今年の夏休みは、出羽三山を目指す事になりました。
「羽黒山」「月山」「湯殿山」で三山す。
「奥州溝」とか「出羽三山溝」などと呼ばれる山岳信仰の対象となる山で、
関東では、千葉県を中心に広まったんですって。
昔ですから、参拝するには白装束を着た命がけの旅となり、
無事に帰還が叶ったら、石碑を建てて成就を記念したそうです。
カミさんの実家近くにもこんな感じの碑がありまして、
いつかソコに出向いてみたいと思っていたそうな。
我が家が出羽三山に向かったのは、宗教目的ではありません。
実際には、月山を中心とした登山です。
せっかくなので、お隣の鳥海山にも登る所存です。
颯爽と乗り込んだ東北道は、アチコチで渋滞の洗礼を受けまして、、、
ソレを避けるべく
外環道→(川口JCT)→東北道→(久喜JCT)→圏央道→(つくばJCT)→常磐道、、
そんな感じで迷走する結果となりました。
いわきJCTから磐越道経由で東北道に復帰するツモリでしたが、
途中でソレも渋滞が絡むと判り、、
結局、仙台南部道路と山形道を経由して山形に入りました。
いわきから先は帰還困難区域を通り抜ける箇所がありまして、
道路脇には放射線量の表示も為されています。
並行するR6の富岡から浪江までの区間は、
いまだにバイクやチャリ、徒歩での通行は禁止です。
なのでチャリダーは完全に通行不能で、、
バイクの場合、高速が通行止めとなった場合は、
この地域の通り抜けが不可能となるんです。
それは困った事ですけれど、、、
一番大変なのは地元の方々でしょうね。
帰還困難区域の家々は、修繕もままならないまま放置状態ですもの。
6時間ほどで、山形県寒河江市に到着できました。
「道の駅チェリーランドさがえ」にて、ヒルメシタイムに。
ココに来るのは、およそ20年ぶりですよ。
ああ懐かしい。
日本・寒河江市とトルコ・ギレスン市が姉妹都市となった縁で、
この道の駅にはトルコ館なる建物があるんです。
館内は、トルコのオミヤゲがズラっと並び、、
独特のBGMが異国情緒をクスグりまくりですよ。
入場は無料です。
そして、トルコ人館長(?)が、タダモノではなく愉快なオヤヂなんです。
マナムスメの自分土産550円を購入すると、
流暢な日本語で
「はぁい。550万円になりますぅ」
ってな感じで、典型的な和風オヤヂギャグが返ってきました。
コチラも応戦し、
「ぢゃあ、1000万円からで」
などと千円札を差し出すと、館長も負けていません。
「はい。丁度ですね」
ち、ちがいますぅ。。
見事なオヤヂギャグ返し、、の返し、、
な、なかなかヤリますな。。
でも、ワタクシは知っています。
アナタが、まだ日本語を使いこなし切れていなかった頃を。
売店でドネルケバブを作りながら、タレの甘さ辛さを客に聞く際に
「からいのぉ? あまくないのぉ? どっちぃ?」
なんて言ってたぢゃないですか。
ソレでは答えようがありませんがな。
で、さっそくトルコ料理のコーナーへ。
「トルコ料理 ボンジュック」とある、屋台風の店です。
この店があるのはトルコ館およびその近くではなく、
トルコ館が道の駅の西端、ボンジュックが東端、
真逆な位置関係になりますのでお間違えなく。
トルコ料理と言えば、グルグルと回る肉が定番ですよね。
もちろん、ココにもソレがあります。
近年、アキバ界隈でもアチコチで見かけますけれど、
やっぱり、トルコ料理は寒河江に限りましょう。
深い意味はありませんが。。
グリグリ回る肉をナイフでそぎ落としてパンに挟むのがドネルケバブ。
我が家もソレを食べる所存です。
タレは、甘いの、辛くないの、どっちにしようかしらん。
わくわく。
ちょっと待った!
サバサンドなるモノも、ウマそうぢゃないですか!
去年、犬吠駅の空き地CAFEでもサバサンドを発見して食べてカンゲキしましたが、
それは銚子の名物ではなく、トルコ料理だったとわ。。
マナムスメは、「チーズピデ」なるモノに挑戦する事に。
なんでも、ピザのルーツなのだそうですよ。
じゃぁぁぁん!
登場したドネルケバブ(中央)とサバサンド(右)
かなりデカいです。具材が満載です。
モスバーガーよりも食べにくそうですよ。
左はトルコチャイ、、、、紅茶の親戚ですね。
これがサバサンド。
銚子のソレ同様、タマネギが特徴的ですね。
アチラのは、トマトは入っていませんでしたっけ。
それにしても、、、
白ゴハンだけではなく、パンとも激しく仲良しなサバ。。。
キミはエラい!
たぶんサンマには、この役目は務まりませんでしょう。
そして圧巻のドネルケバブ。
サバサンドとは同額の550円ですが、
断然にコチラにお得感がありましょう。
肉は羊。なかなかイケてます。
ちなみに、、、ドネルケバブの「ドネル」とは、
トルコ語で「回る」という意味だそうです。
そのまんまですね。。
今回、タレの種類を聞かれなかったのは、
「甘いの」「辛くないの」
どちらかに一本化されてしまったのかもしれません。
だから、ソレぢゃ同じですって。
マナムスメのチーズピデは、、、
本人曰く、
「ピザのほうが好き!」
との事でした。
それ以上は申し述べる事はありません。
味見もしていませんですから。
チェリーランドを後にし、、湯殿山を目指しました。
道中の月山湖は、寒河江ダムによって堰き止められた人造湖です。
ココのウリは「月山湖大噴水」。
高さ112mまで噴射される水は、大迫力ですよ。
能力的には149メートルまで噴射でき、それは世界第2位の記録なんですって。
冬場を除く毎日、10時から17時までの間1時間に1回噴射されるとの事で、
我が家は、ドンピシャのタイミングで通りかかった事になりましょう。
ああ、日ごろの行いの良さかしらん。
コホン。。
で、湯殿山に到着!
時刻は13:30。さっそく参拝しましょうか。
なお、、、
湯殿山(標高1500m)は出羽三山に数えられますが、
地形的な意味の「湯殿山」と、霊場としての「湯殿山」は一致しません。
要は、ご本尊・湯殿山神社は山頂ではなく、山麓にある訳ですね。
山としての湯殿山の山頂へは登山道もなく、我が家は到達できません。
どうしてもソコを目指すなら、、
残雪の時期に山スキーで行く事になるそうです。
道の駅チェリーランドさがえ 公式サイト:
この記事へのコメント
山ちゃん
いや~あっ、お題がトルコ経由とありましたから吃驚しましたが、
道の駅のトルコ館でしたか(^_-)-☆
シシケバブじゃなくてドルネケバブですか。何かグロテスクですね。
おぎひま
経由地は、なんちゃってトルコでした。。
シシケバブは串に刺したヤツですね。
やっぱり、刀削ぎが見たくてドルネケバブにしてしまいました。