日本三景・松島にアヤカって、、、外松島とも呼ばれる浦戸諸島。
確かに、本家にも勝るとも劣らない風光明媚さですよ。
我が家にとって、、3つ目の島は野々島です。
この島には、ナゾの洞窟が数えきれないほどあるんです。
何がナゾなのか、、、どのようにナゾなのか、、
果たして。。。
寒風沢島から無料の渡船で上陸、、(↓の写真)
野々島のメインの桟橋では無く、「学校下」と呼ばれるサブ的なソレなんです。
息を止めていても到着しちゃうような目の前で、、
前夜に泊まった寒風沢島の民宿・潮陽館の看板まで読めますもの。
渡船の船頭さんの控え小屋脇で、ネコとタワムレるマナムスメ。(↓の写真)
離島のネコと言えば田代島がソレをウリにしていますが、、、
浦戸諸島でも、ずいぶんネコを見かけました。
このネコはシャムネコ、、、珍しいですね。
ご先祖様は、まさか子孫が東北の離島で暮らすとは思いもしなかったでしょう。
桟橋が「学校下」と呼ばれるとおり、、、
確かに、桟橋のすぐ上に学校がありました。
コチラは現役の学校で、「浦戸小中学校」と言うのですね。(↓の写真)
学校が無くなった寒風沢島からは、たった一人の中学生が渡船で通ってきます。
ココが、その校庭。(↓の写真)
校舎の屋上に天文台があるぢゃないですか!
なかなかリッパです。すばらしい。
環境的にも、さぞや星空がキレイでしょう。
前夜、民宿のベランダからも、アンドロメダ星雲が観察できましたよ。
もし、双眼鏡を持ってきていれば、、、のハナシです。。
学校の場所は島の東寄りで、市営汽船が来るメインの桟橋は西寄りになります。
ソチラを目指して歩きはじめると、、、
この島でも、見てしまいました。。。
無人の入江を守るべく建設中の、巨大防波堤。。(↓の写真)
この手の工事を望んでいる人々は、島の外にいるように思えてなりません。
島の観光スポットの一つ、「六地蔵」に到着しました。(↓の写真)
寒風沢島の同名のソレと比べると、、、
妙にコギレイです。完全3次元構造です。
アチラは2次元+αでしたから。
もちろん、どっちがエラいとか、そういう問題ではありませんが。
そのすぐ脇にオワシワシますのは、「夜泣き地蔵」。(↓の写真)
コドモの夜泣きを直すご利益があるんですって。
我が家も7年前、そして13年前、、、
その頃にお参りしてれば良かったですよ。
六地蔵は判りやすく、簡単に見つかったのですが、、、
この夜泣き地蔵は、少しばかり特定に迷いました。
なぜなら、、、、
どちらの地蔵様も墓地の敷地内にあり、、、ソコは地蔵だらけ。。
個々のお墓に、それぞれマイ地蔵様がいらっしゃるんですもの。(↓の写真)
地蔵様のすぐ脇から、「椿のトンネル」と呼ばれる山道に入ってみました。(↓の写真)
椿の木がアーチ状に道を覆っている箇所もあり、、、
花の時期に通り抜ければ、さぞかし見事な光景でしょうね。
見ごろは、4月下旬から5月中旬頃だそうです。
この道、、、なかなか意味ありげな造りになっていまして、、、
岩山をくりぬいたナゾのヘアピンカーブなど、迷路チックな箇所があったりするんです。(↓の写真)
何かヒミツがありそうですね。
モンダイの洞窟と関連しているのかもしれません。
野々島の中心集落が見えてみました。(↓の写真)
汽船が通う桟橋もココにあります。
目の前の小さな島は、柏木島という無人島。
その島の波打ち際に、ナゾの洞窟が並んで見えました。
は、はやく野々島のソレも見たい。。。
地上に降り立つと、、、、
ありましたありました! ナゾの洞窟が!!(↓の写真)
地元では、コレを「ボラ」と呼ぶんですって。
いずれも、明らかに人工チックな四角い穴、、、
何なのでしょうか、コレは。
形状は概ね四角形で、ビミョーにイビツだったりします。(↓の写真)
間違いなく、ニンゲンさまが掘ったのでしょうね。
でも、、、
いつ、だれが、何の為に、、、、、
ソレは判っていないのだそうです。
その昔、密貿易で財を成した御仁が、お宝の隠し場所として掘った、、、
そのような伝説があるのだとか。
ボラの中は、こんな感じです。(↓の写真)
サイズは大小ありましたが、これが標準サイズくらいでしょうか。
何気に陰気で、、、、ココに住むのは、、ちょっとゴメンナサイです。
倉庫として使われているボラも、多々ありました。(↓の写真)
確かに便利ですよ、頑丈そうですもの。
しかし、、、、ボラの使用権は、どのように決まるのでしょうかね。
早い者勝ち、、、使ったもの勝ち、、、
ソレが、代々受け継がれているのでしょうか。そんな気がします。
ボラのある付近は、島の中心街です。
「塩釜市浦戸諸島開発総合センター」なる建物がデーンと構え、、(↓の写真)
そこには、この島で唯一の自動販売機がありました。
他に、商店のタグイは、、、まったく見当たりません。。。
ちなみに、、、、
後方に見える灯台は、、、、1階部分が公衆トイレです。
それも、浦戸諸島では貴重な存在なんですよ。
桟橋の周囲は、、、まるで工事現場でした。(↓の写真)
これは、朴島や寒風沢島でも共通した状況ですが、、、
要は、津波にヤラレてしまったのですね。
もともとは、離島ならではの入り組んだ狭い街並みだったに違いありません。。
さて、、、そろそろヒルメシタイムながら、、、
飲食店など皆無なのは承知の上ですから、お弁当を持参してます。
寒風沢島の民宿で作ってもらったヤツですね。
ただ、、、、
ソレを食べるところが見つかりません。
桟橋付近は殺風景すぎますし、、、
野々島海水浴場のある柳浜は、堤防工事の為に進入禁止、、、
ココでも砂浜が消滅するサダメなのですね。。
それに伴い、、、その先の千代崎展望台は、もはや道すらありません。。
と言う訳で、、、眺めの良いヒルメシポイントが無いんです。
ならば、夜泣き地蔵の脇のベンチで食べようと、ソチラに向かいつつ、、、
先程、小学校からソコに向かう途中に「風の丘」なるカンバンを通過した事を思い出しました。
ソコに期待しようぢゃないですか。
再び地蔵の前を通り抜けて向かってみると、、、
小さなハーブ園のようになっていまいて、、、
おおっ! ステキなベンチがありますよ。(↓の写真)
海に面した崖の上、、、なかなか良い眺めですね。
ココ! ココしかありませんって。
民宿のオバチャンが作ってくれた弁当は、、、(↓の写真)
オニギリ2個ずつ、、中身はコンブとウメですね。
それから、袋のままの漬物、、栃木県産です。
さらに、、またまた出ました! ヤクルトですよ!
こういう場所で食べるには、なんてマッチした陣容なんでしょうか。
ホントかしらん。。
この「風の丘」は、観光マップなどにも紹介されておらず、、、
果たして、如何なる立場の施設なのかはよくわかりません。
個人の庭園、、、にしては、出入り自由なアンバイでしたし、、、
とにかく、キモチよく過ごさせていただき、感謝感謝ですね。
丘の上にはブランコまで設けられていました。(↓の写真)
さっそく、ソレで遊ぶ二人たち。
その間、、、、、、
オトォチャンとカミさんは、しばしのオヒルネタイムを、、、、、
ああ具合イイ。
野々島桟橋からは、桂島の石浜桟橋まで渡船で渡れるんです。
朴島・寒風沢島・野々島(学校下桟橋)間を行き来する渡船と同様で、、、
携帯デンワで呼び出せば来てくれる仕組み。無料です。
我が家はソレで、野々島を後にし、、、、
浦戸諸島では最後の有人島である「桂島」を目指しました。
行政の(イチオウは)中心である野々島から、一番ニギワっている(らしい)桂島へ、、、、
まるでワシントンからニューヨークに向かうみたいな、、、
おっと、ソレと比較する自体が大きなマチガイですかね。。。
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