北海道の山頂、大雪山・旭岳へ! 登頂編【2018北海道・6】(上川郡東川町)

今回の北海道旅行の立案者はカミさんですが、

一番の目的は、旭岳(2190m)への登山との事でした。

やはり、北海道の最高峰は極めておきたいと。

良いでしょう。

前日から山麓の旭岳キャンプ場に陣取り、気合を入れていたのですが、、

雨なんです。前日の夜から。。

ダイジョーブ! 登ってしまえば、たぶん雲海の上! 

前向き前向き。。

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6時のロープウェイ始発便に乗り、、、(↓の写真)

意気揚々と、標高1600mの姿見駅へ。

ソコに着くまでの間に、雲を突き抜けてくれればイイのですが。

ワタクシは旭岳は2回目になります。

その際は、すんごいガスりまして、、、

山頂では、その標識と地面しか見えませんでした。

登頂が目的にカミさんは、登頂すれば最低限の目標達成なのでしょうけれど、、

ワタクシは、連続ガス見物ではセツナいばかりです。

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果たして、姿見駅に登りついてみると、、、、

じゃじゃぁん!

雨です。霧です。 

姿見平のフチが、わずかに霞み見えるだけです。。(↓の写真)

前回の再現なのね。

いやいや、雨が降ってますから、前回よりもヨロシくないですよ。。

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とにかく、話はメシを喰ってからですって。

姿見駅内のテーブルで、ソレを頂きましょう。

前日、上富良野の街で買っておいたパンです。(↓の写真)

どれもこれも、気圧差のモンダイでパンパンに膨れ上がっています。

【登頂開始 7:00】

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雨の中、ダラダラと続く緩い登りをコナし、、、

姿見平のフチに辿り着きました。

旭岳石室あるところですね。

眼下の姿見の池のフチには、雪が残っていました。(↓の写真)

【時刻は7:13。姿見駅から0:13】 

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ココからが、本格的な登りになります。

霧の中の急坂、、、気合で乗り切りましょう。

地獄谷から吹き上がるいくつもの噴煙も霞んでます。(↓の写真)

その噴射音の勇ましさ、、、

ますますガスを濃くしている存在に思えますね。

いぢわる。

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姿見駅が5合目になりまして、、、

ややガレの急坂が続き、、、

6合目は見落とし、7合目に到着。(↓の写真)

標高は1930mとありまして、、

駅からは330mの高度を稼ぎ、山頂までは残り360mと言う事になります。

アリガタい事に雨が止みました。

【時刻は7:54。旭岳石室から0:41】

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同じような坂をジグザクにワッセワッセと登り、、、

8合目に到着。(↓の写真)

どうやら、やっと雲の上に出たらしく、、、

山頂も見え隠れするようになってきました。

一番↑の写真がソレでして、

山頂右側の四角い岩が、有名な金庫岩です。

【時刻は8:12。7合目から0:18】

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金庫岩あたりが9合目かと思ったら、、、

その、もうちょっと手前にソレはありました。(↓の写真)

すぐ目の前に、モンダイのニセ金庫岩が見えています。

標高は2190m。登りは残り100mですね。

【時刻は8:30。8合目から0:18】

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ニセ金庫岩の前に到着!(↓の写真)

「金庫岩を通り越したら、右側に降りるべし」

それに従おうとする下山者を何人も騙した岩がコレなんです。

霧の中、ホンモノの金庫岩を見落とすと、、

このニセをソレだと勘違いし、ズンズンと前進してしまうんですって。

そういう経緯で、何人も遭難者が出てまして、、、

倒木を並べたSOS事件も、まさにその典型だったそうです。

テープに録音された「たぁすぅけぇてぇくぅれぇ」の肉声も生々しかったですね。

ご冥福をお祈りします。

今は、、、前回の登頂時もそうでしたが、

間違って前進しないようにロープが張られていました。

【時刻は8:35。9合目から0:05】

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あえて、ニセ金庫岩に騙されたフリをしてみました。

これが、モンダイの下り。(↓の写真)

その先は奈落の底のガケ下りが相次ぎ、、

気がつけば登り直せなくなっているそうです。

出だしは、本物の下山路よりもなだらかで、快適な道に見えますが。。

この光景が見えたら、マチガイですよ。

キッチリと目に焼き付けてくださいませ。

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これがホンモノの金庫岩です。(↓の写真)

山頂側から見た眺めですよ。

登山路と若干離れていますので、

確かに、激しくガスれば見落とす可能性もありそうです。

いっそ金庫岩を目印にせず、、、、

ロープやペンキ印を頼りに降りたほうが良いかもですね。

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そして、、、旭岳に到着!(↓の写真)

まさに北海道の山頂ですよ、ココわ。

この「北海道の山頂」フレイズ、、、、、

長男坊が「北海道の最高峰」と言おうとして間違ったのですが、

なんだかカッコイイので、ソレを採用した次第です。

ワタクシ的には初めて見る、山頂からの眺望、、、、

ああウレシや! アリガタや!

朝、キャンプ場にいる段階で、登頂を断念しないで良かったですよ。ホントに。

その雄大な展望は、続編でお伝えします。

【時刻は8:49。ニセ金庫岩から0:14】

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昭文社の地図では、姿見駅から山頂まで2時間50分とありますが、(↓の写真)

我が家は休憩込で1時間50分で登った事になります。

決して健脚では無く、むしろ牛歩な我が家ですので、

これは地図のマチガイかと思われます。

同じ地図でご予定を立てられる方は、ご参考まで。


【我が家のコースタイム】

姿見駅→(0:13)→旭岳石室→(0:41)→7合目

→(0:18)→8合目→(0:18)→9合目

→(0:05)→ニセ金庫岩→(0:14)→旭岳山頂

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