広島空港に降り立った我が家は、、
レンタカーに乗り換えて「しまなみ海道」へ。
それは、広島県と愛媛県を島伝いに結ぶ自動車道です。
広島側の尾道からスタートし、4つ目の島が大三島。
愛媛県の入り口の島になります。
大三島にそびえる山に、カミさんの希望で登る事になりました。
その名は鷲ヶ頭山。標高は436mだそうです。
登山口近くの道の駅「しまなみの駅 御島」から見上げた鷲ヶ頭山がコチラ。(↑の写真)
一番右のピークが、前衛の「安神山」266m、2番目が「えぼし岩」、、
そして3番目が「鷲ヶ頭山」436m、この島の最高峰です。
道の駅からクルマで数分、、、
安神山わくわくパークの駐車場が登山口になります。(↓の写真)
鷲ヶ頭山の登山ルートはコチラ。(↓の写真)
わくわくパーク、安神山、えぼし岩とピンク色の道を辿り、
鷲ヶ頭山までは1時間30分との事です。
山頂のすぐ下までは橙色の林道経由でクルマでも登れますが、
ソレではオモシロくありませんですもんね。
ぢゃあ、出発しましょうか。
【登山開始時刻 13:59】
ほどなく、地図には無い分岐に着きました。(↓の写真)
左が自然研究路経由で安神山・鷲ヶ頭山とあり、
右は遊歩道 安神山とありました。
安神山は通過ポイントなので、どちらでも鷲ヶ頭山に行けると言う事ですが、、、
右のルートのカッコ書き、(くさりでの登り)ってのが気になります。
ショボいほうの道標を見ても、右は「くさり」の文字。(↓の写真)
要は、クサリ場がある訳ですね。
そういうルートが大好きなマナムスメは、
「クサリクサリ!」
などと大喜び。
ぢゃあ、ソッチから行きますか?
なんだかイヤな予感がするのですが。
鎖ルートは巻き道のような感じで進み、ほどなく急な登りになりました。
ゴツゴツとした岩が迫ってまいりまして、、、(↓の写真)
アレのどこかを登るのでしょう。
オテヤワラカに。。ドキドキ。
やがて、クサリが登場。
と言っても、手すりみたいなモノです。(↓の写真)
なんだ、こんなレベルかい。
ムツカシそうに登っているヤラセ写真なんぞも撮りましたですとも。
そしたら、、、、、、
ズガァァァァァァァン!
ホンモノのクサリ場が登場!(↓の写真)
ほぼ垂直ですよ! 20mはありますよ。
偵察を兼ねて、まずはトォチャンが登ってみました。
手がかり、足がかりがヒジョーに少なく、かなりな難易度です。
【時刻は14:23 わくわくパークより0:24】
どうにか7割がた登ったところで、後続の様子を見る事にしました。
トォチャンが登れれば、全員登れますでしょう。
2番手のマナムスメ、3番手の長男坊が眼下に見えますね。(↓の写真)
ラストのカミさんなんぞ、マメヅブですよ。
落ちたらケガだけでは済みませんね。。。
ちなみに、長男坊とマナムスメの主なクサリ場経験は、、
そんなところです。
おそらく、ココが最強になりましょうか。
クリア出来たらですが。。
残る3割は極めてテクニカルな岩盤でしたが、
左側のヤブの中に迂回路を発見。
もちろんソッチを選びましたですよ。
ソッチだってサル登りは必要ながら、
絶壁ではないので落ちる心配がありませんですもの。
とにかく、、、
無事に全員がクリアできました。
ああ良かった良かった。
気がつけば、激しく眺めが良いぢゃないか!(↓の写真)
あとは山頂を目指すだけですな。
【時刻は14:38 クサリ場下から0:15】
がぁぁぁぁぁぁん!
2つ目のクサリが場登場!(↓の写真)
これまた長大で、、、
明らかに1本目のソレよりも難易度が高いです。
ココで戻る?
いえいえ、1本目を下るなんて事を考えたくありません。。
行くも帰るも地獄ですな。。
3点確保は絶対だからね!
ホントは4点確保のほうが確実に安全ですが、、、
ソレでは1歩も進めません。
トウチャンが悪戦苦闘したオーバーハングを、
案外アッサリとマナムスメが越えてきました。(↓の写真)
カノジョが一番サル度が高いですな。。
腕力で乗り切るしかないような登りであっても、、
体が軽い分だけラクチンなのかもしれません。
どうにか全員がクリア。
でも安心は出来ません。3本目があるかも知れませんですもの。
オロオロと登る傾斜は次第に緩くなり、、、、
ついに自然研究路と合流!
ああ、、、全員がシマずに済んだのです。
合流地点には、クサリ献納の碑がありました。(↓の写真)
碑に名前が刻まれたアナタ!
アナタのおかげで、このルートが出来たのですね。
やれやれ。。
【時刻は15:18 クサリ場1頂上より0:40】
そこは安神山の山頂の直前で、、、
アッと言う間に安神山266mに到着。(↓の写真)
ずいぶん時間が掛かりましたよ。
40分のハズが、1時間20分もかかりましたからね。。
ココから鷲ヶ頭山のテッペンまでは標高差で170m、
パンフレットのコースタイムでは50分ほどあります。
ううむ。
結果的にですけれど、クサリ場も堪能できましたし、、
もはやココまでぢゃないですか?
時間も時間ですし、下山しますか?
カミさんに、鷲ヶ頭山の山頂を目指した理由を聞きましょう。
けっして有名では無い、小さな離島の山ですので、
何か大事な訪問理由があるのかも知れないですもんね。
「もしかして、このクサリ場が目的?」
「クサリ場があるなんて知らなかったよ」
「ぢゃあ、なぜ?」
「山頂で、アナタに『ワシが父さん!』と叫ばせたかったから」
マ、マジですか?
ただのダヂャレぢゃないですか。。。
よぉしっ判った! 叫びましょうぞ。
そうとなったらココで引き返す訳には行きません。
山頂まで行きましょう。
この山には熊も出ませんし、いざとなったら林道歩きでも下山出来ますから。
【我が家のコースタイム】
安神山わくわくパーク→(0:24)→クサリ場1下→(0:15)→クサリ場1上
→(0:40)→安神山
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