鬼どもが潜む人工洞窟、、女木島【平成最後のGW・5】(香川県高松市)

男木島を散策した後、、

引き続き、雌雄島の相方である女木島に上陸しました。

コチラもウン十年ぶりの訪問になります。

カミさんとマナムスメは初めてですね。

この島には、、、なんと観光地があるんです。

当時から、定期観光バスまで運行されていまして、

今回も、ソレを活用する所存です。

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バスの名前は、鬼ヶ島観光自動車。

鬼が島は、女木島の別名です。

鷲ヶ峰という山のテッペン付近には大きな人口洞窟がありまして、

ソレを見学するための観光バスなんです。

ワタクシが初めて訪問した当時は1日1便のみの運行でしたが、

今では、高松からのフェリーにリンクして何本も運行されています。

(冬場は土日のみ運行)

それにしても、、、、なんちゅうボロい車体でしょうか。。(↓の写真)

まさか、かつてワタクシが乗ったヤツ?

いくらなんでも、そこまで古くはないでしょうね。

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この日は、雌雄島ともども観光客で大賑わいでしたので、

定刻ダイヤに関係なく、人が集まり次第に発車するピストン体制でした。

細い山道を駆け上がるボロバス。。

続くヘアピンカーブをグリングリンと駆け上がるダイナミックな走りで、

まるでそれがアトラクションのようでした。(↓の写真)

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ほどなく、大洞窟への遊歩道入り口に到着。(↓の写真)

2次元オニたちがお出迎えです。

この後、イヤと言う程に登場しますので、

まだまだ、ココでオドロいたりカンゲキしたりしてはいけません。

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今度は3次元仕様です。(↓の写真)

なぜオニが?

それは、、、この洞窟が、鬼のヒミツ基地に見立てられているからです。

紀元前100年頃に人工的に掘られたらしいのですが、

誰が何の為に掘ったのかは定かでは無く、、

それで、オニのシワザだと考えられたのでしょう。

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ここが洞窟の入り口です。(↓の写真)

入場料は600円。

ワタクシが初めて来た当時は無料でした。

結果的に、地元の女子中学生に小銭を騙し取られましたが。。

何ぞイカガワシい事でもヤラカそうとしたのかですって?

ちがうの。話をきいて!

正解は、こういう事なんです。

なんとも微笑ましい話でしょ?

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洞窟は、かなりデカいです。

これが発見されたのは1931年(昭和6年)の事だそうで、

当時は、いかにオドロかれた事でしょう。

即座に鬼や桃太郎伝説に結び付けられ、

やがて島の貴重な観光資源に繋がったんですから、たいしたモノですよ。

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洞窟の中の間取りは、こんな感じです。(↓の写真)

中学校の名前が書かれているのは、

学校別にスペースを割り当て、洞窟をデコレーションしたみたいです。

もともと自然の洞窟ではありませんから、

好きに飾っちゃおうという事でしょうか。

それでイイのか悪いのか、、、、

ヨソモノのワタクシには判断できません。。

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たとえば、イキドマリの穴には、、、、

鬼瓦が、ビシっと敷き詰められていました。(↓の写真)

もちろん、イニシヘからこうなっていた訳ではなく、

前記の中学生たち、、オニノコプロダクションの作品です。

コレを見て、一番ブッたまげるのは、、

紀元前100年に、この洞窟を掘った人々かもしれません。

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洞窟の中にも、アチコチにオニがオワシマシます。(↓の写真)

この島にはオニが住んでいたという既成事実が、

着々と築かれているんです。

同じくナゾの人工洞窟が乱立している浦戸諸島の野々島では、

住民が倉庫代わりに使っているだけでしたっけ。

アチラだって、何かしらのストーリーで商業化できたのかもしれませんよ。

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天井が低い箇所がありましても、ダイジョーブ。

人工の穴ですから、鍾乳石がアタマに刺さる事はありません。

むしろ、足元に散乱した鬼瓦にご注意くださいませ。(↓の写真)

蹴ったりしちゃダメですよ。作品なんですから。

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ここはオニの親分の居室だそうでして、

大小、そして2D3D、様々なオニさまが閉じ込められていました。(↓に写真)

閉じ込められている? そうなんです。

この部屋の出入り口よりも、明らかにオニの体がデカいんです。

たぶん、洞窟の中で組み立てられたのでしょうかね。

部屋の外に出る事が出来ないオニたち。。。。

もしかしたら、桃太郎に手によって監禁され、、

終身刑の受刑囚という立場なのかもしれません。

なんだか、表情も悲しげですよ。

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洞窟の上は丘になっていまして、展望台も設けられています。

ココが鷲ヶ峰の山頂。(↓の写真)

ひょうたんの様に2つの山を持った女木島の、

2番目に高い山になります。

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標高は187m。(↓の写真)

非常に眺めは良いです。

360°の眺望が楽しめます。

アッチも島、コッチも島という、

瀬戸内海ならではの光景が見事ですね。

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目の前の三角ピークは、島の最高峰のタカト山。(↓の写真)

標高は 216m。

女木島灯台付近から登山道があり、30分程度で登れる模様です。

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ソチラ方向の案内板は、こんな感じです。(↓の写真)

タカト山の向こうの陸地は、四国の本土ですね。

フェリーで僅か20分の航路ですので、高松港も目の前です。

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これが実際に見下ろす高松市街。(↓の写真)

四国では松山市に続く第二の都市ですので、なかなかデカいですよ。

さて。早くアチラに渡って、讃岐うどんのヒルメシを!

と言いたい所ですが、、、、

メシは、女木島で食べましょう。せっかくですから。

これだけ観光客を集める島になったんですから、

きっと何かありましょう。

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鬼ヶ島観光協会 公式サイト:




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