目が覚めると、、、令和でした。
場所は石鎚山温泉の駐車場、天気は雨。
石鎚山への登頂を目指してココに来た訳ですが、
雨の登頂は如何なものか。。。
天気予報では、翌々日が登山日和との事ですし。
アサメシを食いながら、家族で協議の結果、、、
午後には多少は回復するとの予報なので、、
「ええいっ!登っちまえ!」 と言う事になったんです。
さすがの10連休ですので、日程変更は可能だったものの、
行ったり来たりの移動が増えるばかりですし。
前夜からの車中泊なので、駐車場の争奪戦は回避。
無事にロープウェイの始発(7:40)に乗れました。(↓の写真)
ココには公式駐車場はありません。近隣旅館のソレを借りる事になります。
その状況は、コチラの文末をご覧ください。
気合を入れて乗ったところで、、どうせ上も雨なんでしょうけどね。。
予想はピンポォンの大当たりで、、、
やっぱり、上の成就(じょうじゅ)駅・標高1300mも雨でした。。
雨で車中泊→朝も雨→ロープウェイで雲海突破を期待→やっぱり雨。。
昨年の大雪山・旭岳と同じシュチュエーションですね。
その時は「頂上は晴れ」に繋がりましたので、
ソレを信じて、頑張りましょう。
【登山開始 7:50】
白装束に身を包んだ一行、、、修験者の方々でしょうか。(↓の写真)
歩く速度が、ものすごく早いんです。
それにしても、、、
衣装はもちろん、カッパから靴からリュックまで、すべて白一色。
特に、そういうリュックは始めて見ましたよ。
専門店でもあるのでしょうか。
石鎚神社成就社に到着。(↓の写真)
先に着いていた修験者の皆様は、
ド太い声で、祈り(?)を捧げていました。
我が家も軽くお参りし、、、ココから登山は本番です。
【時刻は8:12。成就駅より0:22】
コチラ成就から石鎚山の山頂までは、3:30とありました。(↓の写真)
道中には「試しの鎖」「一の鎖」「二の鎖」「三の鎖」、、、
4つのクサリ場が待っています。
それらは石鎚山登山の楽しみの一つではありましょうけれど、
この日は雨なので、ムリせずに行く事にしました。
全てのクサリ場は、回避ルートが設けられています。
なお、コースタイムを見ると、、、
ロープウェイを利用するよりも、登攀時間が1時間も短いルートもあるのですね。。
土小屋ルートがソレですが、アプローチがタイヘンそうですよ。
また、そのルートではクサリ場を通りません。
成就で10分ほど過ごして意気揚々出発するも、、、
ずっと下り坂が続きました。
下げ止まりが、「八丁」という鞍部。(↓の写真)
ココの標高が1300m程ですので、成就(標高1400m)から100mの高度を失った事になります。
ああ勿体無い。
【時刻は8:39。成就から0:17】
しばらくキツい登りが続き、八丁の下りが懐かしく思える頃、、、
フイに、最初のクサリ場「試しの鎖」の下に到着。(↓の写真)
試しと言っても簡単な訳ではありません。
74mもあり、4つのクサリ場では最長で、
しかも登りと下りが組み合わさった構造なんですよ。
岩肌が滑る事もあり、、、我が家はパスしました。。
【時刻は9:17。八丁より0:38】
試しの鎖ルートと回避路との合流地点にあるのが、一軒茶屋。
ココで、石鎚山名物の「あめゆ」を頂戴しました。(↓の写真)
400円は高いですけれど、、
ここまで、トォチャンが一番バテていますので、
コイツでドーピングしなきゃ、後が持ちません。
【時刻は9:30。試しの鎖の下から0:13】
これが、あめゆ。(↓の写真)
甘さをショウガがピリリと引き締め、
いやぁ、ホントにチカラが沸きますよ。
我が家はホットで頂きましたが、
冷たい仕様もありました。
あめゆを飲みながら、、、
振り返ると、試しの鎖の下り部分が目の前に見えました。(↓の写真)
登りよりもムツカシそうです。
皆様、足元に苦労している模様で、、
ああ、回避して良かった良かった。
あめゆがンマいなっと。
【一軒茶屋出発 9:40】
再びツラい登りが続き、、、
剣山というピークを越えると、目の前が開けました。(↓の写真)
眼下に見える鞍部が、どうやら夜明け峠ですね。
雨も上がってきて、見通しも良くなってきましたよ。
夜明峠に到着。(↓の写真)
標高は1600mほどでして、ココからイッキに斜度が上がります。
クサリ場が続くんですから、そうなりましょう。
【時刻は9:53。一軒茶屋から0:13】
再び登り返し、、、、一の鎖に到着。
ココは4つのクサリ場の中では一番簡単らしく、、
距離も33mと短いです。
マナムスメに、写真用に登っているフリをするように要請したら、
あらまぁ、ホントに登って行ってしまいました。(↓の写真)
ソレを見て、長男坊も続き、、、
そしてカミさんまでも。。
ワタクシですか?
もちろん迂回です。キッパリ。
1人ぐらい、迂回路の様子も見とかなきゃですし。
つべこべ。
【時刻は10:09。夜明峠から0:16】
続いて、二の鎖が見えてきました。
休憩所とトイレの建物の上に見える、縦長の岩場がソレですね。(↓の写真)
65mありまして、4つの鎖場の中では一番の難所らしいです。
前日、ココで滑落事故があったと、
ロープウェイ乗り場に注意書きが掲げられていました。
の、登りますか? 皆様、、、
全員一致でパスだそうです。
一の鎖でも、けっこう滑ったそうで。。
【時刻は10:25。一の鎖下から0:16】
二の鎖下でキッチリと休みまして、いざ迂回路へ!
雪渓の残骸なんぞもありました。(↓の写真)
そういえば、前日の予報では山頂付近に雪マークがついていましたっけ。
もちろん一夜でココまでは積もらないでしょうけれど。
【二の鎖下出発 10:40】
三の鎖の下に到着。(↓の写真)
距離は68mで、コレを登りきればソコは弥山(みせん)1974mの頂上。
登っている人々の姿も見えますが、、、
我が家は、迂回させて頂きます。。
安全第一で行きましょう。
【時刻は11:00。二の鎖下より0:20】
迂回路は、手すり付き金属階段がメインです。安全です。
それでも、休みなく登らねばならない事には変わりは無く、
気合で乗り切りましょう。
大きな山小屋が見え、、、ソコが弥山の山頂でした。(↓の写真)
石鎚山を構成する3つの山頂の中の一つですね。
でも標高は1978m、、、最高峰は別にあります。
それが天狗岳。1982m。
地図によれば、コチラ弥山からは15分とありました。
ならば行こうぢゃないですか、天狗岳に。
弥山の山頂は混雑していますから、ヒルメシもソコで食えば問題ないでしょう。
いざ! 天狗岳へ!
と思ったら、、、、、、
【時刻は11:13。三の鎖下から0:13】
な、なんですか、あの急峻な山は!!
アレが天狗岳? マジすか?(↓の写真)
ほぼほぼ、クサリ場みたいなルートぢゃないですか。
行くか止めるか、、、、キミたち、どうする?
全員、行きたいそうです。。。
せめて、荷物はココにデポって、空荷で行きましょうよ。
ヒルメシはどうなる?
生きて弥山に戻って来れたら、食べましょう。
【我が家のコースタイム】
ロープウェイ成就駅→(0:22)→成就→(0:17)→八丁
→(0:38)→試しの鎖下→(0:13)一軒茶屋→(0:13)→
夜明峠→(0:16)→一の鎖下→(0:16)→二の鎖下
→(0:20)→三の鎖下→(0:13)→弥山
速報版:
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