今年も、クリスマスの電飾でギラギラになりました。
これが客寄せになるようなタイプの店ではありませんですから、
殆ど店主の趣味なんでしょうね。。。
見ているだけで楽しげなので、アリガタい事ですが。。
コドモ達のオアシスとでも言うべき駄菓子屋、、、、、、
もちろん、コドモの頃はワタクシも通いましたですとも。
怪しげなチューブのジュースやら、舌の色が変わっちゃいそうなフ菓子やら、、、、、
インチキくさいスピードくじなども定番でしたね。
ただ、残念な事に、、、
ワタクシの生まれ育った世田谷区の駄菓子屋さんには、店先で作る「もんじゃ」は皆無でした。。。
食文化の違いなんでしょうね。フツーに店を構えたもんじゃ屋さんすらありませんでしたもの。
今では関係当局の指導の影響なのか、コチラ下町の駄菓子屋さんでもソレを見る事は出来ませんが。。
ワタクシが通った駄菓子屋は、下高井戸の「じじばば」という店でした。
もちろん正式名称ではありません。
でも、、、コドモ達のあいだで、そのように語り継がれていたんです。
ホントの店名があるのか無いのか、、、ソレを示す看板はありませんでした。
実際には「ジジ」は存在していなく、、、「ババ」だけの店だったんですけどね。
店のオバチャンもソレは知っていて、
「なんでウチがジジババなんだろうね。イヤんなっちゃう。。」
などとこぼしていましたが、、、それでもキッチリと「じじばば」として激しく定着していたんです。
軒を連ねた隣りに、これまた店名の無い小さな果物屋さんがありまして、、、
ソチラはオヂサン一人で営んでいましたから、もしかしたらセットで「じじばば」と呼ばれてしまったのかもしれません。
その果物屋さん、、商売が成り立っているとは思えないほどにヒマそうな店ながら、、、
黒くなったバナナと並んで、なぜかヤシの実などを売っていて、、、、
ソレをコドモ達で面白がったりしましたね。
「黒い、黒い、黒いバナナを高い、高い、高い値段で売りつける」
「腐った腐った腐ったスイカをヤシのヤシのヤシの実だと言って売りつける」
などと、誰が作ったのかレインボーマンの替え歌でオチョクったんです。
「アイツの名前わああ、ジジィババァの隣りぃぃぃ」
そんなサビの部分が懐かしい限りです。。
ワタクシがオトナになった後、、、、
たまたま実家に戻った際に下高井戸の阿波踊りと遭遇したんです。
商店街の店の軒上には、それぞれの店名が書かれた提灯が掲げられていまして、、、
なんと「じじばば」のソレには、キッチリと「じじばば」と書かれていたんです！！
おおっ！！ いつのまにか正式な店名になってる！！
などと激しくコーフンしましたっけ。。
じじばばとヤシの実の果物屋・・・・・
どちらの店も、今や跡形もありません。。
いつ頃まで営業していたのか、、、あのオバチャンがどうなったのか、、
それも判りません。。。
下高井戸商店街はソコソコな規模がありましたから、同級生には店の子供達もけっこういました。
文房具屋、本屋、金物屋、肉屋、パン屋、時計屋、電気屋・・・・・
代替わりした店もあるものの、多くの店は姿を消してしまい、、、、
今や、懐かしがるべき対象すら消滅しつつある現状です。
ああ寂しい。。。。
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