雲取山ヘタレ登山【1】鴨沢から七ツ石山へ(山梨県丹波山村)

GWの前半、家族4人で雲取山に挑む事にしました。
山頂が東京都最高地点となる山ですね。
標高は2017.1m。
なので、2017年に登るのが流行ったみたいです。
1年遅れではありますが、とにかく頑張りましょう。
(↓の写真は七ツ石山頂からの雲取山です)
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スタート地点は、留浦(とずら)の駐車場。
浮橋の目の前です。(↓の写真)
GWという多客期ですので丹波山村営駐車場は最初っから諦め、
向かう事もしませんでした。
ヘタに様子を見に行っているうちに、留浦も満杯になりそうでしたから。
まあ、40分程度、余計に登るだけですよ。
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我が家が選んだのは、七ツ石山経由の鴨沢ルート。
雲取山に登るには、最もラクチンで安全なルートですね。
「ラクチン」と言っても、あくまでも他ルートとの比較であり、
相応に距離だけはありますが。。
鴨沢の集落に、海抜が書かれた碑がありました。(↓の写真)
山頂との高低差を確認すべく、ソレに目をやると、、、
「一千七百三十九」?ソレはおかしい。。
だって1739mって、、七ツ石山の標高とほぼ同じですよ。
もうそんなに登ったの?嬉しいなっと。
で、、、よぉぉぉく見ると、、、、
「メートル」ではなくて「尺」ぢゃないですか! マギラワしい。
ちなみに、、1739尺は542mと言う事になります。
だいたい、そんなモノですね。
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鴨沢の登山口からスタートとなります。(↓の写真)
当初は、三条の湯から登る計画だったんです。
雲取山頂への距離だけなら、ソコが最短でしたから。
一般車通行不可の林道歩き10kmが待っていますけれど、
三条の湯で泊まり、クルマで送迎してもらう作戦でした。
そしたら、GW中は送迎出来ないと断られ、、、
10kmも林道を歩くなら、鴨沢を登っちまおうと計画変更した次第です。
【鴨沢登山口発:8:14】
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エッチラオッチラ歩き、、丹波山村営駐車場に着きました。
案の定、30台ほどのスペースは満車。(↓の写真)
周囲の道路に無理矢理路駐しているクルマも少なからず見受けられましたが、
ソレはヨロシくないと思います。
待避所となるスペースにもビッチリ停められていて、
これでは地元の人々のクルマがすれ違いできませんですよ。
たかだか30分、ウォームアップで歩きましょうよ。
【時刻は8:49。鴨沢登山口より0:35】
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舗装路を少し歩くと、ニギニギしくも登山口に着きました。(↓の写真)
UFOみたいなのは、丹波山村のゆるキャラ「タバスキー」です。
なんちゅうネーミングでしょうか。
たぶん、インチキで有名なアダムスキー型UFOからパクってますな。
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鴨沢ルートは、ウワサどおりの緩斜面。
それが延々と続くんです。(↓の写真)
マナムスメ曰く
「同じ所をずぅぅぅっと周っているみたい」
なるほど、そう感じましたか。
汗一つかく事も無い登山、、、貴重な体験かもしれません。。
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途中、道端の近くに水場がありました。(↓の写真)
この時点で、担いできた水は殆ど減っていませんが、
キモチの切り替えにはナイスな水場ですね。
なお、七ツ石にも良い水場がありますので、
持参する水は、行動中に飲む分だけでも良さそうです。
もちろん、非常用を持つのは必須ですが。
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堂所(どうどころ)に着きました。(↓の写真)
ココは尾根状の目立たないピークでして、
それでも標高は1139mあるんですね。
ここまでのダラダラ歩きでも、600m近く高度を稼いだ事になりました。
しかし、、、ピクニック歩きはココまで。
堂所から先は、今回の行程で最もキツい登り坂が続くんです。
【時刻は10:48。村営駐車場より1:59】
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容赦ない急登に、もうアエぐしかありません。。
尾根道になったので展望は開け、、
富士山と小金沢連峰・雁ヶ腹摺山の2ショット。(↓の写真)
景色を励みに頑張りましょう。。
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ヘタレた体をかなり消耗しつつ、、
ブッ倒れる前に七ツ石小屋下の分岐に到着。(↓の写真)
七ツ石山をパスして雲取山を目指す巻き道か、、
七ツ石小屋・七ツ石山に向かうかの分かれ道です。
我が家は、小屋方面に向かいました。
七ツ石山を無視せず、苦難の道を選んだ?
そ、そういう訳ではありません。。
【時刻は11:55。堂所から1:07】
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まだまだ続く急登にアエぎつつ、、、
七ツ石小屋に到着!!ガンバリましたぁ!(↓の写真)
食事の提供はありませんが、有人小屋です。売店もあります。
小屋の標高は1597m。
鴨沢の登山口からが標高差1000m登った事になりますね。
雲取山頂までは、まだ3時間ある?
そ、それが、、、、そのぉ、、、
我が家は、この日はココ泊りなんです。。。
ヘタレですみません。。
【時刻は12:10。七ツ石小屋下分岐より0:15】
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さっそく、おヒルにしましょう。
メニューは、下界から持ってきたコンビニおにぎり。(↓の写真)
環境もシュチュエーションもひっくるめて、
なんだってウマいです。最高です。
まだビールを飲めないのが残念です。。
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ビールを飲めない理由は、、、、
このまま呑んだくれてしまってはあまりにもナニなので、、、
七ツ石山の山頂を目指すからです。
飲んじゃったら、もうヘロヘロになちゃいますもの。
小屋から5分ほど登った所にある水場がコレ。(↓の写真)
ココから小屋へはパイプで引かれ、
水は小屋の洗い場の蛇口から出てきます。
【七ツ石小屋出発 13:10】
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再び急斜面をつづら折れに登りつめ、、、
石尾根の稜線に出ました。(↓の写真)
雲取山から六ツ石山まで続くリッパな尾根でして、
鷹巣山方向に、こんな感じで続いています。(↓の写真)
山頂までは、あと一息ですね。
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頂上直下にある七ツ石神社ですが、、、
崩壊していました。。。(↓の写真)
正確に言えば、崩壊では無くて解体ですね。
いつ崩壊してもおかしくない状態だったそうですが、
そうなる前に、人力で解体したとの事です。
ご安心ください。再建されるそうです。
あまりリッパすぎちゃうと、浮いちゃいそうですね。。
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七ツ石山に登頂!
思いのほかリッパな石碑と、
なんだか抜けかけている三角点が並んでいました。(↓の写真)
標高は1757.3m。尺ではありません。メートルです。
【時刻は13:38。七ツ石小屋から0:28】
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山頂でタワムれる、長男坊とマナムスメ。(↓の写真)
中央奥にオワシマシますのが、雲取山になります。
ソコに繋がる石尾根は、堂所からの登りに比べれば遥か快適そうに見えますが、、、
ソレは、翌日のオタノシミですね。
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七ツ石山頂から石尾根を伝って降り、、
ブナ坂に到着しました。(↓の写真)
七ツ石山を巻く道との合流地点になります。
ぢゃあ、小屋に戻りましょう。
ソコにはビールが待っているのです。
【時刻は14:22。七ツ石山頂から0:13】
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七ツ石山の巻き道は、山頂だけを回避する巻き道と、
小屋ごと回避してしまうスーパー巻き道の2本立て。
小屋に戻る我が家は、フツーの巻き道を進みました。
その途中から見えたのは、大岳山と御前山の2ショット。(↓の写真)
真ん中のやたら肩がデカい山が大岳山ですね。
その形状から大いに目立ち、、、
東京湾(江戸湾)を行きかう漁師たちからも方角の目印にされたそうですよ。
見慣れた大岳山の山容ですが、、
ココから見ると、見事なまでに裏返しです。アタリマエですが。
奥多摩の山に登った者だけが見る事が出来る、逆さ大岳山。
キッチリと目に焼き付けましたですとも。
それよりも、、、、ビールビール!!
【ブナ坂から七ツ石小屋まで0:36】
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【我が家のコースタイム】
留浦駐車場→(0:15)→鴨沢登山口→(0:35)→丹波山村駐車場
→(1:59)→堂所→(1:07)→七ツ石小屋下分岐
→(0:15)→七ツ石小屋→(0:28)→七ツ石山
→(0:13)→ブナ坂→(0:36)→七ツ石小屋
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【その2】七ツ石小屋で快眠・快食!に続く

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