青根キャンプ場を後にし、山梨市を目指す我が家。
その途中、「猿橋」を見物する事ににました。
江戸時代から「日本三奇橋」の1つと謳われる橋ですね。
これまで何度も近くを通っていながら、、初めての訪問となりました。
移動中の時間つぶしに立ち寄った?
シィィィィッ!!
R20から程近い場所に、ソレはありました。
入り口のアーチ、、その裏側だけに「三奇橋」の文字が。(↓の写真)
ううむ、真正面からソレをアピールしないのですね。
実は、「三奇橋」ってのは6橋もあるそうでして、、、、
それで遠慮しているのでしょうか。
まあ、今年解散した「ちゃんばらトリオ」だって、4人もいた時期がありましたし。。
ちなみに、他の5橋は
神橋(栃木県大谷川)、愛本橋(富山県黒部川)、木曽の桟(長野県)、錦帯橋(山口県岩国市)、かずら橋(徳島県祖谷)だそうです。
(愛本橋は現存していないとの事)
ワタクシは錦帯橋、かずら橋、2つを渡った事がありますので、、
コレで3橋を制覇!! と言いたいところです。。
さあ! コレが奇橋・猿橋!!
見た目は、フツーの木の橋です。(↓の写真)
なかなか古風でステキながら、、、ど、どこが奇橋なのでしょうか。
とりあえず、、橋のポーズでお茶を濁そうとする二人たち。。
アフォです。
猿橋のすぐ脇に、水道橋が並んでいました。(↓の写真)
八ツ沢発電所の施設とあり、「第1号水道橋」という名前との事です。
川を渡る川、、両端はトンネル、、
コッチのほうが奇橋ぢゃないですか?
とにかく、猿橋を渡ってみなければハナシになりません。
さっそくイソイソと突き進み、、、
中ほどで、再び橋のポーズをキメる二人たち。。(↓の写真)
シミジミとアフォです。。
橋の欄干から下を覗くと、、、、
キャァァァァ!
橋の両端は、すんごい断崖絶壁!(↓の写真)
川は、遥か眼下に流れていまして、、、
なんともオソロシい光景ですよ。
川の水面から橋までは31mだそうですが、それ以上に高低差を感じます。
反対側に目をやると、、、
なんともブキミなオモモチの第1号水道橋。。(↓の写真)
御茶ノ水付近の堀を渡る、東京メトロ・丸の内線みたいにも見えますって。
見えませんか? さいですか。。
その後方の赤い橋は、R20の「新猿橋」です。
橋の脇の遊歩道を降りてみると、、、
おおっ!
猿橋の、奇橋と呼ばれる実態が見えてきました。(↓の写真)
なんちゅうヘンテコリンな構造なんでしょう。
橋脚を支えているらしい横棒には、、、
小さな屋根が、やたらめったら生えてますよ。
これは、刎橋(はねばし)と呼ばれる構造で、、、
川底との高低差がありすぎ、橋脚を作れない時に採用される工法なのだそうです。
両岸の岩に穴を開け、ソコに最初の丸太を差し込み、、、
ソレに2本目の丸太を固定し、、さらにその上に3本目の丸太を固定、、、
それを繰り返すうち、、それらが橋脚代わりになって、、、
ラクチンに橋桁をかけられるのだとか。
現在は、このような地形の場合は吊り橋を採用するので、
このような橋は、もう作られないとの事。
屋根がつけてあるのは、この横木の腐食を防止する為なんですって。
猿橋と川との位置関係を横から眺めると、こんな感じです。(↓の写真)
上の黒い物体が猿橋、、、
確かに、コレぢゃ橋脚は作れませんですね。
真ん中あたりに見えるのは、丸の内線です。
ウソです。第1号水道橋です。
下を流れる川は、桂川。(↓の写真)
相模川の上流部分です。
なにも、こんなムツカシい場所に橋を掛けなくても、、、と思いつつ、、
ココは交通の要所で、、7世紀には橋を掛けられたとのイイツタエもあるそうですよ。
ちなみに、、、、
現在の猿橋は、実は鉄骨製のレプリカ。。
鉄骨の表面に木を貼り付け、それらしく見せているんです。
でも、ワタクシはインチキだなんて思いませんですよ。
おかげさまで、古式ゆかしい先人の知恵の産物を見る事が出来るんですから。
猿橋の目の前に、大黒屋という店がありました。(↓の写真)
「ほうとう」の文字を見つけ、、、それぢゃココでヒルメシにしましょうよ。
山梨県と言えば、ほうとうですもの。
顔出し看板もあり、、、、写真も撮らなければダメですね。
看板の絵は、国定忠治です。
かつて、大黒屋が旅館だった頃の常連客だったんですって。
ホントかしらん。
メニューにも忠治モノがありました。(↓の写真)
「忠治そば」ってのがソレで、、1100円は異様に高いと思ったら、、
馬肉竜田揚げつき? そ、そりゃ気になるぅぅぅ。。
でも、初心貫徹!
全員、ほうとうでイキましょう。山梨県ですもの。。
登場した「ほうとう」1200円。(↓の写真)
まさに土鍋で、、これで1人前。大迫力ですな。
でも、、、
器がデカいだけに、、具材がスカスカに見えてしまい、、、
事実に反してヒンソに見えてしまうのがタマにキズ。。
しかも、、、
忠治そば(馬肉竜田揚付)のほうが安かったのですね。。
食べてみると、、、なかなかウマいですよ。
ホンノリ甘めの白味噌仕立てで、、でも、決してイヤミなソレではありません。
野菜系の出汁も良好な口当たりで具合イイですよ。うんうん。
肉っけがないのが寂しいですけれど、、、
ソレが本来のほうとうの姿、、、なんでしょうね。
噛み切るのに気合のいる麺、、、ってのは激しくオオゲサですが、、
マナムスメは、そのコシも気に入った模様です。
食後、、、
マナムスメが、「はねぎ」という店に吸い寄せられていきました。(↓の写真)
野菜類などを売る店ですから、果たしてカノジョが何を求めたのかと思ったら、、、
な、なるほど、、、ソフトクリームも売っているのですね。
やれやれ。
店長から
「(ソフトクリームを)自分で巻く? それとも巻いてやる?」
などと聞かれ、店長にお願いするマナムスメ。
失敗して、クリーム部分をボトって落としちゃうのを警戒したのだとか。
代金をマナムスメに手渡し、周囲の店をウロウロ覗いていると、、、
マナムスメが、なかなか店から出てきません。
ま、まさか、、、店内で食べちゃってるの?
そりゃダメだよ!
店に戻ると、、、、ト、トラブってます。。
ソフトクリームのマシーンは、、浦戸諸島・桂島の店わせねで屋のソレと同じタイプで、、
(専用カップに入ったアイスをマシーンにセットすると、クリーム状に押し出されてくる仕組みですね)
その際と同様、、ガチガチに固まったままのアイスがマシーンから出てきてるんです。
ワタクシが店に戻った時は、、、
何かヘンだと、店長が2個目のカップを装着したところでした。
おそらく、、、
このマシーン、寒くなってアイスが硬くなりすぎると、、
うまい具合に空気を入れられず、フワっとした仕上がりに出来ないのでしょう。
なので、アイスの量は変わらなくても、、、
コーンの上にはベチャっとしたモノが乗るだけ。。
結果、、見た目が激しくヒンソになっちゃう訳ですな。
店長は、そんなソフトクリームをマナムスメに手渡し、、、
「コレぢゃカネを取れない、、、」
などと呟くと、、、店員に向かって叫んだんです。
「オイッ、お金を返してやってくれ!」
えええっ? タダですか?
タダってのはスバラシい響きの言葉ではあるものの、、、
そうはいきませんよ。
ソフトぢゃないだけで、アイスはアイスなんですから。
桂島・わせねで屋での前例に習い、半額ほどだけでも払うと申し出たものの、、
店長は、ガンとしてソレを受けとってくれませんでした。。
結果、タダになったアイスを、嬉しそうに食べるマナムスメ。(↓の写真)
長男坊が食べているのは、他の店で買った今川焼です。。
しかし店長のココロイキは、それだけではなかったのです。
ワタクシどもに
「オニィチャン(長男坊の事)も呼んでくれ」
と声をかけ、、、
ベチャ仕様のソフトクリームを、もう一つくれたんです。(↓の写真)
カップを2個分使ったので、その残りを使って作った訳ですよ。
そのままでは食べにくかろうと、カップアイス用の木べらまで添えてありました。
もちろん、コレもタダ。。
店長、アナタはすばらしい! 商売人の鏡だ!
もちろんお礼に、ココで買い物をしましたよ。
猿橋にお出かけの際は、アーチ横の「はねぎ」で、、、
ぜひぜひお買い物をしてくださいな!
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