東京での日常生活にアガくワタクシと長男坊を尻目に、、、
八重山を旅するカミさんとマナムスメ。。。
この日は、波照間島を後にして西表島への移動を開始するとの事です。
昼過ぎの高速船で西表島の大原港に渡るそうですが、、、
ちょ、ちょっと待ちなさい!
波照間から西表島への直行便なんてありましたっけ??
いつのまに就航したのか、、あるそうです。
石垣・波照間間は1日3往復の高速船が運航していますが、第2便が行きも帰りも西表島の大原に立ち寄るんですって。
なるほど、ソレは便利ですね。
だって西表島の真横を通過する航路ですから、ソコで降りられれば、実質、石垣・西表間の往復分の時間が節約できましょう。
もっとも、2つの島を行き来する客がどれだけいるのかは判りませんが。。
ちなみに、運行会社(安栄観光)の時刻表を見ると、西表への立ち寄りは「不定期」とありますが、、、、
現地からのカミさんの報告によれば、「乗降りを希望する客が、事前に申し出れば立ち寄る」仕組みとの事です。
第2便は13時の出航なので、午前中は島内観光の続き、、、かと思ったら、、、
あいにく朝から雨だそうです。。。
宿でオベンキョーをして過ごすマナムスメ。4月からは小学生になりますもの。
おや? お勉強に飽きたのでしょうか、またまたナゾの三角点?
ううむ、もしかしたらソコはコート盛のテッペンですか?
コート盛りとは高さ数メートルの石積みの灯火台で、一番上の写真がソレです。
ところが、、、、不測の事態が発生した模様です。。
石垣島行の第1便は出航したものの、、、乗るべき第2便、さらに第3便までも欠航が決定!!
波が高いのが理由だそうで、、窮地に追い込まれた我らが母娘。。。どうするのですか?
結論は・・・・
高速船の他に、2~3日に1便だけ石垣島に向かうフェリーがあり、たまたまこの日はソレの運航日。
そのフェリーで石垣島に向かい、西表島行き高速船に乗り継ぐ作戦に変更したのだとか。
ただし、西表島行き最終便への乗り換え時間は10分しかなく、、、
フェリーと高速船は乗り場が離れている為、乗換は極めてムツカシいそうです。
いずれにしても、クモの糸のようなフェリーへフ乗船を控え、、、、
ヒルメシを食べてスタンバるマナムスメ。
ややや、テルテルボウズまで作ったのでキね。ああ可愛い。
でも、ソレは波にも効くのかしらん。。
フェリーなら波にも強いでしょう。乗ってしまえばダイジョーブ!
などと思ったら、、、、それがとんでもない希望的な予測に過ぎなかったんですね。
なんたって、その正体は小さな貨物船。。
フェリーと言ってもクルマは6台しか積めず、乗客定員も高速船の半分にも満たない40人足らず。。
予約は受け付けないので、早くから港に行って順番待ちをしなければ積み残される可能性がデカいとの事です。
しかし乗船に関しては、、、魚心・水心の世界で、、、
泊まった宿のヂイヂが手を回してくれて、受け付けないハズの予約を入れてくれたそうです。
小さな島ですから、そういうコミュニュケーションが存在するのでしょう。
とにかく乗船できて一安心したからか、ソッコーで眠りにつくマナムスメ。
そうそう、ソレがイイですよ。高速船が欠航する海への出航なんですから。
まあ、フェリーならば揺れ具合だってダイジョーブでしょうけれど。
ところが・・・・・・
出航してまもなく、恐るべきアナウンスがあったそうです。
船内放送ではなく、係員が直々に客室にやってきて、肉声で宣告されたのは
「揺れると思いますが必ず袋に吐いてください。そこらへんに吐くと次々伝染して地獄になりますから」
(カミさんからのメールの原文ママ)
なんちゅうオドシでしょうか!
でも、単なるオドシではなかった模様です。。
木の葉のようにモンドリうつフェリー、、、チンチクリンですからね。。
乗船客は、たまらず次々とトイレに向かい、、、、、
揺れが激しいものですから、アッチにフラフラ、コッチにフラフラと、まるでソンビの行進の様相。。
マナムスメも例外ではなく、、、キモチ悪くなってうんと苦しがったそうです。
ゲェゲェやりながら、エチケット袋を抱きしめてグッタリするマナムスメ。。
カワイそうで仕方がありません。
ああ、修羅場のような地獄の2時間半の航海、、、はやく石垣島に着いてやってくれい!
西表島に沿うような位置までたどり着けば波も収まり、、、、、
どうにか、石垣島に再上陸。お疲れ様でした。
西表島への最終便には間に合わなかったそうで、上陸のヨロコビはさておき、宿を探さねばなりませんね。
この日は、西表島の宿を予約していたハズですから。。
素泊まり3000円の民宿をゲットし、、、路頭に迷わずには済んだ模様です。
マナムスメは「おなかすいたぁ!」を連発。。
すっかりと船酔いから立ち直ったのですね。。
かつて八丈島から青ヶ島に向かった際も、漁船のオヤダマ級の定期船・還住丸が激しく揺れまして、、、
長男坊はアルティメット級のゲロゲロ状態になった事がありました。
マナムスメが生まれる前の話です。
その時、上陸した途端にケロっとし、「オナカすいた」を連発した長男坊。。
青ヶ島の民宿のオヂサン曰く
「コドモは吐いちまえばケロっとするもんだ」
まさに、その通りなのですね。
さらに、オヂサンの格言(?)によりますと、、
「船酔いで死んだヤツはいないからダイジョブだ」
さ、さいですか。ああ頼もしい。。。
居酒屋でバンメシを喰らうマナムスメ。。
明日も、朝から船に乗るんですよ!! 今度は揺れないとイイね。
留守番旅行記・八重山【4】に続く
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