広島に来たなら、ぜひとも訪問せねばならない場所、、、
ココは、その一つではないでしょうか。
広島平和記念資料館、、、
かなり重たい場所ではありますが、、、、
我が家の二人たちに是非とも見ておくべきだと思います。
ワタクシも、資料館は初めての訪問になりました。
資料館の壁写真を拝借して、、マナムスメが広島を案内しましょう。
健在だった頃の原爆ドームです。(↓の写真)
広島県物産陳列館として建造され、
被爆当時は広島県産業奨励館だったそうです。
当時の商店街を歩くマナムスメ。(↓の写真)
今のアメ横あたりと何ら変わりない、
日常のヒトコマですね。
当時のコドモ達と仲良く記念撮影。(↓の写真)
でも、、実際のカノジョらに待ち受けていた運命は。。。。
【追記】に、その惨状を掲載しました。
そして被爆直後の原爆ドーム。。(↓の写真)
建物が一瞬にしてこうなっちゃうのですから、
果たして、人間がどうなったのか、、、、
とてもオソロシい事ですよ。
右が広島に投下されたリトルボーイ、
左が長崎のファットマンです。
前者が濃縮ウラン型、後者はプルトニウム型で、
ファットマンのほうが威力があったのだとか。
人形と比べると、かなりデカいです。
ただし、大きな街を破滅させたパワーからすると、
こんなモノで? なんて思わざるを得ません。
溶けてしまったビンです。(↓の写真)
実物に触る事が出来ます。
写真撮影も、フラッシュ無しならOKです。(使用法によっては届け出が必要)
これもガラスビン。(↓の写真)
小さなビンが、蜂の巣のようにくっついちゃっています。
ガラスの融点は1000℃を越えますから、
人々がどんな目にあったかは想像するだけでもオソロシいです。
これはオバマ大統領(訪問当時)が折ったツルです。(↓の写真)
館内の展示は、ホントにグロなモノは控えられているように思えます。
ただし実際に起こったであろう凄惨な出来事は、
展示されている被爆者の描いた絵や日記を読む事で、ジックリと知る事が出来ます。
なので時間に余裕をもって観覧する事をオススメします。
資料館を出て、慰霊碑で祈りを捧げる2人たち。(↓の写真)
この公園には、ワタクシも高校の修学旅行で来ましたよ。
資料館には時間切れで入館出来なかったんです。。
原爆の子の像です。(↓の写真)
原爆による白血病で亡くなった、佐々木禎子さんがモデルだそうです。
中には鐘が設えてありました。(↓の写真)
こういうモノがあると、ついつい慣らしたくなるマナムスメも、
この時ばかりは神妙でした。
千羽鶴はかつては像の周りに飾られていたそうですが、
隣接する小屋に収まっていました。(↓の写真)
雨風による破損を防ぐ目的もありますが、
放火事件が繰り返され、それの対策という意味合いもあるそうです。
ホンモノの原爆ドームです。(↓の写真)
世界遺産に登録されています。
ワタクシが目にするのは3回目になりますが、
資料館を見た後にコレを見ると、
有り得ないキモチになるばかりです。
コチラは、広島市平和記念公園レストハウス。(↓の写真)
かつて燃料会館と呼ばれ、爆心地に最も近い位置にあった建造物なのだそうです。
今でも広島観光案内所として現役ですが、
耐震補強工事の為、しばらく休館するとの音でした。
アレやコレを見ながらも、マナムスメが一番激しく反応した建物は、、、
路面電車の中から見えた、「ポケモンセンターヒロシマ」。(↓の写真)
やれやれ、、、、と思いつつ、、、
ソレはソレで真実なのでしょう。。
まだまだヘイワな世の中である事に感謝します。
【追記】
原爆詩集 の中の「仮包帯所にて」という詩です。
我がマナムスメを、何があってもこのような目には合わせたくありません。
でも、コレが現実だったんです。
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あなたたち
泣いても涙の出どころのない わめいても言葉になる唇にない
もがこうにも つかむ手指のない あなたたち
血と あぶら汗と リンパ液にまみれた四肢をばたつかせ
糸のように塞いだ眼を 白く光らせ
あぶくれた腹に わずかに下着のゴム紐だけをとどめ
恥ずかしいところさえ 恥じることを出来なくさせられたあなたたちが
ああ みんなつい先ほどまでは 愛らしい女学生だったことを
誰がほんとうと思えよう
焼け爛れたヒロシマの
うす暗くゆらめく焔の中から あなたではなくなったあなたたちが
次々ととび出し這い出し この草地にたどりついて
ちりちりのラカン頭を 苦悶の埃に埋める
何故こんな目に遭わねばならないのか
なぜこんなめにあわねばならないのか
何の為に
なんのために
あなたたちは すでに自分がどんな姿で
にんげんから 遠いものにされ果ててしまっているかも 知らない
ただ思っている あなたたちは思っている
今朝方までの父を母を弟を妹を (いま逢ってだれがあなたと知り得よう)
眠り起きごはんを食べた家のことを (一瞬にして垣根の花はちぎれ今は灰の跡さえわからない)
おもっているおもっている
次々と動かなくなる同類のあいだにはさまって
おもっている
かつて娘だった
にんげんのむすめだった日を
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