勝浦でのおシゴト。
勝浦港では、初鰹(ハツガツオ)の水揚げが始まりました。
本格的なシーズンまでは、まだまだ早いでしょうか。
アタリマエですが、ハツガツオなる魚がいる訳ではありません。
春に、北上していく鰹が「初鰹」。
秋になり、南下してくる鰹が「戻り鰹」です。
北の海で過ごしてきた戻り鰹のほうが脂が乗って美味いと言いますが、
初鰹は、むしろ引き締まり感がイイという意見もありましょう。
初モノは目出度いという風習から、アリガタがられるのも初鰹でしょうかね。
いよいよ水揚げが始まりました。(↓の写真)
カツオ船の船首側には釣れた鰹を入れる冷蔵庫がありまして、
その位置に、陸側からベルトコンベアがかけられます。
ベルトコンベアに鰹を乗せるのは手作業。
なかなかタイヘンですよ。
陸側で、ベルトコンベアに張り付いているのは、漁協の人々。(↓の写真)
鰹姫がバージンロード(コンベア)を進んでくるのを待ち構えているところです。
いくつものハカリが用意されていまして、、
鰹姫さま達は次々と体重を計られ、、、、
重さごとにクラス分けされ、それぞれの水槽にブチ込まれてしまうんです。(↓の写真)
初鰹ならではで、ガタイのバラつきが大きく、、、
まさにマグロ級のヤツからサバ級のヤツまで存在していました。
おっと、2隻目のカツオ漁船が入港してきました。(↓の写真)
船首側が長いのは、カツオ一本釣り漁船ならではの構造ですね。
ソコに漁師がズラっと並び、一斉に竿でカツオを釣り上げる為でしょう。
この船は、、、、第83佐賀明神丸。(↓の写真)
高知県黒潮町に所属する鰹船ですが、、、
業界ではカリスマ的な存在の船なんです。
一本釣り漁船としては何年も水揚げ日本一を続けていまして、、
数々のドキュメント番組でも取り上げられていますね。
この日も、3組ほどのテレビクルーが入っていました。
船上に立っている御仁が、主役である明神漁労長。(↓の写真)
斬新な機器類や型破りな発想を駆使し、No.1の座を譲らない存在なのだとか。
でも、すんごいイイ人ですよ。飾らないし威張らないですし。
ちなみに、漁船の中で、一番エラいのは船長ではありません。
漁の最高責任者である漁労長がイチバンなのです。
業界では漁労長などとは言わず、ズバリ「船頭」と呼びますね。
水揚げは、およそ1時間はかかりました。
その間、レーダー類をキレイに手で磨く乗組員の姿が。(↓の写真)
こういうひと手間が、鰹の水揚げ量に繋がっているのかもしれません。
この船の人々は、みぃんな優しくて良い人でしたよ。
儲かる船だからこそ、良い人が集められるのかもしれません。
難点を言えば、、、土佐弁がちょっとムツカシかったです。。
さて。
勝浦を後にし、館山に移動する事になりました。
もちろんソレも、オシゴトです。
移動中に通りかかった、安房鴨川の亀田病院、、、(↓の写真)
ヒジョーに懐かしいです。思い出アリアリです。
ずいぶん前、、、、
勝浦と鴨川の間に、小湊という街がありまして、、、
ソコに、「ファミリー・フィールド小湊(F2小湊)」というオフロードコースがあったんです。
名前に反して、ぜんぜんファミリー向けぢゃないんですよ。
果敢にバイクで挑むも、見事に崖落ちし、、
亀田病院に運び込まれ、1ヶ月ほど入院したんです。
そのあたりの様子はコチラをご覧くださいませ。
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