台風一過の八ケ岳【4】壮観! 爆裂火口の硫黄岳(長野県茅野市)

オーレン小屋を拠点に、硫黄岳と天狗岳を目指した我が家。

前日、、暴力的な風に祟られて天狗岳は断念しましたが、、

モンダイの台風25号は、温帯低気圧になって北海道沖に消え去り、、

硫黄岳を目指すこの日は、バッチリと天候も回復しました。

これはキモチよく登れましょうぞ!

ひとつ前の台風24号の爪痕が、まだまだ残っているそうですが。

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アサメシを喰って、いざ出発!

硫黄岳の山頂も見えています。(↓の写真)

日の出時刻は過ぎているものの、、、

お日様は、八ヶ岳の稜線の反対側。。

まだまだ、その姿を拝めません。

【オーレン小屋出発 5:55】

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硫黄岳までは、赤岩の頭を経由するルートを選びました。

ホントは夏沢峠を経由したかったんですけどね。

ソコは南八ケ岳と北八ケ岳の境界とされてますので、

何気に、その境目を見ておきたいぢゃないですか。

でも、、、、

台風24号はオーレン小屋から夏沢峠への道を崩壊させ、

小屋のスタッフから「通ってはいけない」と忠告されたんです。

命がけで夏沢峠を目指す理由も無く、、、

オトナシく従うのが吉ですね。

ちなみに、、コースタイムはいずれも1時間20分です。

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すぐに、

「赤岩の頭と峰の松目分岐」

と書かれた道標に着きました。

文字通り、双方の分岐ですね。

もちろんココは、赤岩の頭方向へ。

峰の松目は、帰りに余力があったら寄りましょう。

【時刻は6:07。オーレン小屋より0:12】

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真新しい倒木がチラホラと登場するのは、(↓の写真)

いずれも台風24号さまのシワザとの事です。

このようなモノにはヘコタレませんが、、

徐々に登りがキツくなってきて、

ソレにはヘコタレそうです。。

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急坂にヒィヒィ言いながら登り続けると、、

「赤岩の頭急坂手前トラバース」

なる、妙に詳しい道標が。(↓の写真)

あのぉ、、「急坂手前」って、、、

ココまでも、ずいぶん急坂だと思いますが。。

【時刻は6:35。赤岩の頭と峰の松目分岐から0:28】

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確かに、さらに坂は急になり、、、

それでも、牛歩を刻めばダイジョーブ。

どうにか赤岩の頭に到着。(↓の写真)

ここで初めて日が当たり、、

何やら感動的ではありました。

赤岩の頭の実際のピークは、もう少し峰の松目寄りになります。

後方左が、そのピーク。右が峰の松目です。

【時刻は6:48。赤岩の頭 急坂手前トラバースより0:13】

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ここは素晴らしい展望台でもありますね。

左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳、、、

南八ケ岳の主稜が、ド迫力で迫っているんです。

それにしても、赤岳の刃物のような鋭利さ、、、

ソコに人が登って山小屋まであって、、なんだか恐怖を感じますよ。

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我らが硫黄岳も、目と鼻の先に迫っています。

自慢の爆裂火口は裏っ側になりますので、

「うふふふ。。あ・と・で・ね」

なんてところでしょうか。

【赤岩の頭出発 7:01】

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頂上直下の岩場、、コレを越えたら山頂ですね。(↓の写真)

最後の頑張りどころです。

マナムスメは山頂一番乗りを狙って先行してしまい、、、

カミさんが岩場でアエぐシーンになってしまいました。

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で、コチラが硫黄岳の山頂の標識です。(↓の写真)

やたら広々としていて、どこがホントの山頂だか判り辛いほどですね。

標高は2760m。

マナムスメにとっては、富士山に次いで2番目に高い山になりました。

バックに見えるのは赤岳。

その後ろは南アルプスの山ですが、ドチラサマでしょうか。

【時刻は7:22。赤岩の頭より0:21】

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景色もバツグンです。

北方面はコチラ。(↓の写真)

夏沢峠を挟んで、前日に登った箕冠山、

チョコっと見えてる根石岳、、

そして、断念した東天狗と西天狗。

このあと向かってみる?

いやだ? 

さいですか。。

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西に目をやれば、、、

雲海に浮かぶ御嶽山。(↓の写真)

手前の黒いカタマリは、峰の松目のアタマの部分です。

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乗鞍、穂高、槍ヶ岳。(↓の写真)

北アルプスのスターも勢ぞろいですね。

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そしてコレが、爆裂火口。(↓の写真)

馬蹄形にエグれた大迫力の断崖絶壁。

直径1キロ、深さ550メートルにも及ぶそうです。

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反時計回りに、爆裂火口のフチを周ってみました。

一番奥の高い部分が、硫黄岳の山頂になります。(↓の写真)

さっきまでノホホンと写真を撮ったり眺望を楽しんでいた場所が、

実は、あぁんな崖っぷちのアブナそうな場所だったのですね。。

それを考えると、身が縮む思いです。

ぶるぶる。

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火口巡りの終点がコチラ。(↓の写真)

山頂側から見れば、こっちだって断崖絶壁の真上なんですよね。

あああ、縮むぅぅぅ。。

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フチに沿って歩きながら、ふと見ると、、、

至る所に裂け目のようなヒビが入っているぢゃないですか!(↓の写真)

もしかして、、、

まさに今、ソコが崩落してもおかしくないのでは。。

そんなところを歩いている自分。。。

あああああああ、、縮むぅ。

縮みますぅ。

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【我が家のコースタイム】

オーレン小屋→(0:12)→赤岩の頭と峰の松目分岐

→(0:28)→赤岩の頭 急坂手前トラバース

→(0:13)→赤岩の頭→(0:21)→硫黄岳



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