知床半島と根室半島の間に、ユーレイの手のようにヘバリつく野付半島。
波の影響で砂が堆積した砂嘴(さし)と呼ばれる地形で、
その長さ28kmは、国内最大級なのだそうです。
フラワーロードと名付けられた道を進めば、
延々と続く「右も左も海!」というシュチュエーションを楽しめるんですよ。
今回の北海道のシメとして、ソレを堪能しましょうか。
これが、フラワーロード。(↓の写真)
標津の市街地のすぐ南から、野付半島に突入しました。
右側が野付湾。左側が外海です。
このあたり、オホーツク海か太平洋なのか迷いますが、
正解は、オホーツク海。
根室半島の先端と国後島とを結んだ線が、
オホーツク海と太平洋の境界なのだそうです。
とても寂しい光景が続きます。(↓の写真)
元々の砂地に、どうにか森を作った木々ですが、、、
海岸が後退するに従って、次々と立ち枯れとなっていくのは必至。
半島の先端にある景勝地「トドワラ」は、断末魔のトドの盛りの残骸なんです。
なんだか寂しい観光地ですね。
かつてに比べれば、そんな立ち枯れの気も相当数を減らしているそうですよ。
先端近くに設けられたネイチャーセンターから先は、クルマでは乗入れ出来ません。
トドワラまでは、2kmあまりを歩かねばなりません。
初めて来た時はソコまで歩きましたが、
今回は、雨模様なので諦めました。
歩くのがカッタルければ、こんなのもあります。(↓の写真)
「トドワラ号」と称する馬車風の乗り物、、、、
ソレを引っ張るのはトレーラーです。有料です。
ワタクシが初めて来た当時は無かったですね。
そうそう、その時は、今は無き根室標津駅からバスで来たんですよ。
根室標津駅まで乗ってきた標津線の列車が遅れてしまい、
1日1便のトドワラ行きのバスはタッチの差で間に合わなかったんです。
てっきり列車を待ってくれるとばかり思っていましたから、
激しくガッカリしたものです。、
そしたら、同じ運命の客が多数いたものですから、、
結局、バスが駅まで呼び戻され、改めて根室標津駅を出発し、、
どうにかトドワラまで辿り着けたものでした。
ああ懐かしい。
トドワラよりも内陸寄りに、「ナナワラ」というのもあります。
同様の理由で立ち枯れたナラの木の残骸で、
コチラのほうが本数が多い分だけ迫力がありましょうか。
いずれにしても、、、
シュールさばかりがウリな観光地です。
標津の市街に戻り、、、
「郷土料理 武田」なる店に到着。(↓の写真)
野付半島に入る前に目に入った店でして、
ここで、北海道最後のゴチソウを食べる所存です。
コンビニメシ多かったので、
ゼイタクで〆ましょうぞ。
すると、、、
どこからともなく轟く、オフロードバイクの邪悪な排気音!
こ、この音わ!!
やっぱり。。。
我らがチームぽっぽやのリーダー、、ぽっぽやに違いありません。
「いぇえい。こんなところに居たのかよ。ブッコロすぜぇ!」
ブッコロスは、この男の若かりし頃の単なる口癖です。
他意はありませんし、今では口にしません。イメージです。
とにかくメシにしましょうよ。
と言う事で、
カミさんと長男坊は「鮭代漬け丼」1550円。(↓の写真)
鮭節、鮭の切り身、イクラで鮭が3代というオチでしょうか。
ホタテもいますが、どういう位置づけなのでしょうね。
単純に、通りがかりの食材かもしれません。
マナムスメは、ストレートに「いくら丼」1980円。(↓の写真)
ゴージャスです。
家族の中で、最も高額です。
痛風の患者さんは致死量に至るかもしれません。
ワタクシは「ちゃんちゃん焼き定食」1600円。(↓の写真)
小鉢ながらも、イクラも付いています。
全員、190円の加算で、
味噌汁を鮭のアラ汁に代えてもらっています。
ゼイタクゼイタク。
ぽっぽや、何を食べる?
「さけ丼ぶりだぜ! 1200円だぜぇ! ブツコロすぜぇ」(↓の写真)
鮭とブリのドンブリです。
ゴマ油、酢、醤油、薬味類、、それらが一緒に出てきまして、
自分でお好みのタレを調合できる仕組みでした。
「イロイロ楽しめるぜ! ブッコロすぜぇ!」
繰り返しになりますが、、、
ブッコロすはイメージです。
我が家が開陽台で観た、たったひと張りのテントは、、
やはり、ぽっぽやのモノでした。
開陽台が大好きで、毎年必ずソコで張ってるオトコですから。
道東も雨が続いていたそうでして、キャンプするライダーも極めて少なく、、
やっと居たと思ったら、グループだったりしまして、、
「ヒトと話をするのは3日ぶりだぜ! ブッコロすぜぇ!」
などと、思いっきり楽しげなぽっぽや。
カレが帰りのフェリーに乗る4日後まで、北海道の週間予報は雨が続くのでした。。。
負けるな!ぽっぽや!
クドいですけれど、ブッコロすはイメージです。
郷土料理武田 公式サイト:
http://salmon-takeda.com/
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【最終回】網走ゴールデンエール、、旅のシメは地ビールでに続く
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網走ゴールデンエール、、旅のシメは地ビールで【2018北海道・最終回】(標津郡中標津町~東京都羽田)
Excerpt: 今年の北海道の旅も、いよいよ終わりです。 ギリギリまで道東をウロウロしていたのは、、 帰りの飛行機が、ANAの中標津・羽田線だったからでした。 1日1往復しか無い路線ながら、どうにかソレが取れたのです..
Weblog: 放浪者の平日
Tracked: 2018-09-12 05:39
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この記事へのコメント
bo
あくまで若干ですが。
おぎひま