我が家が恐山を訪問したのは、2009年のGW
長男坊8歳、マナムスメ2歳の時でした。
下北半島、津軽半島を周り、フェリーで函館に至ったのですが、、
初日のハイライトがコチラ、恐山です。
青森県では有数の名所ですもんね。
現世と来世との世の境目と言われる恐山ですが、、
宇曽利湖(うそりこ)を中心としたカルデラ内の光景は、
確かに「この世離れ」した光景に映りましょう。
しかし、恐山菩提寺の住職さんによれば、、
「ココには幽霊などいない! 見た事ない!」
そうです。。。
ぢゃ、ぢゃあ、恐山のイタコの立場は??
「恐山にはイタコなんぞ居ない!」
ホ、ホントですか?
だって、建物の壁に、、、、
「イタコ 1時間5000円」なんてハリガミがありましたよ。
(↓の写真は、恐山最高峰の釜臥山。標高879m)
なんだか、一般的な「恐山」のイメージと違うのですね。
住職が、ココに幽霊が居ないと言い切る理由は、、、
恐山のご本尊は、あらゆる霊をキチンと成仏させてくれる地蔵菩薩様。
なので、ココに幽霊がフラフラしていたら、その説明が矛盾してしまいます。
だから、幽霊が居てはマズいんですって。
(↓の写真は、恐山の宿坊群)
また、イタコの皆様は「恐山」とは無関係な個人事業主(?)で、、
「恐山」は、イタコに無償で場所を貸しているだけ。
管理もしなければ、責任も持たないという意味なのだそうです。
相談者が遺産相続などの重要なモンダイをイタコに託して大モメになり、
恐山に苦情を言われても困るからなのだそうです。
実際、そういうモメゴトも少なからずあったそうですよ。
(↓の写真は、宇曽利湖)
境内に、ポツゥンとオワシマシます、この小屋。(↓の写真)
コレは、「薬師の湯」という風呂場なんです。
こういう建物が4つほどありまして、、
「古滝(こたき)の湯」「冷抜(ひえ)の湯」「薬師(やくし)の湯」「花染(はなぞめ)の湯」
いずれも恐山温泉という温泉ですよ。
小滝の湯:男湯
冷抜の湯:女湯
薬師の湯:交代制
花染の湯:混浴
そんな具合になっています。
薬師の湯の中は、こんな感じです。(↓の写真)
扉1枚あけると浴室で、脱衣場はありません。
外来者も自由に入る事が出来まして、、
入浴料? 要りません。
(「恐山」への入場料に含まれているのでしょう)
宿坊の中には、露天風呂とかもあるそうです。
我が家も、宿坊でユッタリと泊まり、、、
何て事をしたかったのですが、、
恐山から50kmほど離れた、六ヶ所村のホテルに移動しました。
「やまいちホテル」というビジホです。(↓の写真)
すんごいユッタリした造りでして、、、
果たして、いかなる客層のホテルなのかと思ったら、、
六ヶ所村にある核燃料再処理工場の関係者御用達みたいです。
広々とした大浴場もありまして、、、なかなか快適。
部屋のスペースの殆どをベッドが占める、、なんて事はありません。
ああゴクラクゴクラク。
それでいて、妙に安く、、、民宿並なんです。
残念ながら、、、
我が家が利用した数か月後に廃業してしまった模様です。
もともと工事関係者メインの宿なので、、
ソレが落ち着いたら閉鎖の運命だったみたいです。
今では、どうなりましたでしょうか。
もしかして廃墟化し、、、
恐山には居ないという幽霊が、コチラに集結してないでしょうね。
その専用の宿になっちゃったとか。。
調べてみたら、、
「ホテル青雲荘」という名前で、外観そのまま営業しているみたいです。
詳細は判りません。。
我が家は、そのまま津軽半島に向かいました。
ナビを務めるのは、マナムスメ。(↓の写真)
あのぉ、、、地図の向きはあってますか?
しかも、、そんな広域な地図で。。。
まあ、ダイジョーブでしょう。
ズンズン進めば行きつくハジッコ、、、ソレが岬っていうモノですから。
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