体育の日の3連休、、乾徳山に挑む二人たち。
「岩場を登りたい」、、ソレが目的だった訳ですね。
大平高原から登る裏ルートでアプローチを短縮し、、、
マナムスメには鬼門の登り坂もクリア。。
月見岩まで来れたので、もうコッチのものですよ。
いよいよ、鎖場地帯に挑みます。
登り坂が鬼門、、、そのワケは、、、
要は「つかれるの、キライ!」とキレちゃう訳ですね。
体力が限界、、、と言うよりも、、、
登りに飽きて、キモチ的に萎えちゃうみたいです。
あのぉ、それでは登山にならないんですけど。。
まあ、コドモってヤツは、そんなモノでしょう。
わざわざ月見岩のテッペンに登り、ゴキゲンなマナムスメ。。(↓の写真)
あなた、すんごく疲れてたんぢゃなかったんですか?
【時刻は9:40】
月見岩は、扇平の真ん中あたりにありまして、、
視界は良好! キモチ良い場所ですね。
富士山を突っつき、意味不明にヨロコぶ長男坊。。(↓の写真)
とっとと登りましょうぞ。
その、扇平を進む二人たち。。(↓の写真)
平地を進む快適な散策路に見えますが、、、
デコボコしていないだけで斜面は斜面です。
初心者ゲレンデ程度の斜度はあるかもしれません。
扇平のテッペンに到着しました。(↓の写真)
標高は1765mとあり、、、乾徳山の山頂までは高低差300mほど。
もう目の前にソレが見えています。
地図によれば、ココから山頂までは1時間。
距離の割に時間が掛かるという事は、、、、
【時刻は9:50。月見岩から10分】
これは、扇平の道標近くにある「手洗石」(↓の写真)
岩に窪みがあって、常にソコに水が溜まってるそうです。
実際に、ココで手を洗うシュチュエーションではありませんから、、、
形だけ洗うフリして、とっとと登りましょう。
いよいよ、岩場へのチャレンジが始まりました。
次第に段差越えがキツくなってくるんです。(↓の写真)
チビスケなマナムスメは、オトナ以上に高く感じるのでしょうけれど、、
こんなのは、まだまだ序の口ですぞよ。
大きな石を乗り越えるマナムスメ。(↓の写真)
フシギなもので、、
こういう時には「つかれたぁ! ヤダぁ!」
などとヌカしません。
飽きるヒマが無いのでしょうね。。
コンパスが短いので、苦戦するマナムスメ。(↓の写真)
自力で乗り切るしかありません。
この先、もっと厳しくなるのですよ。
一番最初のロープ場、、、、、(↓の写真)
楽勝だとホザきつつ、ソレに挑む長男坊。
家族の中では(たぶん)一番体力があるので、、
このくらいはサクっと登ってくれなければ、後が困りますって。
これは「髭剃岩」。(↓の写真)
ニンゲンがギリギリ入れる幅の岩の裂け目で、、、
スキマの終点は、、、眼下に断崖絶壁が待っています。
イキドマリですから、通り抜ける必要はありません。
チャレンジの際は、、1人ずつ順番に、ザックを降ろしてお試しくださいな。
すれ違ったり、ザックを背負ったままでのUターンはムリですよ。
さて。
ココは、ネット動画でもオナジミの、、、キョーフの廊下です。
断崖絶壁にヘバリついた、細すぎる通路、、、(↓の写真)
落ちたらオシマイなので、慎重にお願いしますよ。
なぜか、満面の笑みでソコを通過するマナムスメ。。(↓の写真)
あのぉ、、、ココは怖がる場所なんですけれど。。
とにかく、慎重にね。
廊下を抜けたら、そのまま断崖絶壁っぺりの岩棚。。
ソコに四つん這いで挑むカミサンの姿です。(↓の写真)
ココも落ちたらオシマイですよぉ!
助けに行くのはムリですよぉ!
父子家庭になるのはイヤですよぉ!
とにかく、絶壁のヘリから安全地帯に脱出!
する為のルートも、、あまり安全ではありません。
細ぉいスキマのハシゴ降り、、、(↓の写真)
まあ、ココならば、落ちても骨折で済みましょう。。
そういう意味では、命だけは安全地帯ですね。
本格的な鎖場登場! 雷岩です。(↓の写真)
コレを避けては山頂に行けません。
果敢に挑む長男坊、、、、、気をつけてね。
あまり鎖を頼っちゃいけないよ。
カラダが振られちゃいますから。
雷岩にヘバリつくカミさん。。(↓の写真)
「3点確保」でお願いしますね。
それは、、、手足で計4本のうち、必ず3本はキッチリと固定するという意味です。
動かしていいのは1本だけという事ですね。
4点確保のほうが極めて安全ですけれど、、、
それでは全く前に進めません。。
「胎内」という穴倉で一休み。。(↓の写真)
木の棒で支えてあるというギャグが楽しいぢゃないですか。
長男坊が支えているという構図も狙ったのに、、、
コシが入ってないので、、休憩中の老人にしか見えません。。
最後の難関、「鳳岩」に向かう二人たち。(↓の写真)
ソコへの道も、プチ難関ですね。気をつけましょう。
橋から落ちたら、チャレンジ前にして不戦敗ですもの。
で、、ココが「鳳岩」。
20mを越える垂直な岸壁なんです。(↓の写真)
特に下半分が難関で、、、クサリを頼りに腕力で登るしかありません。
1人ずつしか登れませんから、、渋滞が出来ていました。
ココは回避ルートがありまして、、
マナムスメにはシツコくソレを勧めるものの、、断固拒否ですよ。
カノジョを如何に登らせるか、、、オトォチャンのほうがプレッシャーに負けそうです。。
結果、、どうにかマナムスメを押し上げました。。
余裕など無いもので、、その写真はありません。。
登攀する長男坊の姿は、こんな感じです。(↓の写真)
「オマエは、死なない程度に登ってこい」
などと声をかけると、、、順番待ちのギャラリーからは
「キビシイねぇ。。」なるご指摘が。。
だって、コッチだって(マナムスメを支えて)精一杯なんですもの。
鳳岩を登り切った場所が山頂です。
乾徳山、標高2031m、、、無事に制覇です!(↓の写真)
ああ、良かった良かった。
長男坊とカミさんですか?
まだ、鳳岩の途中にヘバリついているハズですよ。
【時刻は11:20。扇平から1時間30分】
ほどなく長男坊もカミさんも到着し、、、
一番高い岩の上での2ショットがコチラです。(↓の写真)
気分は上々!!
と言いたいところですが、、、、
ココに住む訳には行きませんから、登ったからには降りるのが必須。。
下りもキツい道になりましょう。
覚悟するのですぞよ、二人たち。
【ここまでの、我が家のコースタイム】
大平荘→(25分)→大平登山口→(30分)→道満尾根分岐→(1時間)→月見岩
→(10分)→扇平→(1時間半)→乾徳山山頂
【その1】スタートは笛吹小屋キャンプ場に戻る
【その3】悪魔の下山路と三富温泉・白龍閣に続く
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この記事へのコメント
kamepi-
家族で登山、良いですね~
自分も昔、本格的に登ってましたよ。
墜落して死にそうになったこともあります。
これ見てたら、久々に行きたくなってきました。
おぎひま
そうですか、キケンな事もあったのですね。
ワタクシは、そのような箇所には近寄れず。。。
とにかく、コドモがついてきてくれるうちは楽しもうかと思います。。