駆け足、隠岐諸島【4】西ノ島1・国賀海岸編(島根県西ノ島町)

4泊5日の隠岐4島巡り。

2日目は、2番めの島である西ノ島に上陸しました。

この島のウリは、何と言っても国賀海岸でしょう。

西ノ島だけでなく、隠岐を代表する景観が楽しめるそうです。

別府港から観光船に乗り込み、、、、

いざ出発です。

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別府港を出ると、船は西ノ島を反時計回りに進み、、、

最初に見えてきたのが、星神島という小さな無人島です。(↓の写真)

船長さんによりますと、、、、

この島には池があり、決してソレを見てはいけないのだそうです。

いかなるタタリがあるのか判りません。。

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その星神島は、2体の妖怪に守られています。

右側が「ねずみ男」岩、中央が「ぬりかべ」岩、、、(↓の写真)

ココにも水木しげるの世界が広がっていたとは。。

よく判りませんか?

大らかな、そして寛容なココロで見てくださいね。

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このあたりは「東国賀海岸」と呼ばれる地帯です。

なんともオイシそうな岩、、、、

まさにチョコケーキですよ。(↓の写真)

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いたる所に、海食洞窟が存在します。(↓の写真)

いくつかの洞窟には、観光船が突入するとの事で、、

楽しみ楽しみ。。

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ここまでも、なかなか風光明媚な眺めでしたが、、、、

実は、東国賀海岸は、前座クラス。。

本格的なオタノシミは、主役の国賀海岸に入ってからなのだとか。

船は、いよいよソコに差し掛かってきました。(↓の写真)

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コレが、下から見上げた摩天崖。(↓の写真)

崖の高さは257mもあり、、、、

海食崖(かいしょくがい)としては、日本一の高低差なのだそうです。

テッペンまで見上げると、首が痛くなりますって。

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国賀海岸は、珍岩奇岩のオンパレード。(↓の写真)

さすが、東国賀海岸とは別格ですね。

観光船は、東国賀をパスしたショートカットコースも用意されています。

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延々と続く絶壁、、、、まさに隠岐の醍醐味ですね(↓の写真)

こんなにしちゃった日本海の荒波、、、たいしたモノですよ。

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いよいよ、最初の洞窟くぐり、、、、(↓の写真)

船長さん、操船がオジョーズですね。。

景色だけでなく、そのあたりのスリルも楽しめますよ。

ドキドキ。。

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洞窟の中からの眺め、、、、(↓の写真)

ああオソロシや。。

コーモリに生まれなくてよかったです。

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船が潜り込んでいたのは「乙姫御殿」という岩でした。(↓の写真)

確かに、御殿にみえますね。

緑色の屋根が、竜宮城らしからぬワビサビの世界です。

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国賀海岸と言えば、必ず紹介されるスポット「通天橋」がコレ。(↓の写真)

なかなかリッパです。絵になります。

ただしココは、船ではくぐれません。。

マチガイなく座礁します。

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これも、国賀海岸の写真のレギュラークラス「観音岩」。(↓の写真)

別名「ローソク岩」だそうです。

島後のローソク岩が有名ですが、コチラでもテッペンに夕日を灯した姿が楽しめるとの事です。

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二つ目の洞窟「滝見の岩屋」にチャレンジする船長さん。(↓の写真)

ムギワラ帽子の御仁が、そのヒトです。

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これは、案外とサクっと抜けました。

でも、、幅は狭いんですよ。(↓の写真)

船長さん、クルマの車庫入れも上手でしょう?

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そしていよいよ、、、、

船は、「明暗の岩窟(あけくれのいわや)」に突入!!(↓の写真)

洞窟の長さは200m、、、もちろん日本一です。

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オソロシく狭いです。(↓の写真)

最も狭いところでは、洞窟の壁と船の幅との差は3センチ。。

さすがの船長さんも、ゴリゴリと壁にブチ当たりながらの航行、、、、

船の屋外デッキにいた人々は、全て船室に移動させられました。

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洞窟はクネクネしていますので、途中で真っ暗になるんです。

振り返ってみた入り口からの光、、、、神秘的ですね。(↓の写真)

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やがて入り口も出口も見えない状態になり、、、(↓の写真)

あのぉ、、ワタクシ、どこで何をしているところでしたっけ、、、

そんな、意味不明なキモチになっちゃいました。

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で、出口が見えてきました! やったぁ!!(↓の写真)

暗黒の中、、船は激しく何度も切り返し、、、、

どうにか船首が出口に向きました。。

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外から見た出口がコチラ。(↓の写真)

なんだか出産された気分ですよ。。

ちなみに、、、

この明暗の岩窟は、ホンットにベタ凪の時しか入れないとの事でした。

そりゃそうでしょうね。ギリギリの操船でしたから。

波にチャプチャプ揺られちゃったら、転覆も必至でしょう。

公式サイトによれば、、、

ココを通過できるのは3日に1日程度の割合なのだとか。

イッパツでココを見られた強運に感謝するばかりです。

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船は国賀海岸を後にし、、、、

西ノ島を東西に分割する「船引運河」に入りました。(↓の写真)

これは大正時代に掘削されたそうです。

当時は、運河の脇の道を歩きながら、人力で船を引いたんですって。

後に少しずつ幅を広げられ、、、おかげさまで観光船も通れます。

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途中から、自然の入り江に入りました。(↓の写真)

古き良き、漁港の姿ですね。

船は隠岐シーサイドホテル鶴丸の桟橋に立ち寄り、、、

浦郷港に到着しました。

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この観光船、、なんと、この浦郷港が終点なのです。(↓の写真)

浦郷は、西ノ島町役場も置かれた島の中心集落ですが、、、、

本土や他の島々へ渡る船が発着する港があるのは、別府。

朝、観光船が出発した別府港がある集落ですね。

内政と外交を使い分けてる、、、なんて言ったらオオゲサでしょうか。

それにしても、乗り降りが違う港ってのは、ちょっと不便ですね。。。

両者の距離は、道のりで5キロほどありますし。

ちなみに、東国賀海岸をパスした短絡コースは、この浦郷港からの発着となります。

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とにかく、なかなか見ごたえのあるコースでした。

おおよそ2時間の航海で3300円、、、十分にアリだと思います。

(短絡コースは1時間半、2500円)

カミさんも大いに堪能できたらしく、、、

「もっとアピールすべし!」

などとノタマっておりました。

西ノ島に行かれたら、ぜひぜひお試しくださいな。


観光船詳細(隠岐観光株式会社 公式サイト)




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