青函トンネル、その裏側(青森県東津軽郡外ヶ浜町)

遂に、北海道新幹線が開業しましたね。

昨年の夏に訪問した渡島大野駅も新函館北斗駅に生まれ変わり、、

さぞやニギワっている事でしょう。

当時は、駅前で馬が放牧されたりしてましたが。。

新幹線開業のカギとなったのは、もちろん青函トンネルでしょうね。

そのトンネルの裏側に我が家が潜入したのは、2009年の夏でした。

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当時は、一般客でもトンネル内を観察する手段があったんです。

青森側に竜飛海底駅、北海道側に吉岡海底駅、、、

トンネル内に、2つの駅が設けられていたんです。

保守用、避難用に設けられた施設を、観光客向けに駅として開放した訳ですね。

我が家が降り立ったのは、竜飛海底駅のほうでした。(↑の写真)

もっとも、自由に乗降が出来た訳ではありません。

あらかじめ申し込んだ客だけが、スタッフに引率されて見学できる仕組みだったんですよ。(↓の写真)

もちろん有料です。。

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トンネルは、実際に列車が走る本坑だけではありません。

ソレに寄り添う作業抗、地上への出入り用の斜坑、、

さらに先進導坑や連絡誘導路などなど、、、

いくつものトンネルが、くんずほぐれつ繋がりあっているんです。

まさに地下迷路ですね。

見学者用のハリボテ作業員もオワシワシました。(↓の写真)

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これは、トンネルと地上とを結ぶケーブルカーです。(↓の写真)

「青函トンネル竜飛斜坑線」というのが正式名称ですね。

もともとは作業専用なのを、観光客にも開放したヤツですよ。

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その名も「もぐら号」。なかなかベタですよ。(↓の写真)

高尾山などでオナジミなケーブルカーは、2つの車両がツルベ状に行き来していますよね。

コチラは1両だけでの運用です。

すれ違いスペースを設ける場所を節約した為でしょうか。

なので、、、

万が一モーターがイカれたら、イッキに落ちちゃうのかしらん。ぶるぶる。

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もともとは作業用ですから、快適なノリゴコチではありません。(↓の写真)

乗車時間は9分なので、、ジッと堪えましょう。

良い景色も見える訳ではありませんし。

アタリマエですね。。

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ケーブルカーにしては極めて珍しく(でしょうか?)、、

途中で、分岐線がありました。

操車場のような場所もあり、(↓の写真)

なぜだかソコにはクルマの姿も。。

どうやって入ってきたのかは判りません。

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やがて、、、

マバユいばかりの地上の光!

もぐら号が登り詰めた終点は、「青函トンネル記念館」でした。(↓の写真)

「道の駅みんまや」に併設されていて、もちろんクルマで来れます。

列車とケーブルカーを乗り継いできた我が家といたしましては、、

なんとも場違い感がアリアリでしたよ。

冬季は閉鎖されますのでご注意を。

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トンネル記念館の展示は、こんな感じです。(↓の写真)

海底駅が廃止された今でも、もちろんクルマで来れます。

トンネル記念館の見学だけでなく、もぐら号にも乗れます。

でも、、、やっぱり列車から降り立ってこそのカンゲキ、、、

今となっては良い思い出ですよ。。

ちなみに、、、

北海道側にも福島町青函トンネル記念館ってのがありまして、、

我が家はソチラも見学しました。

竜飛側のような、ケーブルカーによる坑道見学とかは無く、、

フツーの展示だけで、ちょっとオモシロみには欠けました。。

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見学が終われば、もぐら号で再び地底に戻り、、、

海底駅から列車で退場する仕組みでした。

とにかく、ホームの幅が狭い駅で、、、

スタッフのオヂサンの立ち位置が、もう線路側のハジッコなんですよ。(↓の写真)

「黄色い線の内側へ」と言われたら、背中を壁につけねばなりませんもの。

その状態で新幹線に通過されたら、、、キケンです。キケンすぎます。

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海底駅としては廃止された後は、、、、

本業の保守・メンテ・非常用の施設に戻った訳ですね。

施設の名称は「竜飛定点」(北海道側は「吉岡定点」)だそうです。

非常時に備え、今年からココはDocomoが通じるようになったのだとか。

(我が家の訪問時には通じていません)

「いま、青函トンネルの中!」

なんてデンワをしたら面白そうながら、、、

なるべくなら、そういう状況にはなりたくないですよ。

あくまでも、ソレは非常時って事ですから。

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青函トンネル探検の過去記事:

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