南三陸・島巡り【9】上陸&登頂! 金華山(宮城県石巻市)

我が家の離島巡り、、、、

今回の4島目、、次に目指す島は、金華山です。

〇〇島というような名前は持っていなく、、

金華山という山の名前イコール島名なんです。

地形的にも、、金華山がそのまんま島ってな感じですね。

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金華山に渡る船は、女川港と鮎川港から出港しています。

女川発は不定期便ですので、鮎川港から渡るのが便利でしょう。

ソチラも、他客期以外は1日1往復で、、、あまり便利ではありません。

あとは乗合の海上タクシーでしょうね。

人数が揃わなければ(5人未満)貸し切り便になってしまいますが。。

我が家の訪問時は、GWダイヤで1日8往復、、さらに臨時便が出ていました。

ターミナルビルは仮設のトレーラーハウス。。(↓の写真)

南三陸地域に来て以来、仮設の光景は見慣れました。

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この航路は、基本的に予約が必須との事でした。

我が家は予約なしの飛び込みだったのですが、、

ファミレスの順番待ちのような紙に名前を書かされ、、、

要は、キャンセル待ちと一緒です。

出航5分前になって初めて、乗れる無予約客が名前を呼ばれる仕組みなんですよ。

我が家はアウト。。。

でも、アウト客が大勢いたので、臨時便が出航した次第です。

ありがとう! ホエール号!

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乗れてしまえばコッチのものです。

あとは、20分の船旅を楽しむばかりですよ。

オヤクソクのように、かっぱえびせんを求めて集うカモメたち。(↓の写真)

三陸のカモメは、奥尻のカモメよりもチャレンジャー精神旺盛で、、、

直接、手からえびせんを食べてくれます。

ヘタなヤツは、指に噛みつきやがりますけどね。

アチラはアチラで、揺れる船に合わせたホバリングはムツカシいのでしょうけれど。

かっぱえびせんは、船内で無人販売していました。150円です。

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金華山に上陸!

2009年に訪れた田代島網地島、、、今回上陸した江島出島、、、

そして金華山を合わせ、牡鹿列島の有人島は全制覇した事になりました。

別に、何かを貰える訳では無いんですけどね。。

金華山もご多分に漏れず、、、

港付近に、震災以前の建造物はありません。

真新しくて大きな待合室が設けられていましたが、、

なぜか、コギレイで立派なトイレに手洗い場が無いんです。。

これは、どういうマチガエなのかしらん。。

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金華山は、島全体が黄金山神社の境内なんです。

なので、上陸後に向かえる先は神社だけ。

琵琶湖の竹生島も同じパターンですが、コチラは島の規模が違いますね。

アチラと違って黄金山神社は入場料を取りませんから、

せっかくですので参拝しましょうよ。

ソレがイヤなら、手を洗えないトイレで帰りの船を待ちましょう。

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神社のお社までは、徒歩15分ほどの登り坂が続きます。

ソレがキツいとか、ムリな方でもダイジョーブ!

ワンボックスカーがピストン輸送してくれますから。(↓の写真)

無料です。

神社側には送迎車の案内や乗り場も示されていますが、

港側には、それらしき説明が見当たりませんでした。

なので、このクルマを発見したら、、、

大きく手を振ってアピールしつつ、ニジリ寄りましょう。

我が家は歩きましたよ。元気ですもの。

ホントは、、、神社に着くまで、送迎車の存在を知らなかったんです。

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金華山と言えばシカ!

ってなイメージどおり、確かにシカが居ました。(↓の写真)

でも、、ウジャウジャって程では無いですね。

まあ、放し飼いの野生鹿ですから、生存可能な数しか居ないのでしょう。

若木が金網でガードされているところをみると、、

フツーの自然界よりは数が多いのかしらん。。

実は、夜になったらウジャウジャと湧き出てくるのかもしれません。

そして、灯りの周りをブンブンと飛び回り、、、

そりゃ蛾ですって。

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黄金山神社の山門、、リッパです。(↓の写真)

震災では、神社も建造物が崩壊したりタイヘンだった模様です。

神社の公式サイトにある、震災のドキュメントを見ると、、、

まるで本土と繋がりそうな強烈な引き波、、、

島に取り残された観光客や関係者41名の奮闘、、

救助に駆けつけてくれた観光船、、、

神様を守る為、インフラの途絶えた島に残った宮司3名、、

さっそうと到着した、自衛隊のホバークラフト、、、

そのような証言と写真が、生々しく紹介されています。

ぜひぜひ、ご覧くださいませ。


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神社の横が、金華山への登山口です。(↓の写真)

川に沿って、ひたすら登り道が続いています。

ピラミッド型の山&島ですから、そういう事になりましょう。

我が家も、、、もちろんチャレンジですよ!

【登山開始時刻 9:54】

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容赦ない登り坂が続く中、、、

清水石という看板がありました。(↓の写真)

どうやら水場の模様です。

金華山はそこそこ大きな島ですから、

山あり川あり、ありがたい限りです。

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備え付けのひしゃくで、水を飲むマナムスメ。(↓の写真)

登り始めて、まだ30分ですぞよ。

神社付近にいたガイドさんからは、頂上まで1時間と聞きました。

ならばココで半分。

気合を入れて頑張りましょう。

【時刻は10:18 登山口より24分】

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川を離れて稜線に出ました。

イッキに展望が開け、キモチいいですね。(↓の写真)

山頂の大海祗神社までは0.28kmとあります。

もう一息!

【時刻は10:32 登山口より38分 】

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ココが山頂です。(↓の写真)

標高は445m。

洋上ピラミッドのごとき容姿なのに、見た目ほどの高さは無いのですね。

それでも海抜0mから登ってきてますので、エラいものですよ。

高尾山599mの場合、高尾山口駅の標高が200mありますので、

ケーブルカーやリフト無しで登った場合、、

コチラのほうが少しばかり余計に頑張った事になりましょう。

【時刻は10:41 登山口より47分】

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さっそく、大海祗神社に参拝しました。(↓の写真)

海の神様なのだそうです。

神社の周りは全方角が海ですから、ソレに相応しいですね。

震災で半壊したそうですが、キチンと復旧しています。

この神社、、、最も震源地に近かった建物かもしれません。

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山頂からは、天柱石を経由して下山する周遊ルートがオススメだそうですが、、

震災の影響で、一部キケンな箇所も残っているそうです。

我が家は、神社のガイドさんのアドバイスに従って、

山頂からは来た道を戻りました。

下山途中で

「アンタタチ、コッチぢゃないでしょ!」

などと、登山者オバチャンから指摘されましたが、、

やはり、安全第一ですよ。

あまり時間もありませんでしたし。。

もう一つ、上陸すべき島が残ってますので。

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