志摩諸島の最高峰、大山。標高236m。
まあ、東京タワーよりも低い山ではありますが、、、
せっかく菅島に上陸したんですから、足跡を残そうぢゃないですか。
海抜ゼロメートルから登りますので、ソコソコに手ごたえがあるかも知れませんですし。
気になると言えば、、、、、
あまり登山者はいないらしく、、、ジャングル化していなければイイのですが。。
宿の壁に貼ってあった観光地図のコースタイムによりますと、、、、
港から登山口までは舗装道路を20分ほど歩く事になっています。
出発地点は宿からですから、実際には15分ほどでしょうか。
道端のマダラチョウなどを眺めつつ、足慣らしのオサンポ気分ですね。
と思ったら、、、、、
この舗装路が案外と急坂で、しかも延々とクネクネ続くんです。
登山口の目印の配水タンクが、なかなか見えてきません。。。。
マナムスメがダレ始めた頃、、、やっとソコに到着しました。
ここまで30分もかかりましたよ。。
いきなり大休止です。
配水タンクから10メートルほど先に、登山口の看板がありました。
そこからは、いよいよ山道。。
次のチェックポイントの自衛隊慰霊碑まで、15分ほど急な登りが続くとの事です。
やや荒れた急勾配の道ではありますが、、心配していたジャングル化はありませんでした。
ただし、、、、、やたらめったらクモの巣だらけで、、、
先頭を歩くオトォチャンのドタマはクモの糸だらけですよ。。
いきなり、オソロシいほどに眺望が開けました。
島の西側にある、採石場のテッペンに立った訳ですね。
ココで掘られる石は、新幹線の線路の下に敷き詰められるそうですけれど、、、
まるで西部劇にでも出てきそうな不毛な崖・・・・・あたり一面がソレですよ。
なんともシュールな光景です。。
↓は、お隣の坂手島から眺めた、菅島の採石場の光景。。
まさに、山が全面的に崩れているようにも見えるんです。
これは、負の遺産として残るんでしょうね。
さて、、、
砕石場のテッペンからは、荒れた林道のような道を横移動し、、、
ほどなく、自衛隊の慰霊碑(第1慰霊塔)に到着しました。
1983年、自衛隊のC-1輸送機が菅島に墜落し、この大山の山腹に激突したのだそうです。
墜落したのは2機で、慰霊碑は2つあります。
さらに林道を横移動し、、、、
山頂への直登ポイントに着きました。
ココからは、急坂をイッキに登って山頂を目指す事になります。
林道を直進して山頂をパスする事も出来ますが、せっかくですから登りましょう。
15分ほどで、テッペンにたどり着けるとの事ですから。
これがまた、、、ヒドい道でした。。
いえいえ、道自体は急なだけで何て事ないんですよ。
あまり人が歩いていないのか、ヤブが厳しく、、、、しかも、イバラのようなトゲトゲのソレ!!
さらにさらに、オナジミのクモの巣のオマケつき。。。
うげげげげげげ。。。
で、ほどなく山頂に到着してみれば・・・・
思わず大笑いしてしまう程に眺望がありません。。。
まさに、樹林帯の中のヒミツ基地状態でした。
山頂である証はコレ。手作り風のカンバンです。
おっと、三角点を示す柱石もありましたよ。
ここまで何も見えない山頂、、、、
利島の宮塚山もそうでしたが、それ以上ですね。
とにかく!!! テッペンは制覇しました!!
二人たち、、、お疲れ様です。
登ってきた直登ルートとは別の、稜線上を進む道を下山路として選んだら、、、、
これがまた、ヒドいトゲトゲのヤブコギ&クモの巣!!
うげげげげげげのげ。。。
時折、視界が開けるところもあり、そういう場所では快適なハイキングなんですけどね。
そうそう!
この島はイノシシが出るそうです。
泊まった民宿のオカミによりますと、、、
「以前、隣りの島でイノシシの一斉駆除を行ったら、コッチに逃げてきた」
との事です。
どうやって来たのかと思ったら、なんと自力で海を渡るのだそうです。
「イノシシが泳いでいるのは、しょっちゅう漁師さんが見ている」
なんですって。。。
確かに、山の中の畑は、防護ネットだらけでしたっけ。。
それらしきフンもアチコチで見かけましたし。。
クマよりはマシでしょうけれど、イノシシだって相当に手ごわいそうですよ。
ぜひぜひ、お気を付けくださいな。。。
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