は湯殿山に泊まっていたのに、、、
わざわざクルマとリフトで来てゴメンなさい。
【時刻は9:59。姥ヶ岳から0:12】

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柴灯森の斜面に残る雪渓です。
脇を通ると、得も言えぬ涼風が吹いてくるんですよ。
イッキに汗も引きますね。
ああ、ずっとココに居たいです。

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そういう訳にもいきませんから前進し、、、
牛首に到着!
ここから分岐するのは、姥ヶ岳をパスしてリフトに乗るルート、
そして、全て自力で姥沢駐車場に戻るルートです。
目の前には、反り返るように迫る月山。。
【時刻は10:19。金姥より0:20】

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写真ではユルユルに見えるものの、案外と急登なんですよ。
特に、中腹あたりのゴツゴツしたあたりがキツそうですね。
そういう箇所でアリのように列を成す、登山者の姿も見応えがありました、

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狭い岩場となると、、すれ違い渋滞。。。
さすが、姥沢駐車場が満杯になる訳ですって。
このおかげで適度にペースが落ち、、、、
ヘタレな我が家には丁度イイかもしれません。

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振り返って眺める姥ヶ岳方面の稜線です。
その真ん中あたりで右に折れれば湯殿山ですね。
登山道を見れば、、、
相変わらずのアリの行進ですよ。
誰かが、
「今日は一年で一番混む日」
などと言っていまして、
湯殿山参籠所も、この日は満室だそうです。

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ガレ場をイッキに登り詰めると、、、
やたら広い山頂に到着しました。
と言いつつも、、、
山としての山頂がどこなのか判りません。
方位盤がありましたので、我が家的にはココを山頂と認定し、、
そのまま北寄りのハジッコにある、月山神社を目指しました。
そこは、最強のパワースポットなのだとか。
わくわく。
【時刻は11:22。牛首より1:03】

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【我が家のコースタイム】
湯殿山→(クルマ)→姥沢駐車場→(0:19)→リフト下駅→(リフト)→リフト上駅
→(0:24)→姥ヶ岳→(0:12)→金姥→(0:20)→牛首→(1:03)→月山(方位盤)



出羽三山編【5】パワースポット・月山神社本宮にウサギの狛犬に続く

この記事へのコメント

  • ゴリライモ

    こんばんは~

    月山と書いて「がっさん」ですよね、たしか。
    シートで覆われた建物がなんともいえない雰囲気ですな。
    姥ヶ岳山頂からのクッキリとした青と白と緑の素晴しい眺望を写真で堪能させてもらいました。
    天気がよくてホントによかったですね。
    2019年08月22日 22:47
  • おぎひま

    ゴリライモさん、コメントありがとうございます。

    そうです。読みは「がっさん」です。
    おかげさまで天気が良く、、、
    いえ、良すぎ、、、
    ボロボロに日焼けしてしまいました。
    山の紫外線はツオいです。。
    2019年08月23日 20:05
  • 山ちゃん

    今晩は!
    いや~あっ、お盆の頃って月山の駐車場が満車になるんだ(吃驚)。
    でも、こんなに沢山の登山者や参拝者がいれば熊は出て来ないでしょう。
    春先はネマガリタケ採りで熊に遭遇するのは当たり前と聞いた事があります。山ちゃんが登った時は初夏でしたが、まだ残雪が多くて熊など見かけませんでした。
    2019年08月25日 20:52
  • おぎひま

    山ちゃんさん、コメントありがとうございます。

    駐車場からして、混雑の予告編でした。
    確かに、これなら熊も退散ですね。
    でも、、、
    熊は、ただの言い訳という説も。。
    2019年08月26日 06:58

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