三頭山【1】今年の登り始めはココから(東京都檜原村)

ヘタレな我が家は、やっと今シーズンの登山はじめです。

当初は、奥多摩駅→鋸山→大岳山→御岳山と縦走する予定でしたが、

天気予報が悪いので、代打として、急遽、三頭山を目指す事になりました。

三頭山(1531m)。いわゆる奥多摩三山の最高峰になります。

ワタクシは過去に2回ほど登っていますが、家族では初めてです。

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スタートは、桧原村の都民の森からです。

ソコに向かう奥多摩周遊道路は夜間通行止めで、

奥多摩湖側から都民の森の間は、朝9時までゲートが閉鎖されます。(↓の写真)

でも、桧原村側から都民の森までなら5時から通行可能ですよ。

我が家はソチラから進入し、7時過ぎに都民の森に到着するも、、、

駐車場のゲートが開くのは8時からだそうです。

登場した係のオバチャンの計らいで、多少は早めに入れてもらえたものの、

気合を入れて早朝から来ても意味が無い事が判りました。。。

クルマで来る場合、くれぐれもお気を付けを。

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ワタクシの三頭山初登頂はウン十年前で、、、

数馬バス停から西原峠、槙寄山、大沢山、三頭山と辿り、奥多摩湖に降りました。

それは、都民の森がオープンするまでは一般的なルートでして、

標準タイムは三頭山まで4時間、奥多摩湖までの下り2時間半ほどです。

今回の都民の森からのルートは、登り2時間、下り1時間、、

ずいぶんお手軽になったものですね。

でも、我が家のシーズン初めの足慣らしには、この位が丁度良いですよ。

【都民の森駐車場出発 8:14】

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すぐに、大小の建物が見えてきました。

都民の森の中心となる施設、森林館です。

手前の小屋はミニ森林館。(↑の写真)

壁にキツツキが設えてありまして、紐を引っ張ると鐘をつつく仕組みです。(↓の写真)

登る前に3回、下山後にも3回、これを鳴らせとの事です。

熊よけですか?

それもあるかもしれませんが、、

登山者を守ってくれるオマジナイなんですって。

我が家は、3回×4人、、12回つつきました。

【時刻は8:22。駐車場より0:08】

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森林館からはほぼ平坦な道が続きました。

コルク敷きで、大変に歩きやすいです。(↓の写真)

実際のところ、三頭大滝までは登山道ではなくて散策コースですね。

ラクチンなのは嬉しいですけれど、、

歩いても歩いても、高度が稼げません。。。

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やっと、三頭大滝に着きました。(↓の写真)

滝の目の前には、ズバリ滝見橋という吊橋が掛かっていまして、

その橋は、滝をの見物するには最適です。

【時刻は8:47。森林館から0:25】

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それもそのハズ。

なにしろコレは、滝を見物する事だけが目的の吊橋なんですよ。

なので渡りきった途端にイキドマリ。(↓の写真)

どこにも行けません。

ここから先はバリルートとして登る?

ぶるぶる。。

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大滝からは、いよいよ登山道になります。

三頭沢を遡上する、整備された安全な登山路です。

2回目の三頭山登頂の際には、ココを降りてきましたっけ。

その時は、ハチザス沢から三頭山を目ざしてエラい目にあったんです。

なぜ沢登りルートなんぞを選んだのかですって?

地図上では、そのルートのコースタイムが最短だったからです。

要は、楽をしようとしたのですね。

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ところが、実際にはマトモな道など無く、、途中で踏み跡も消滅し、、、、

バリルートもどきで尾根を這い上がり、どうにか大沢山の手前で稜線に出て、

やっと三頭山に辿りつけました。

持参した地図が古すぎ、廃道に入ってしまったのですね。

その地図には、都民の森も存在していない程ですよ。

下りは道標を頼りに、この三頭大滝に下るルートを選び、、(↓の写真)

こんなラクチンなコースが存在しているのも知らずに、

わざわざ沢を登って苦悩した事を悔しがったのでした。

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三頭沢をユルユルと登ると、、残雪を発見!(↓の写真)

滝からはイッキに標高を稼げましたからでしょう。

この三頭沢は秋川の源流になります。

と言う事は、、、

常に東京湾にそそがれる多摩川の水は、ココが源流と言う事になりましょう。

ちょっと待て!

秩父の笠取山(1953m)の山頂直下が多摩川の源流だ! ですって?

ちがうの。話をきいて!

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確かに、多摩川(上流部は丹波川)の源流はソコですね。

ただし、その水は羽村取水堰でせき止められ、

水道用として殆どが狭山湖や多摩湖に送られるんです。

なので羽村取水堰から下流の多摩川は水量が激減し、

渇水期は、秋川との合流地点までの間は涸れ川になっちゃうんですって。

結果、そこから下流の多摩川の水は、ほぼ秋川の水。

なればこそ、「常に東京湾にそそぐ水の源流は、三頭沢」となる訳です。

このあたりが、まさにソレですよ。(↓の写真)

多摩川の裏源流とでも言いましょうかね。

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ムシカリ峠に到着!(↓の差写真)

高尾山・陣馬山から延々と続く、都県境の稜線上の峠ですね。

ココまで登れば、もう後はラクチンです。

以前にココを通った際は、峠の名前など無かったように思えますが。。

【時刻は9:43。三頭大滝から0:56】

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位置関係は、こんな感じです。(↓の写真)

ココからの我が家の行程は、

三頭山→鞘口峠→都民の森です。

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峠のすぐ裏手の稜線上には、避難小屋がありました。(↓の写真)

三頭山避難小屋とありまして、なかなか立派&コギレイですよ。

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中も小広くて、快適そうぢゃないですか。(↓の写真)

同じ建屋の中にトイレもあり、それも便利ですね。

でも、ニホイはダイジョーブでしょうか。。

もちろんボットン式ですから。

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避難小屋のすぐ上あたりから望む三頭山。(↓の写真)

確かにアタマが3つです。

この日の天候は曇り。。この位しか眺望がありません。

とっとと山頂に向かいましょうか。

【ムシカリ峠出発 10:04】

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階段をひと登りすると、頂上直下の分岐です。(↓の写真)

3つのアタマの一つ、稜線上の西峰に向かうか、

御堂峠を経て、最高峰の中央峰と東峰に向かうか、

それを選択せねばなりません。

もちろん、3つとも登るツモリですので、

まずは西峰を目ざしました。

決して我が家はピークハンターではありませんよ。

でも、せっかくココまで登ってきたんですもの。

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ほどなく、西峰に登頂!(↓の写真)

標高は、3つのアタマの中では最低の1524.5mですが、

山頂の碑は、ズバ抜けてリッパです。

唯一、広々とした山頂なので、そのようになったのでしょうか。

曇り空で、展望がイマイチなのが無念です。

とにかく、、、

今シーズン、我が家にとっては初めての山は、

無事に登頂できたのでした。

【時刻は10:16。ムシカリ峠より0:12】

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【我が家のコースタイム】

都民の森駐車場→0:08→森林館→0:25→三頭大滝

→0:56→ムシカリ峠→0:12→三頭山西峰


この記事へのコメント

  • 山ちゃん

    こんにちは!
    やけに遅い登り始めのように思いますが、スキーやスノボをされていますから、当然かも知れませんね^^
    それにしても、三頭山とは珍名山に登録したくなる山名ですね(^_-)-☆
    おまけに、都内で1500mを越えているとは驚きです。京都には1000mを越える山がありません(>_<)
    2019年04月02日 11:34
  • おぎひま

    山ちゃんさん、コメントありがとうございます。

    なかなかコタツから出られませんでした。。
    三頭山は、ヒジョーにわかり易いネーミングでして、
    テッペンが3つで三頭山です。
    東京都はけっこう奥深く、
    最高峰は雲取山2018mになります。
    2019年04月02日 13:03

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