満を持しての富士登山。
今年こそソレにチャレンジしたいと決意したカミさん。
4月の房州・御殿山を皮切りに、徐々に歩行距離を伸ばし、、、
いよいよ、その時を迎えました。
選択したルートは須走口。頑張りましょう。
須走口5合目への道「ふじあざみライン」は、シーズン中は一般車は入れません。
なので、シャトルバス(有料)が発着する「道の駅すばしり」に着きました。(↓の写真)
中央道ではずぅぅぅっと雨で、特に山梨県内はダダ降りだったんです。
静岡県側に入った途端に止みまして、一安心です。
果たして、無事に登頂できましょうか。
この日の富士山の登山用天気予報は、
見るたびに目まぐるしく変わってますし。。
シャトルバスの乗り場は、道の駅から300mほど登った、
須走多目的広場という所にありました。(↓の写真)
登山者用の駐車場もソコです。
1時間間隔の運行で、片道1220円。往復1600円。(子供半額)
タクシーだと片道3300円ほどとの事ですので、
4人(1人は小学生)家族の我が家なら、断然タクシーが得ですね。
時間も自由になりそうですし。
ただし、必ずバスで往復すると決めれば、ソチラのほうが安いですが。
と言う事で、、我が家はタクりました。
ふじあざみラインは規則正しくヘアピンを重ねながら高度を稼ぐ道です。(↓の写真)
山道が苦手な長男坊、ガンバリたまい。20分ほどの辛抱です。
そのあたりも、バスぢゃなくって良かったですよ。
5合目に到着。(↓の写真)
ココの標高は、約2000m。
吉田口5合目の2300m、富士宮口の2400mと比べると、ずいぶん低いです。
もちろん、その分だけ余計に登らねばなりません。
御殿場口の1450mよりは遥かに高いですが、ソコは別格。
それにしても、、、
なんでこんなにバラついているのでしょうか。
要は、道路の終点を5合目と設定しているからですかね。
富士山登頂のカギとなるのは、高山病対策です。
標高3776mの富士山頂の気圧は平地の半分程度しかなく、
その影響で頭痛や吐き気、めまいなどの症状が出て、
最悪のケースでは、脳浮腫や肺水腫を発症して死に至る事もあるのだとか。
それを防ぐ為にも、高度順応は必須。
ガイドブックなどによれば、5合目で1時間程度過ごすのが好ましいそうです。
標高2000mの5合目でさえ、すでに8割程度の気圧しかありません。
その1時間を有効に使うべく、
我が家は5合目で朝ゴハンを食べる計画でした。
あらかじめコンビにで買ってきたオニギリが、その内容でしたが、、、
営業していた山小屋「菊屋」の食堂で、暖かい味噌汁でも買おうかと思ったのが運のつき。
マナムスメが、オモムロにメニューを眺め、、(↓の写真)
「どうしてもカルビ丼が食べたい!」
などと言い出したのです。
ううむ。困ったなぁ。
これが「カルビ丼」1100円也です。(↓の写真)
結局、、こうなるのですね。。。。
朝ゴハン用のオニギリは、ヒルメシ用にシフトしましょう。
その分だけ、担ぎ上げる荷物が重くなる訳でして、、
カミさんは、無言でソレを長男坊のザックにブチ込みました。。
長男坊は「親子丼」1000円。(↓の写真)
もう、何でも好きなモノを食べなさい。
ゴチソウは、下山するまでお目にかかれないんですから。
たぶん。
そうなったらワタクシだって。
ドンブリものの雄、「カツ丼」1200円でキマリでしょう。(↓の写真)
冷静に考えてみれば、、、
ただいま朝の7:50。
こんな時間から、思いっきり胃にモタレそうなモノを。。
しかも、、これからキツい運動をするというのに。。
ああ、場のイキオイというモノはオソロシいです。
カミさんだけは冷静でした。
「きのこそば」1000円です。(↓の写真)
このくらいにすべきですよね、キチンと状況を判断すれば。
ええい! うるさい!
寒さに耐え、エネルギーを蓄える為なればこそのドンブリなのぢゃ!
ホントかしらん。。
とにかく、、、
5合目到着後の1時間待機も終了し、、、
いよいよ登山開始となりました。
【須走り口5合目出発:8:30】
歩き出してすぐに、道を塞ぐ人々が。。(↓の写真)
なるほど、富士山保全協力金の徴収ゲートですな。
「美しい富士山を後世に引き継ぐため」なる目的で、
入山料として1000円を払う仕組みです。
具体的には「トイレの改修や山小屋への担架の配備など」に使われるそうです。
ちなみに、、強制ではありません。
2017年の静岡県のデータでは、払った人は48.2%。
半分ぐらいなのですね。
早朝・深夜に通過した為に払えなかった登山者が、
この数値に含まれているかどうかは判りません。
我が家ですか? 払いましたよ。
払ったら、ソレを証明するバッチを貰えました。(↓の写真)
これも、良い記念になりましょう。
菊屋 店舗情報:
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