吉野ヶ里遺跡の北端にある、その名も「北墳丘墓」。
それは、歴代の王様たちの埋葬地だそうです。
四角い古墳状に仕上げられているのは史実とは違うのだそうですが、
埋葬された王の甕棺(かめかん。つぼ型の棺桶)が、ココから次々と発掘されたのは事実。
とにかく、神聖な場所なんですって。
北墳丘墓の中は展示施設になっていまして、
実際の発掘現場や甕棺が再現・保存されています。(↓の写真)
吉野ヶ里遺跡は、新しい工業団地の造成中に発掘されたそうで、、
遺跡の調査後、そのまま建設を続けるかどうか、、、
佐賀県は大いに悩んだそうですよ。
決め手となったのは、この王様達の墓地の発見。
特別史跡に指定され、国営公園化が決まったとの事です。
イニシヘの王様達は、自らの遺骸を晒したのと引き換えに、
亡き自国の存在や形態を永久保存させた事になりますね。
これが甕棺のレプリカです。(↓の写真)
デカいつぼ型の棺桶に故人を入れ、、
棺桶を2つ合わせて封をする仕組みです。
大人用、子供用、幼児用、それぞれのサイズがあったそうです。
北墳丘墓を後にし、、南のムラを目指しました。
その途中、集落をグルっと取り囲む空堀の底に、、
実際に降りられる場所があったんです。(↓の写真)
攻撃者のキモチになって、ソレの突破に挑む二人たち。
なかなか厳しいですよ。
降りてみると思いのほか急でして、簡単にはいきません。
何度かのチャレンジの末、長男坊が登りきる事に成功したものの、、、
ホントの攻防戦だったら、斜面にヘバりついているうちに討たれちゃうでしょうね。
エラいヒトたちの居住区「南内郭」の脇に、
高床式の倉庫群がありました。(↓の写真)
倉庫は、南内郭を守る柵や内堀の外側にあり、、
外部から来る友好的な人々との交易の場でもあったのかもしれません。
武器庫とある倉庫の中には、、、それらしきモノが。(↓の写真)
実際の用途を断定できる根拠はなく、、
いずれも、考古学者の想像ですけどね。
建物自体の構造も、想像だそうですから。
倉庫よりも大き目の建物に、見晴らし台が設けられていました。(↓の写真)
この建物が、市場の中心であるとの想定なのでしょう。
「まもなく、タイムセールでぇす!」
なんて感じで、太鼓を叩いたのかもしれませんね。
でも、、、
このような形状の太鼓は、弥生時代にあったのかしらん。。
まあ、イメージでしょう。
そして、南のムラが見えてきました。(↓の写真)
この居住区には、エラいヒトの住む南内郭のような柵や内堀、、、
ましてや、超エラいヒト用の北内郭のような2重の柵&堀はありません。
そうなんです。南のムラは一般市民が暮らす村。
環濠集落の大外の柵と堀でしか守られていないんです。
外敵がソレを突破してきたら、、真っ先にヤラレちゃんでしょうね。
ああ、庶民はツラいです。
南内郭や北内郭の柵や堀は、外敵の攻撃だけでなく、、
庶民たちの蜂起からも身を守る役目もあったのかしらん。
なんとも哀愁が漂う南のムラの中にも、
比較的ゼイタクな家がありました。(↓の写真)
竪穴では無く、高床式のオウチ、、、
ムラ長の一家が住んでいたとの説明がありました。
ムラ長は、言わば中間管理職、、、、
弥生時代であっても、なかなか辛い立場だったのかもしれませんよ。
我が家の卑弥呼さま(マナムスメ)が空腹を訴えまくり、、
イイカゲンに爆発しそうでしたので、、遺跡見学は終了。
園内のレストランで、やっとヒルメシにアリツく事になりました。
「吉野ヶ里歴史公園レストラン」
観光地によくありげな、上げ膳据え膳はセルフな食堂ですね。
メニューは、こんな感じです。(↓の写真)
佐賀県産の和牛ステーキなど、ご当地モノもありました。
値段的に、とても手が出ませんが。。
マナムスメは「お子様ランチ」630円。(↓の写真)
こういうものがあると、中身も調べずに決定です。簡単です。
ハンバーグにエビフライにポテト、、、王道ですよ。
ワタクシは「チャンポン」920円。(↓の写真)
アサリが貝殻ごと入ってます。
コレは、有明海のソレなのでしょうか。
そうだと信じれば、相応にアリガタがれましょう。
カミさんは「海老天うどん」600円。(↓の写真)
これは案外と安いですよね?
海老は有明海産、、、、たぶん違うと思います。。
やっぱり、長男坊が一番ゼイタクでした。
「ありた鶏の親子丼」680円と、
「黒豚の揚げ餃子」380円。
唯一の千円越え、、、
まあ、食べ盛りですからね。イイでしょう。
むしろ、マナムスメのほうが、、、
メシを食べ残すクセにデザートをねだり、、、
結果的に、一番高くなったりするんです。
メシの後は、、、、
「ひがしせふり温泉 山茶花の湯」でひとっ風呂。(↓の写真)
吉野ヶ里遺跡公園から、6キロくらいの場所にありました。
複数の湯船や大露天風呂、、貸切の家族風呂もあるんですよ。
料金は520円、、安っ!
と思ったら、、、ソレは町内の客。。
我々ヨソモノは、720円でした。
露天風呂は、こんな感じ。(↓の写真)
高台にありまして、眼下の佐賀平野の眺めは良好!
その名も「見晴らしの湯」というだけの事はありますね。
もしかしたら、夜景が凄いかもしれませんよ。
未確認ですが。
な、なんですとぉ?
この日は、女湯だけにワイン風呂が用意されていた模様です。(↓の写真)
ソレがどれだけキモチ良いのかは判らないものの、、、
ああ悔しい。
たぶん、お湯を飲んでも美味しくないでしょうね。
ウマいのはコッチだよ!
ってな感じで、コーヒー牛乳を飲むマナムスメ。(↓の写真)
キッチリと、コシに手がいってます。
ああ、それは良かったねぇ。(棒読み)
帰りの飛行機は、佐賀空港では無くて福岡空港からのフライトです。
なので、あんまりノンビリしてはいられません。
急いで福岡にゴゴゴゴゴゴォ!
エッ? もう帰っちゃうのかですって?
そうなんです、2泊3日の旅だったんです。
だって、2人たちの学校は暦通りですし。
羽田着はドップリと夜なので、バンメシは機内で食う計画ですよ。
家に着いたら寝るだけ! にする為に、あらかじめ風呂にも入っちゃった訳ですね。
だからと言って、、、
福岡空港のロビーで、そのタオルはやめなさい!(↓の写真)
機内でのバンメシは、こんな感じです。(↓の写真)
搭乗待合室の中の売店で弁当を買おうと思ったら、、、
いわゆるフツーの弁当は、軒並み売切れ。。
で、半分オミヤゲみたいな鯖寿司を頂戴しました。
コレはコレでヨシとしましょう。ウマかったですもの。
鯖、、、大好きなんです。
長男坊が上空で飲んだ、ペットボトルのお茶。
羽田に到着したら、ベコっと凹んでいました。(↓の写真)
怪奇現象だと、恐れオノノく長男坊。。。
気圧の関係ですよ、ソレは。
ポテチとかフクロ物の菓子類は、山に登ると袋が膨らみましょう。
ソレの逆が起きただけですよ。
タイトルの「いたちょこ」とは、、、、
佐賀の言葉で「行きましょう」という意味でした。
【その1】武雄神社から有田陶器市へに戻る
【その9】トドメは吉野ヶ里遺跡1に戻る
【番外編】お土産グルメ、、、あれこれに続く
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【ネットができる宿|吉野ヶ里遺跡を観に行こう】吉野ヶ里温泉ホテル
Excerpt: 吉野ケ里歴史公園へ行くのに便利。
Weblog: ぱふぅ家のサイバー小物
Tracked: 2018-04-08 14:06
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この記事へのコメント
たこ焼き器は一家に一台な国
ゴールデンウイークは斯くありたいものです
たこ焼き家の大人は、このGW暇があれば、田畑でお仕事
(子供たちは理由を付けて家から脱出)
だいぶ日焼けしたので、GW明けに職場でハワイにでも行ったんっと
前任者でもあり、この度、私目の部下になっていただいた(退職後の再任用)大先輩のM女史(性格は超ドS)に言われました
今回の異動でめっちゃ忙しくなったので、既に溜まっている(そして流れる…)振替休日使って小笠原に行きたいです(どうやっても呼び戻されないという後ろ向きな理由ですが…)
おぎひま
小笠原、、、、
なるほど、確かに強制帰還を回避できる場所ですよね。
ドSな元上司であっても、手も足も出ませんもの。
またまた飛行場建設のハナシが出てきたみたいですので、
ソレが現実化する前に、ぜひぜひ!