七ツ石小屋を出発し、、、雲取山を目指す我が家。
小屋を出たのが6:13ですから、
登山にしてはユルユルな時刻だと言えましょう。。
それでも、息ひとつ切らさず、快調にブナ坂に到着!
まあ、巻き道歩きですもんね。。
石尾根の登りに取り掛かり、、
ふと振り返れば七ツ石山のお姿。(↓の写真)
オタノシミはこれからです。
稜線上に出てみれば、雪を冠した山々が連なっています。(↓の写真)
南アルプスですね、アレは。
右から甲斐駒、仙丈、北岳、、、
そんなところでしょうか。
カラフルなテントが見えてきました。(↓の写真)
50人平の雲取山ヘリポート、、(↓の写真)
そして、ソレをとりまくテントですね。
その向こうのピークはヨモギの頭。
まもなく奥多摩小屋に到着する模様です。
ヘリポートは、こんな感じです。(↓の写真)
埋められた丸太で〇とHの字が書かれているだけで、
あとは、何の設備もありません。
もちろん定期便の運航はありませんが、、、
ヘリの発着時、周りのテントはブッ飛ばされちゃいそうですね。
コチラが奥多摩小屋。(↓の写真)
素泊まり専用の有人小屋です。
コチラは、七ツ石小屋と違って予約不要との事ですが、、、、
ななんと、来年の3月末で閉鎖されるとの事です。
コレが、そのお知らせ。(↓の写真)
閉鎖の理由は老朽化との事です。
なお、小屋の閉鎖だけでなく、
ココのトイレも廃止、テント泊も不可となるとあります。
これだけのテント、、、他に晴れる場所は無いですよ。
果たして、どうなりましょうか。
【時刻は7:20。 七ツ石小屋から1:07】
ヨモギの頭は巻き道でクリアし、、、
いよいよ、小雲取山の登りに取りつきました。(↓の写真)
本日、一番の急斜面、、、
前日に登った堂所から七ツ石小屋への登りと比べると、距離は大いに短いです。
ソレをココロの支えに頑張りましょう。
富田新道との分岐に到着。(↓の写真)
どうやらココが小雲取山だと思われますが、
ソレを示す文字が見当たりません。
もしやと思って、すぐ脇の獣道みたいなモノに入ってみると、、、
ありましたありました!
「小雲取山 1937m」と書かれたプレートが。(↓の写真)
民家の表札サイズです。
果たして、ドチラサマが設置されたのでしょうか。
隣りに、こんなのも立ってました。(↓の写真)
「小雲取山」とあり、、、
長さは30cmくらいで、まさにクイですな。
とにかく、、ココが小雲取山山頂です!!
マチガイございません。
【時刻は7:58。 奥多摩小屋から0:38】
小雲取山を過ぎると、、、
もう目の前に雲取山の山頂が見えました!(↓の写真)
小雲取山からはロクに下る事も無く、、
殆どそのまま雲取山本体の登りへ。
両者の標高差は80m程度ですので、
地下鉄の六本木駅から地上に出るまでの2倍程度ですよ。
最後の登りを前にして、、、
長男坊とマナムスメはトォチャンらを置き去りにして、
山頂へ駆け上がってしまいました。。
茶色の小屋が、山頂の避難小屋です。(↓の写真)
一番乗りで
「雲取山 山梨県」
とある丸太脇に立つマナムスメ。(↓の写真)
山頂は山梨県が独占? かと思ったら、、、
ホントの山頂は、もう少し先にあるぢゃないですか。
雲取山の山頂は、東京・埼玉・山梨の県境であるとばかり思っていたのですが、、
よくよく見ると、山梨県だけ数十メートルほど外れているんです。
山梨県は、県内のギリギリの場所に、雲取山の標識を立てた訳ですね。
なんだか涙ぐましいです。
これは我が家が登ってきた石尾根。(↓の写真)
この尾根が東京と山梨の境目になりまして。
山頂から見て右側が山梨になります。
広々としていて明るく、なかなか牧歌的な尾根ですよね。
それに対し、、、、
山梨と埼玉の境目になる秩父主脈の尾根は、、、
もはや尾根になど見えない、急なガケ。。(↓の写真)
三条ダルミから、ずっとコレが続いている模様です。
我が家の当初の計画では、ココを登ってくるハズでしたが、、、
鴨沢ルートに変更して良かったですよ。
だって、、、
ココを登ってきた人々は、みぃんな目がウツロ、、
アワを吹きながら登ってきた山ガール(美形)までいましたもの。。
そして、、この山梨県の標識を山頂と勘違いして力尽き、、
ホントの山頂に気がつくのは、しばらく休んだ後みたいです。
で、コチラがホントの雲取山山頂。2017.1m。(↓の写真)
巨大な碑は、東京都と埼玉県の連名になっていました。
ますます山梨県がカワイソウですね。。
たった数十メートルずれてるだけなのに。
【時刻は8:20。 小雲取山から0:22】
秩父の主脈・飛竜山にの向こうに南アルプス。(↓の写真)
飛竜山頂の右斜面から、ギリギリ顔を出しているのが北岳。
日本では2番目に高い山ですね。
その他、南アルプスのフルキャスト。壮観です。
北アルプスも、白馬三山あたりが見えるそうですが、
この日は霞んでダメでした。
コチラは、飛竜山からさらに連なる、秩父主脈の山々です。(↓の写真)
中央奥が北奥千丈岳と国師岳あたりみたいです。
当時6歳のマナムスメが登頂した金峰山は、その裏あたりでしょうか。
今のところ、我が家の二人たちが到達した最高地点がソコになります。
いずれも、この雲取山よりも遥かに高い山ばかりですね。
奥多摩の大奥で、唯一の2000m峰である雲取山。
東京都ではラスボス的な山ではありますが、、、
秩父主脈のメンバーとしては、前衛の下っ端なのですね。。
そう考えると、、、、、
我がチームの4番打者が、ナショナルチームで8は番に下げられたみたいで悔しいですが、、
何の何の。
やっぱり雲取山は都民にとってのヒーローに違いありません。
初めてソコに登頂できた事を、大いに誇りにしたく思う次第です。
【我が家のコースタイム】
七ツ石小屋→(0:33)→ブナ坂→(0:34)→奥多摩小屋
→(0:38)→小雲取山→(0:22)→雲取山
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