ブラボー三宅島【6】三宅の海のオタノシミは・・・

三宅島でのマリンアクティビティーと言えば、、、
やっぱりダイビング! そしてドルフィンスイムでしょう。
イルカと一緒に泳ぐ、、、まあステキ!!
エッ? ドルフィンスイムは御蔵島ぢゃないかですって?
いえいえ、むしろ三宅島のほうが便利なんですよ。
確かにイルカがいるのは御蔵島沖でして、、、
ソコまでは小型船で移動する仕組みなんですけどね。。
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三宅島から御蔵島沖までは片道40分。。
ならば、やっぱり御蔵島から出発したほうが便利に思えましょう。
しかし、、、、
宿のキャパが小さく、イルカシーズンには壮絶な予約合戦が待っている御蔵島。。。
しかも、せっかく宿をゲットしても、東海汽船の欠航率がハンパではない御蔵島。。。
その場合、代替え手段は1日1便のヘリしかなく、、、帰るに帰れなくなる御蔵島。。。
ね、ね、ね、三宅島のほうが断然便利でしょう!!
ところが、、、、
結局、我が家はドルフィンスイムをする事は出来ませんでした。。
台風11号の影響で、うねりが高かった為です。
こうなったら、三宅も御蔵もございません。ぐすん。。。

↑の写真は、阿古地区・錆が浜近くにあるメガネ岩です。
溶岩流によって、海と隔離されてしまった入り江がありまして、、
かろうじて2つの溶岩トンネルで海とは繋がっていたんです。
その2つのトンネルをメガネに見立てて「メガネ岩」、、、判りやすい!
でも、後にトンネルの一つが崩落してしまい、、、、、、
今やアイパッチ岩とでも言ったほうが良さそうですね。
その岩にも、激しく波が打ちつけていました。(↓の写真)
コレを見てしまうと、、、ドルフィンスイムの中止を受け入れざるを得ません。。
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な、ならば海水浴を楽しもうぢゃないですか!
泊まった宿から一番近い海水浴場が錆が浜。(↓の写真)
阿古地区にあり、三宅島では最もポピュラーな海水浴場でもあるんです。
トイレやシャワーもあり、集落に近いので買い物も便利ってのもイイですね。
しかし、、、宿の主人曰く、、、
「この波だと、、、アソコはダメだろう」
さ、さいですね。。。止めときます。
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宿の主人に
「アソコならダイジョーブかも」
などと紹介されたのが、伊ヶ谷港脇の大船戸海水浴場。(↓の写真)
小さいながらも入江になっていて、ヨソがダメでもココなら泳げる事が多いそうです。
子連れには最適な場所でもあるそうですよ。
設備はトイレくらいながら、、、、
何と言っても、島内では唯一の砂浜の海水浴場ってのもイイでキよ。
ヨソのソレは砂利の浜ばかりですから。
ところが、、、、、
いざ出向いてみると、ココも遊泳禁止でした。。。
確かに、錆が浜に比べると波はオダヤカながら、、あくまでも比較のモンダイです。
シーズン中は全ての海水浴場にライフセイバーが配置されていまして、、、
いざ禁止になると、海に入る事を許してくれません。
各浜にはライフセイバーの詰所(ブルーシートなどの屋根だけ)が設けられていて、、、
(写真中央の、水色のヤツがソレ)
たとえ遊泳禁止でも、遊泳阻止と万一の救助に備えて彼らが詰めているんです。
ソコに掲げられていた各海水浴場の情報によれば、、、
遊泳可能なのは三池浜だけとの事でした。
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さっそく出向いてみたのが、島の反対側・三池港近くの三池浜。(↓の写真)
風向きが幸いしたのでしょうね。確かに人々が泳いでますよ!
砂浜に見えますが、実際は細かい砂利の浜ながら、、、、
海に入ってしまえば、ソレは関係ないですもんね。
困るとすれば、マナムスメが大好きな砂遊びが出来ない事くらいです。
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波は思いっきり静かに見えるものの、、、、
ウネリがキツく、海と陸との出入りがちょっとデンジャラス。。。
その為、遊泳可能な領域が極めて限定されていました。
海と(波と)タワムレるカミさん、長男坊、マナムスメ、、、とヨソの人ひとり。。(↓の写真)
黄色い浮きに乗っているのは、沖で待機しているライフセイバーのお兄さんです。
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この日は波が波ですから、波打ち際でもキッチリとライフセイバーがスタンバっていました。
(↓の写真)
後ろ姿のオネェサンがソレ。残念ながらハイレグではありません。
陸から海から監視され、なんだかVIPの海水浴みたいですね。。
お疲れ様です。

なかなか快適な海水浴でしたが、この浜の難点は、、、、
せっかくシャワーや脱衣場付きのトイレが設けられているのに、、、
ソコと浜とを結ぶ堤防越えの階段が崩落しているんです。
なので激しく大回りになり、遊泳場所からソコまでは片道5分は歩きましょうか。。
また、火山ガスの高濃度区域に指定されている為、その濃度によっては立ち入りが禁止されます。
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島の南部・坪田地区にはオオシロい海水浴場がありました。
その名も長太郎池。(↓の写真)
ホントの池では無く、、、
溶岩の岩礁が海を四角く囲んだ部分があり、天然の海水プール風になっているんです。
小魚も出入りしますから、オサカナの観察にも最適ですよ。
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しかし、、、やっぱりダメでした。この日は。。。
まさに東映映画の冒頭の波のシーン。。
到着するや否や、ライフセイバーが遊泳禁止を告げに来ましたが、、、
泳いでヨシと言われたっれ、これでは固く辞退いたしますって。。
ココはトイレもアリです。
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泳げないのならば、観て楽しもう!
と言う事になりまして、、、、
島の東端、サタドー岬に出向いてみました。(↓の写真)
同宿のキャプテン(島にヨットで来ているんです!)から
「ココで海亀を見た」と聞き、、、、
我が家もソレを拝もうという作戦です。
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灯台の先から溶岩の岩肌を下り、海っぺりの崖の上から眺めると、、、
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おおっ! いますよ、いますって、カメが!
海面をよぉぉぉく見ると、、、
まずは、丸い岩礁のようなモノが移動しているのが判るんです。
ソレから目を離さずにいると、時々ヒョコっとアタマだけ海面から出すんですよ。
カメは肺呼吸ですから、そうやって空気を吸わねばならないですもんね。
(ちなみに、、、長男坊は、カメは両生類だと思っていました。アフォです)
アッチでヒョコ、コッチでヒョコ、、、まるでモグラ叩きゲームのごとく顔を出すカメ。。
なかなか可愛らしいモノですって。
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島の南西端、富賀浜海岸にも立ち寄ってみました。(↓の写真)
ここはダイビングポイントとの事ですが、、、、
この日の波ではモチロン泳げません。
でもダイジョーブ! 
波に削られて剥き出しになった地層観察を楽しむ場所でもあるんです。
この地層は、、、幾度もの噴火の繰り返しの歴史でもあり、、、
見る人が見れば、これは激しく興味を惹かれるのかもしれません。
でも、、、ワタクシごときには「へぇ、、そうなんだ」以上の感想はありませんでした。
やっぱりアフォなんです。長男坊ほどではありませんが。
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次は、島の北東端の伊豆岬。(↓の写真)
ココも、地層観察が出来るそうです。
ワタクシごときには、、、、、、ですが。
このあたりは伊豆という地区でして、、、
まるで伊豆諸島を代表するようなネーミングなんです。
はたして、その名の由来は何なのでしょうかね。
ちなみに、伊豆地方の名前の由来は
・アイヌ語のエトゥ(鼻、くちばし、岬)
・湯出(ゆいず)、、湯がいずる(出る)場所
などなどの説があるそうです。
ココの伊豆は、温泉は出ません。。
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島の北端・大久保浜にあったのが、赤じゃり公園です。(↓の写真)
浜を見下ろす高台にあり、ビューポイントとしてはステキですね。
公園の名前の由来は、、、、
この界隈に積もったスコリア(穴がブツブツあいた火山岩)が赤色で、、、
ソレが砕けて、そのまんま赤じゃりの浜になっているからなんですって。
しかし、我が家の二人たちにとっては、、、、
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その地学的な云われや風景よりも、、、、
ココにあった、船の遊具(実物)でタイタニックごっこをしたり、、、
イルカ(つくりもの)でサーフィンごっこをしたり、、、
それらのほうが楽しくて仕方なかった模様です。。。
ま、まあ、イイでしょう。コドモなんて、そんなモノですから。
おっきいほうは、交通費も宿泊費もオトナと同じなんですけどね。。。
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と言う訳で、、、、
我が家の海遊びは、たった1度、しかも1時間程度の海水浴だけで終わってしまいました。
台風には勝てません。
でも、それなりには楽しめたのでヨシとしましょうよ。
今度こそ、ドルフィンスイムを楽しむぞぉ!!!
ちなみに、、、
宿の主人によりますと、、、、
「ドルフィンスイムは、三宅島が元祖だ!」
との事でした。
もともとソレは三宅島がメインで始めたものの、、、、
2000年から5年近く続いた全島避難の間に、御蔵島がドルフィンスイムを充実させてしまったのだとか。
いざ避難から戻ってみると、御蔵島ルールが定着してしまい、、
三宅島側からの立ち入りを制限されるなど、エラい事になったと言っていました。
御蔵島からのツアーのオコボレが三宅島に来る。。
そんな風潮になってしまったのが残念でならないんですって。
このあたり、御蔵島側の言い分も聞いてみたいところです。

↓の写真は、宿のベランダから見た夕日と神津島です。
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Tracked: 2018-11-30 06:05

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