エンジョイ沢登り!! 旧道経由で斜里岳へ【2018北海道・10】(斜里郡清里町)

斜里岳にチャレンジする朝を迎えました。

前夜から清岳荘に泊まり、準備はバッチリです。

沢登り箇所があるのが気がかりですが、

いざとなったら尾根伝いの新道もありますし。

その辺は、状況で判断する事にいたしましょう。

とにかく、いざいざ!

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斜里岳への登山路は、基本的にピストンです。

ただし途中で二股に分かれまして、、

旧道が沢登り、新道が尾根伝いになります。(↓の写真)

モンダイの沢登りですが、小屋の注意書きによりますと、

・ 沢登初心者でも登れるレベルである。

・ ただし、増水時は新道へ。

・ 下りは新道へ。旧道を下るのはキケン。

・ 実際に、事故が多発している。

との事です。

別のガイドブックによれば

「旧道を下る場合はザイル等が必要」

とありまして、、

我が家はキケンな事はいたしません。。

【清岳荘出発 5:40】

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スタートしてすぐ、林道に出ました。

これは、かつての清岳荘があった場所まで続く道で、

1kmほどで、小屋跡に着きました。(↓の写真)

旧・清岳荘が火災で消失したのは1998年。

出火原因は落雷だったそうです。

ここから、いよいよ本格的な登山開始ですね。

【時刻は5:54。清岳荘から0:14】

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すぐに、渡渉箇所が現れました。(↓の写真)

新旧道が分岐する下二俣まで、およそ10数箇所の渡渉。。

ソレがイヤなら帰るしかありませんので、頑張りましょう。

この日の水量では、靴の水没が必至な箇所はありませんでした。

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おっかなびっくり、足場を探るカミさん。

そしてソレを見守る長男坊。(↓の写真)

長男坊は、さすが高校生男子ですよ。

皆より倍近い荷物を背負わされていても、

無敵のジャンプで川を越えていくんです。

マナムスメも案外とソツなくコナし、、、

コース取りに失敗して片足を水没させたトォチャンは、、、

もやは怖いものはありません。

これ以上の濡れはありませんから、開き直ってズンズン行っちゃいます。。。

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下二俣に到着。(↓の写真)

とりあえず渡渉箇所は終わったのですね。

やれやれ。

もっとも、旧道を選べば、まだまだソレが続く事になりますが。。

【時刻は6:48。旧山小屋から0:54】

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気がつけば、、、

斜里岳の山頂がずいぶん迫ってきていますよ。(↓の写真)

そして我が家に語りかけてくるんです。

「さあ、どっちを選ぶの? ふふふふ」

ってな感じでしょうか。

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で、コースはどうする?

コドモたちは「トォチャンに一任する」という空気です。

それには、事前の伏線がありまして、、、、

7月、斜里岳の経験者に、小5女子が安全に登れるのか聞いてみたんです。

そしたら

「二人(長男坊とマナムスメ)はヘーキ。モンダイはアンタだ!」

などとオチョクられました。

二人たちはそれを真に受けて、トォチャン次第と判断したのでしょう。

よろしい。ならば旧道だ!(↓の写真)

新道は新道で、シゴキのような急登があるそうですし。。

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さっそく滝が登場!(↓の写真)

序盤は、キッチリと巻き道があったりしまして、

なんて事はありません。

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容赦なく滝が登場します。(↓の写真)

こんな大きな滝、、、登れませんって。

本格的なサワノボラーからすると、どうって事ないのかもしれませんが。

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巻き道だってタイヘンです。(↓の写真)

急な事。そして滑る事。。

こういう場所こそイッキに高度を稼げるポイントであると、

肯定的に感謝しましょうね。

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そしてまた滝。。(↓の写真)

長男坊いわく、、

「フツーに登っているよりも飽きなくてオモシロい」

なるほど、ソレは言えているかもしれません。

その前向きな思考もヨロシい。

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やがて、巻き道のない滝が続出してきました。(↓の写真)

増水時、コレは厳しいですね。

ましてや、ココを下るなんて有り得ませんって。

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果敢に挑むマナムスメ。(↓の写真)

とにかく安全第一でね。

ところどころ順番待ちが発生する中、、、

完全装備のサワノボラーは、ジャバジャバと滝のド真ん中を登っていきました。。

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これでもかと続く滝登りに、んもぉヘロヘロですよ。

しかし、今さら戻る事は出来ませんから、

多少はムリしてでも前進するしかないんです。

心なしか、、、沢の水量も減ってきました。(↓の写真)

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もはや滝にはならないほどに水量が減り、、(↓の写真)

何気に登りがも緩くなってきました。

上二俣が近いのでしょうか。

沢登りと言うよりも、水冷式の登山道ですな。

このあたりになると、もやは靴の濡れなど気にしていられません。

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看板が目に入りました。

おおつ、ココが上二俣ですか!!(↓の写真)

道は、まだまだ水が流れているものの、

基本的には、沢登りは終了した模様です。

ああ、これで肩の荷が下りましたよ。

後戻りできない旧道を選んだトォチャンとしましては、

全員無事に沢登りを終えて、責任を果せた気分です。

さて。ココから山頂までは体力勝負。

ソチラも頑張りましょう。。

【時刻は8:51。下二俣から2:03】

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【コースタイムまとめ】

清岳荘→(0:14)→旧山小屋→(0:54)→下二俣→(2:03)→上二俣



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