信仰の山、出羽三山を目指した我が家。
本来なら羽黒山、月山、湯殿山と辿るべきなのだそうですが、
日程の都合で、湯殿山からスタートとなりました。
羽黒山は「現在」、月山は「過去」、湯殿山は「未来」の象徴だそうでして、
未来からスタートなんて、なかなかオツぢゃないですか。
それでは、レッツゴー!
湯殿山の標高は1500m。
1504mとする表記もありますが、いずれにしても山頂への登山道はありません。
土産物屋のオヂサンによれば、残雪期には辿り着けるそうです。
我が家はバリエーション登山など出来ませんので、
オトナシく山麓の湯殿山神社の本宮をゴールとします。
仙人澤の駐車場から本宮までは、徒歩20分ほどの登り坂ですが、
本宮入り口まで、参拝バスが運行されています。
15分間隔の運転で、片道200円、往復300円。
さあ、この位は歩きますぞよ。と思ったら、、、
なんと、バスに乗るハメに。。
マナムスメさまの指令です。やれやれ。
ぢゃあ、片道だけですぞよ。
クネクネ道をバスで駆け上がり、、
アッという間に本宮入り口に到着しました。
ここから先は歩きになります。
このあたりの標高は950mほどでしょうか。
時折パラパラっとくる天候で、なかなか涼しいですよ。
ココからは「ご由緒により撮影禁止」。
神様の領域を撮ってはイケんのですな。
判りました。ご指示に従います。
盗撮なんぞして、バチが当たるのはゴメンですもの。
【本宮入り口出発 13:51。】
沢沿いの道を登ると、ほどなく湯殿山の本宮に着きました。
本宮を参拝する為には、ココでクツを脱がねばなりません。
裸足になるのが必須ですので、人前でソレが不可能な着衣では厳しいです。
更衣室なんぞは用意されていません。
裸足になったら、一人500円の祈祷料を収め、お守りと人型の札を受け取ります。
お祓いを受けたら、人型を体中にこすりつけて穢れを乗り移らせ、
それを池に流せば、準備は完了。
これでやっと、ご神体に向かうお許しが得られました。
撮影禁止なので、ワタクシのターヘー画でお伝えしますが、
記憶違いや抜けはご容赦くださいませ。
お湯が噴出している大きな岩が、ご神体です。
裸足で登るのですが、火傷するほどの湯温ではありません。
カムイワッカの滝を思い出しつつテッペンに立てば、
得も言えぬアリガタミが、五臓六腑から海綿体まで染み渡ります。
これで参拝は完了。
足湯もありますので、思い出作りにソレにも漬かりましょうか。
本宮の裏手に「御滝」という滝があり、
そこに至るには90mの鉄階段を下りる、、、、
ネット上ではそのような記載があり、楽しみにしていたのですが、、
残念ながら、一般人は立ち入り禁止。
しかるべき手続きを踏んだ修行者だけしか、ソコには行けないとの事でした。
パンフレットの写真は、こんな感じです。
ソレを見ると、、、
なんだか、行けなくて良かったような。。
【参拝完了 14:29】
本宮入り口からの帰り道は、歩く事にしました。
舗装された車道歩き、、ずっと下り坂ですのでラクチンです。
沢沿いにダイナミクそうな参道があるものの、
やはり、一般人の侵入はダメなのだそうです。
下り道の途中、、「湯殿山 山姥」なる祠がありました。
これが、その山姥さま。
一昔前の一部の女子高生のメイクとは違い、
ホンモノならではの恐ろしい顔つきですよ。
でも、この山姥は、決して凶悪な事を仕出かした訳ではありません。
山姥は、湯殿山の滝から流れ出てくるアリガタい言葉を、
フキの葉で隠してしまったのだとか。
それに気が付いた弘法大師さまが、山姥を法力で封じ込めてしまい、
それが、月山と湯殿山の中間にある「姥ヶ岳」の名の由来になったんですって。
湯殿山神社から、姥ヶ岳の脇を巻いて月山に至る登山道もあります。
そのルートは、月山の山頂まで4時間ほど。
御滝ほどでは無いにしろ、鉄梯子を使った滝越えが何か所もあり、
どうやら、ヘタレな我が家向きではありません。
月山には北側の8合目から登頂し、コチラは下山ルートとして使うのがお勧めみたいです。
縦走路になりますので、クルマの停め場所に困りそうですが。。
道沿いにも小さな滝があったりしまして、
ノンビリと眺めながら舗装路を歩くのが、
我が家にはお似合いですよ。
とっても安全です。
バスが通りますので、ソレには気をつけねばなりません。
あと、熊にも。。
見上げる崖にも、何気に神々しさがありますね。
さすが出羽三山のトリを務める湯殿山。
とにかく、、
逆回りの我が家は、これで三山の一つ目をクリアした事になりました。
翌日は月山。。
今度はホンモノの登山になります。
仙人澤の駐車場に戻り、、
これで、この日の行程はオシマイ。
我が家は、ソコにある「湯殿山参籠所」に泊まります。
一泊目から宿泊まりとはゼイタクですが、、
ココは、いわゆる宿坊。
参拝者の為の、清く正しい宿泊所な訳ですね。
一度はそういう所に泊まって、精進料理を味わいたかったんです。
酒も断つ?
と、とんでもございません。
ちゃんと、館内でもソレを売ってますし。。
【時刻は15:01。本宮入り口から0:32】
【我が家のコースタイム】
仙人澤駐車場→(バス)→本宮入り口→(本宮参拝0:38)→本宮入り口→(0:32)→仙人澤駐車場
出羽三山編【1】トルコ経由で湯殿山へに戻る
この記事へのコメント
山ちゃん
湯殿山神社への山歩きお疲れさまでした。
山頂までの道がないのであれば、ここまでで十分でしょう(^_-)-☆
ご神体が湯が噴き出す岩とは知りませんでした。
御利益がありますように!
おぎひま
残雪期にバリルート、、、
我が家には、そんな技量はありませんので、
コレで良しとします。。
ご神体は、なかなかキモチ良いですよ。
機会がありましたら、ぜひ!