平日の昼下がり。
わが社に、なんとも頼り無さそうなニィサンが来たんです。
「あのぉ、、、バイク便の件で、オハナシが。。。」
ふむふむ、バイク便の営業に来たのかしらん。
と思ったら、、、、
「ワタクシ、埼玉県警のモノですが」
な、何がありましたの? 弊社に!
オレオレ詐欺、、かつては「振り込め詐欺」と言われましたよね。
ムスコを名乗る犯人がウソの窮地を訴え、カネを振り込ませる仕組みでしたから。
しかし、銀行がソレ対策に乗り出した為、、、
警察によって口座を凍結され、せっかく騙したカネが受け取れず、、、
結果、振り込ませる作戦はムツカシくなったのだとか。
さすがに詐欺師も考え、、、今度は上司だったり友達だったり、、
ニセモノが、直接カネを受け取りに来る手口に変わったんですって。
これも、、騙されたフリをされて受け取り役が誘き出され、、、
待ってましたと警察がタイホ。ってな事になりまして、、、
さらに詐欺師は考えた模様です。
今度はバイク便などにカネを託させる作戦が登場し、、、、
今回、そのバイク便の配達先が、なんと我が社の住所だったのです。
受け取り人は、「黒井詐欺男(仮名)」なる個人名。
「黒井詐欺男という人物が、コチラに関係していませんか?」
ソレの確認が、刑事さんの訪問目的でした。
我が社は、そのような人物とは無関係なので、、、
オエライさんが「そんなヤツ、知らん!」と一筆書いて、、、、
ハンコを押して、ソレを刑事に手渡し、、、
我が社にとっては、この事件は終了です。
おいおい、「知らん」だけで、警察はアッサリと信じるのかい?
ごもっともなご意見ですね。
この事件、、、、すでに犯人はタイホされていまして、、、
黒井詐欺男の存否の確認は、あくまでも形式的なモノなんですって。
それで、下っ端っぽい刑事が遣されたのでしょう。
しかし、我が家の社員が何も知らずに、バイク便の荷物(カネ)を受け取ってしまったら、、
果たして詐欺グループは、どうやってソレを回収するツモリだったのでしょうか。
刑事によれば、「バイク便もグル」。
エエエエッ?
最初っから、我が社の住所は当て馬だった訳ですね。
いかなる騙しのストーリを作り上げたのかは存じませんが、、、
送り先がリッパな会社であるように思わせて、
被害者を安心させるツモリだったのでしょう。
しかし、、、我が社がリッパなカイシャだとは思えないんですけど。。。
そもそも、、、、、
バイク便や宅急便が、カネを運ぶ事自体が違法です。
カイシャがリッパであろうとも無かろうとも、、、、
そのような要求があったら、怪しいと考えるべきですよ。
ぜひぜひ、お気を付けくださいな。
(文頭の写真は、ダルビッシュ化したマナムスメ。本文とは何ら関係ありません)
参考1:
ワタクシの実家に掛かってきた、オレオレ詐欺の例
「番号変わった」型
実名を名乗り型
参考2:
オレオレ詐欺を行うと、、、、、
・10年以下の懲役。
・犯罪によって得たものは没収または追徴。
・組織的に行った場合は、組織的犯罪処罰法により懲役は1年以上となる。
・未遂も処罰される。
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